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HSBCの銀行口座開設はもう時代遅れ

香港のHSBCとは?

海外銀行口座開設でアジアの中でもっともメジャーなのは

おそらく香港のHSBCではないでしょうか?

HSBCは Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limitedの略で

イギリスの金融グループHSBCホールディングス傘下の銀行です。

香港に本店を置き、香港ドル発券銀行の一つにもなっています。

香港植民地の法律が設立根拠となっていますが、1997年の香港のイギリスから

中国への返還、移譲に伴う1993年の香港金融管理局成立以前は

香港において中央銀行が行うべき役割も果たしてきた銀行です。

※HSBCのHP

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もはや時代遅れになった香港のHSBC

かつての香港のHSBCと言えば、イギリスの植民地時代から引き継がれた伝統的な

オフショア銀行としての魅力がありました。

【郵送で口座開設もできましたし】

【税金番号は不要】

【海外送金も送金制限などなく原則自由】

でした。

それがどうなったか?

【郵送で口座開設もできなくなり】

【税金番号が必須】

【海外送金は1日あたり最高100万香港ドルをインターネットバンキングで、香港国内海外問わず送金しようとする場合、送金先口座を登録と送金限度額の設定を引き上げなくてはいけません】

と、なりました。

つまり、オフショアとしての自由な銀行ではなく

ごくごく普通の銀行に成り下がってしまった!と言うことです。

香港は独立した国ではない!

香港は香港と言う独立した国なのか?

それとも香港は中国の中にある1都市にすぎないのか?

と言うことを考えた場合、その答えは

『香港は中国の中にある1都市にすぎなく、独立した国ではない』

と言うのが正しいと思います。

ここ10年で香港は本当に変わってしまいました。

中国政府の影響力が年々強まっており、昔の香港の自由を知る

香港市民は、それが我慢できないわけです。

なので、デモが起きるわけです。

そして、それは銀行の制度にも影響しています。

香港のHSBCが変わってしまったのは

間違いなく、中国の色が強まったからです。

まとめ

もし『中国と言う国を信用している』と言うことであれば

香港のHSBCで口座開設をするのは『あり』です。

しかし『中国は信用できない』と言う考えがあるのであれば

香港のHSBCで口座開設をするのは『なし』です。

私達の考えは後者、つまり『なし』です。

中国と言う国を全く信用していません。

これは、中国国民も香港市民も同じですが。

中国は香港の自由を無視して、ここ10年どんどん制度を変えてきました。

それが今の香港のHSBCになっているのです。

その変化を見てきた私達は、中国は信用していないですし

この先10年、その制度はもっと悪い方向に変わると見ています。

実際に香港はCRS(共通報告基準)の制度の中にあり、銀行口座の情報は各国で共有されています。それのどこがオフショア銀行なのか?

もう、そんなのはオフショア銀行ではないですし、中国の監視下の銀行口座は怖くて持とうとも思いません。

中国人が『政府は信用できない』と言い、お金を子供達のためにと外へ外へ逃がそうとしているのに、なぜ香港にお金を入れるのか?

それは香港は中国ではないと考えているからなのか?

だとしたら、その考えはとても危険だと思っています。