【第10話】「結果が出せなくての前に“結果とは何か”を考える」
ママが考えている「新しい企画」は、結局 神楽坂商店街のマップに参加する事でした。
新しくはないけど地図は毎年、少しづつ変わってるし
商店街の寄付にもつながるからリリーとしては大賛成。
しかし、私がいるのに猫グッズを考えないママって。。
ママ:「おっ綾子さん、久しぶりじゃない。資格の勉強は落ち着いたのかい？」
綾子:「いや、試験はまだ先なんだけど、その試験を受ける前の予備試験って言うのがあってね。仕事も忙しいし、婚活の結果は出せないし、もうやめようかな、婚活」
ママ:「確かに試験は結果が出るけど、婚活は結婚がゴールじゃないからねぇ」
綾子:「そう、ママもそう思うでしょ！
いくら頑張ってお見合い申し込んでも私がいいと思う男性からは断られ、
そうでもない男性からは申し込まれ。。。。
なんか疲れちゃった」
でたでた＝＝！いつもの綾子さんの「婚活やめようか」愚痴。
ママも対応にはもう慣れっこなのね。
ママ：「確かに婚活は疲れるわ」
綾子：「こんだけ頑張っても結果が出ないというのはもう続けても意味がないんじゃないかなって」
ママ：「結果ね、 ところで綾子さんの「婚活の結果」ってなんなのよ？」
綾子：「ええっ、、あらためて言われると。。（しどろもどろ）」
babaカフェの目標「新しい企画」は「神楽坂の地図に協賛する」で解決。
ママはきちんと結果だしましたよ～♪
ママ：「資格試験は合格か不合格かが結果だし、
仕事はノルマや業績みたいなものを目標とするんだろ。
そしたら綾子さんの「婚活の結果」がなんなのかってことよ。」
綾子：「やだ、考えた事なかった！
“結婚”、、、、いやそれはゴールじゃないって言われたし、
“イケメンをダンナ”に？いやいや、もう大人だからそれはないし、、、
“不安の解消” う～ん、それは自分の問題だもんなぁ。。。」
よく考えてみたら「結果を出す」って妙な言葉。
数字に表れるものでしか判断出来ないんじゃないのかな？
ママ：「結婚が結果でもいいんだよ。
そしたら1年先の結婚式場を予約して必死に相手を見つける。
式場は高いキャンセル料あるから必死になるじゃない。
でも「結婚」という結果は確実に出せるわけよ。」
綾子：「結婚式場を予約する？？？ムリムリ無理～～～。」
ママ：「結果出したいんだろ？」
なるほど！ 結果＝わかりやすく見える化するって事ね。
ママもなかなか鋭いわ～。
綾子：「ママ、わたしわかってきた。
“結果出せない”っていうのを理由に婚活を休みたかったんだわ。」
ママ：「そこが解っただけでも進歩したね！
あとは綾子さん“優先順位”それも大事だから
次回はそこも考えた方がいいわ」
会社の仕事はテキパキとこなせる綾子さんなのに、婚活となると方向を見誤ってしまう。
そう考えると仕事と同じやり方じゃ婚活はうまくいかないのかもと思うリリーでした。
「結果が出せなくての前に“結果とは何か”を考える」
ｂｙリリー
次号につづく
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