データだけから見る信州ブレイブウォリアーズ @ 20-21シーズンオフ
Bリーグ私的データベースの管理人です。
試合はほとんど見れていませんが、データだけからチームを分析してみます。
今回は信州ブレイブウォリアーズ編です。
一応値段を設定していますが、全編無料です。
■順位
西地区7位でした。とはいっても6-8位は大接戦です。
18-19,19-20と2期連続でB2総合力1位、満を持してのB1挑戦でこの順位は一先ず満足という感じではないでしょうか。
B1のレベルを体感し、来年度は真ん中より上を目指していきたいところです。
■チームスタッツ
強力なディフェンスが武器であることが一目でわかります。リバウンドも制しており、守備に隙はありません。
課題がオフェンスであることも非常に明確です。昨年B2でも攻撃力は4位であっため、継続的な課題と言えそうです。
ブレイブウォリアーズは、実は圧倒的に3Pに特化したチームです。3P試投数リーグ1位ですが、2P試投数はリーグ最下位、それもぶっちぎりの最下位です(1位 平均45本, 19位 平均36本、信州は20位 28.4本)。
そんな戦術で3P 32%では、攻撃力が低いのは当然です。
3P戦術の継続か、修整か。ブレイブウォリアーズに問われているのはその部分になります。
■選手
・#8 西山達哉
チームの司令塔。平均11点を取りながら、4.3アシスト(リーグ13位)は素晴らしい。
オフェンスが弱いブレイブウォリアーズにおいて、オフェンスに貢献できる貴重な選手です。
まだまだチームを引っ張ってもらわないと困るものの、30も半ばに向かってどこまで能力を維持できるか。
・#31 三ツ井利也
チーム5年目の若きSF.
レーティングから見たチームへの貢献は素晴らしく、攻守にわたり活躍しています。
しかしスタッツを見てもその貢献が分からない不思議な選手でもあります。
3Pの調子も悪く27.8%。2P 74%は半端ない数字ですが、アテンプトが僅か0.6。何でこんなにチームに貢献できてるんだろう?
是非ブースターに教えを請いたい選手です。
・#19 大崎裕太
大崎選手はチーム3年目の若きSG。比較的スタメンでよく出場しました。
彼もレーティングで見ると貢献が非常に大きいです。特に攻撃面で優秀です。
しかしスタッツで見るとこれまたよく分らない。3Pは絶不調の27%。他に目立った数字もありません。
ブレイブウォリアーズ、かなり謎多きチームです。
・その他の選手
#55 アンソニー・マクヘンリー
4年目の中心外国人。レーティングから見た貢献が低いのは、代替外国人も同程度の働きをしたからでしょう。
3Pは絶不調。アシスト5.0(8位)・ブロック1.1(5位)・スティール1.3(10位)などの数字は非常に優秀です。
段々と年も重ねてきて、今後の起用法が悩ましい選手です。
・#24 ジョシュ・ホーキンソン
FE名古屋から移籍してきた選手。ベンチからの出場がメインでしたがチームに貢献しました。
3P 38.5%はブレイブウォリアーズの戦略上非常にありがたい数字です。
外国人ですがまだ若い選手なので、このままチームへフィットすることを期待したいです。
・#50 ウェイン・マーシャル
チーム3年目の外国人選手で、マクヘンリー選手とともにB2時代を支えました。
3P 36%、2P 60%は立派な数字です。
ただ違いが作れる選手とまでは言えず、30半ばなので今後に悩む選手でもあります。
■来期に向けて
今年は3Pが不調の選手が多すぎました。しかしこれが単なる不調なのか、B1レベルのディフェンスによるものなのかは分かりません。
ディフェンスは通用しているので3Pの確率回復を期待して戦術このまま、というのも一手です。HCと複数年契約を結んだと発表がありましたので、この線が濃厚ではないかと考えます。
外国籍選手は悩ましいところです。3者とも能力にそれほど差はないように思えますし、それはB1レベルで違いを作れるものではありません。ホーキンソン選手は若いため良いですが、他2者は年齢も気になります。でもB2時代に苦楽を共にした貢献者でもあるでしょう。マネジメントとは非常に難しいものです。
ブレイブウォリアーズの決断に注目したいです。
自由交渉リストが公示されています。
小野選手、増子選手、武井選手が自由交渉リスト入りしています。
(5/26 追記)
山本選手のリスト入りが発表されました。
(6/3 追記)
マクヘンリー選手、マーシャル選手、三ツ井選手、栗原選手、西山選手、ヤン選手が継続となりました。
外国人は継続方針ですね。来期も降格はないそうなので、功労者とともに歩んでいくのも一つの選択です。
若い主力選手とも継続できたので、ゆっくり強くなっていきましょう。
(6/6追記)
レイクスターズから前田選手を獲得しました。
(6/8追記)
グラウジーズから岡田選手を獲得しました。若手!
(6/9追記)
シーホースから熊谷選手を獲得しました。
(6/10追記)
大崎選手は継続です。
(6/12追記)
ホーキンソン選手は継続です。よい選択だと思います。
(6/29追記)
小野選手はグラウジーズへ移籍です。
佐藤選手は引退です。
山本選手はヴェルカへ移籍です。
井上選手は継続です。
来期主力予想(敬称略)
PG : 西山 / 熊谷
SG : 大崎 / 岡田
SF : 三ツ井 / 前田
PF : マクヘンリー / ホーキンソン
C : マージャル
フランチャイズの外国人・ベテラン・若手に他チームで経験を積んだ若手が加わり、ブースターからしたら非常に楽しみなチームではないでしょうか。
すぐに勝つのは難しいですが、期待の若手達(岡田選手、前田選手、大崎選手、三ツ井選手)の活躍によってはいいところまで行けそうです。
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