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【トピックスレポート:第2回】Platoon for Artistsとは?

こんにちは!B.O.Mの竹内です。

B.O.M(ボム)は音楽ストリーミングサービスの楽曲URLなどを一つのリンクで管理・分析できるサービスです。

B.O.Mのnoteでは、今後月に2本程度音楽やマーケティングについてのトピックスをご紹介していきます。

第二回は「Platoon for Artists」についてです。

Platoon for Artists

Platoon for Artistsは今年の8月24日よりAppleがローンチした、Apple Music上でのクリエイター向けのアプリです。
現時点ではiTune Storeからダウンロードすることはできず、invitation(招待)形式のみで一部ユーザーのみが利用できるようになっています。

What is Platoon?

Platoon for Artistsは、Appleが2018年に買収したロンドンのスタートアップが原型となっています。

Platoonではもともと、アーティスト、クリエーター、プロデューサー向けの出版や、詳細な分析を用いたターゲットマーケティング、テクノロジーを駆使したA&R業務などを行っていました。

なかでもアメリカ、イギリスを中心に新人アーティストのレーベル業務には力を入れており、Jorja SmithやBillie Eilishなど現在メジャーレーベルで活躍するアーティストを早い段階から発掘し、提携を結んでいたこともあります。

現在のPlatoon のファウンダーであるDenzyl Feigelson氏はAppleに15年以上務めるなかでライブイベントなどの業務に関わり、また、AWAL(Artist Without A Label)というインディペンデントなアーティストをサポートするレーベルの立ち上げも行いました。

Platoonで何ができるようになるのか?

Platoonのコンセプトは次の通りです。
”アーティストのキャリアをマネジメントするのは簡単ではない。platoon for artistではコンテンツ、ストリーミング、収益の管理を一括で行える”
この言葉の通り、Platoonの機能はこれまでにない多方面からのコントロールを可能にするものです。

主なコンテンツは次の三つです。

  1. プリリリースなどのプロモーション向けコンテンツの作成とシェア

  2. プラットフォーム別のファンデータやアナリシス

  3. カタログを一括管理した月ごとの収入を表示

こうしたコンテンツはアーティストやそのチームにとってこれまでにないプロモーションや活動の選択肢を提供するものになるでしょう。

おわりに

SNSでのバズから有名になるという事例が増えていることで、大きなレーベルに所属する重要性は有名になる上では必ずしも無くてはならないものではなくなってきています。
そうしたなかで、インディペンデントなアーティストの増加は日に日に無視できない規模のものになってきています。
アプリで一括管理できるシステムにより、そうしたアーティスト達の可能性はより広がっていくでしょう。

今後もB.O.Mのnoteでは、本件のような音楽・マーケティング業界におけるトピックスについての発信を行っていく予定ですので、ぜひフォローしていただけますと幸いです!
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最後までお読みいただきありがとうございました。

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