3曲だけじゃ収まらない
3曲を熱く語るというお題、ずっと気になっていたが、なんとか絞ってみた。
すんません、また、ビリー・ジョエルです。なんとかの一つ覚え的な。
長男が晩御飯後に夫の部屋で過ごす時、私の見守り担当時間になると、YouTubeをテレビモニターにつないで、ビリージョエルやホール&オーツなどなどの80年代のアメリカンミュージックを見ている。
長男が好きな定番曲が終わるとあとからあとから、「えっ、これが聞けるの?」というビデオが流れて来て、つい前のめりで聞いている。
先日は「Scenes from an Italian Restaurant(イタリアンレストランで)」(The Stranger 1977)が。
これはビリーのアルバム「ストレンジャー」に収録されていた。
私はそのころ高校生だったが、大学に入ってからもずっとこのアルバムは聞いていた。
60~70年代くらいのアメリカのドラマの一場面のような曲だ(あんまり見たことないけど)。
しかもこちらのアニメ―ションはごく最近、作られたらしく、メイキング映像もあった。
へー、もう40年以上も前の曲がまたアニメとともに聞かれているのか、と驚いて、新鮮なような懐かしいような、不思議な気持ちで聞いた。
アニメーションのなかのビデオ画面に、ビリーのいろんな時代が映し出される。ごく最近の、おじいちゃんビリーも出て来て、とても面白い、贅沢な出来上がりだなーと思う。
さらにYouTubeサーフィンをしていると、大好きな曲で、ビッグバンドテイストのライブ映像がアップされていた。
「Big Man on Mulberry Street」(The Bridge 1986)
かっこいい!みんな楽しそう!
気持ちいいんだろうなぁ。
私はこの頃は、長男次男ともに幼く、末っ子の娘はまだどこにも存在していなかった。
やがて娘は高校~大学と、ビッグバンドでドラムをたたくことになり、私も少しだがジャズを聞くのに慣れたかも?と思う。そんな耳で聞くと、この曲はほんとにもー、じっと聞いてなんかいられなくなる。うーん、クールとは違うな、なんだろう。ファンキーとか?よくはわかりませんが(笑)、ジャズを聞いたことなかった頃よりももっと楽しめる。
とにかく、気分いい。音楽っていいな、ビリーに出会えてよかったと幸せになる曲。
「The River of Dreams」(River of Dreams 1993)
ビリーはこのアルバムの頃は再婚して、娘も生まれ、幸せな時期だったのかもしれない。
アルバムジャケットは、妻が描いたイラストだ(サムネイルの絵です)。
このビデオにも、絵を描く姿がちらっと登場している。
真夜中になると
僕は眠ったまま歩き回る
真実の砂漠を渡り
深い深い川へと
僕らの終点は大きな海
僕らの始まりは小さなせせらぎ
そうして、僕らはみんな
夢の川に運ばれていくのだ
夜の静寂の中を
(対訳 山本安見)
一方、現実的なトラブルにも悩まされ、深く思い沈むことも多かった。
ビリーの歌詞はとてもごきげんなものもあれば、哲学的な詞や、
短編小説のようなものもあり、その色彩の豊かさも楽しめる。
私は歌を聞く時、あまり歌詞がわからないくらいが好きかも知れない。
邦楽は、言葉の意味のほうがガンガン入ってくるので、詞に違和感があると、曲を楽しめなくなることがある。(そういう意味で、演歌は苦手だな~と思う)
洋楽は、さいわいにも?歌詞の意味がぼんやりとしかわからない。
だから曲を楽しむことがラクにできる。
ビリーの曲は、ぼんやりながらもわかる英単語の並びが
なんか魅力的というか、わかった気にさせられる。
発音もハッキリしていて、スペルが想像できる。
韻を踏む歌詞も多くて、面白い。
だから一緒に歌うのも好きだ。
今回3曲選んでみたが、まだまだ選びだせばキリがない。
私がずっと続いている趣味といえば、ビリー・ジョエルを聞くことだけかもしれない。
また今後もいくつかの大好きな曲を選んで、ご紹介したいなと思います。
読んでいただいてありがとうございました💛
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