見出し画像

日本とは大きく異なるエジプトの休日〜金曜日はお休み?〜

こんにちは。
Georgia Asset Management
(ジョージア アセット マネジメント)
不動産チームです。

エジプトは毎週金曜日はお休み!

日本では平日に休暇を取る職種の方を除いて
一般的に休日といえば土日です。

そして、月曜日から仕事や学校が始まります。
つまり、月曜日が一週間の始まりの日です。

しかし、エジプトは違います。
エジプトでは休日という言葉が指すのは
金曜日のことなんです。

金土休みが一般的な休日で
行政機関や銀行もお休みになります。

金曜日は特別な日で午後に集団礼拝があります。
イスラム教徒が大半を占めるエジプトでは、
毎週金曜日は合同礼拝の日として
男性はモスクへ集うことになっています。

日本では当たり前の曜日感覚や時間感覚というのは
エジプトとはだいぶ異なります。

エジプトの2大祝祭「イードアルアドハー」

現在エジプトではイスラム教の二大祭礼の一つである
「イードアルアドハー」の期間であり
今週は祝祭日となっています。

エジプトでは9割以上の国民がイスラム教徒の方なので、
祝祭日もイスラム教に関連する行事のものが大半を占めています。

イードというのは、お祭りを意味しており
イスラム教の国では年に2回あります。

巡礼月のイード・アルアドハー(犠牲祭)と
断食月明けのイード・アルフィトルは
エジプトでも2大祝日となっています。

イスラム教においてとても重要な記念祝日です。

イード・アルアドハーの期間中は
モスクで礼拝をしたり、所有する家畜を生贄に捧げます。

一般的には、羊肉を購入し家族や親戚、
友人、知人に振舞います。

日本の感覚だと、牛や羊は「食肉工場で」さばかれるものですが、

Eid ul Adhaの時は、各家庭の庭や街角に
牛や羊、ヤギなどが繋がれ、

専門の人によって、そこでさばかれます。
(注:国や地域によって異なります。)

これだけを見るとお肉を食べることが目的のように
捉えがちですが、そうではありません。

日本ではなかなかこのような
文化に馴染みがないのですぐに本質を理解するのは
難しい部分はありますが、下記を読むとイメージが変わるのではないでしょうか。

肉を買うために並んでいる中年の男性にも、「動物の犠牲を捧げる意味は何ですか」と聞いてみた。

彼はこう言った。

「この祭りの目的は肉を食べることではありません。イードアルアドハーは、社会全体でやる社会福祉運動のようなものです。羊など犠牲を屠るのは恵まれない人たちや親族などに分け与えるためで、イスラムの精神はまさしくそこにあるのです。恵まれない人に食べ物を分け与え、互いの気持ちをつなぎ、みんな幸せになり、家族や親戚との絆もより強くなるのです。互いを思いやることこそがイスラムなのです」

引用:イスラム教のイードアルアドハーを「犠牲祭」と呼ばないで

ご興味のある方は是非引用の記事も
読んでみていただければと思います。

イード・アルアドハーの期間中は
自分の家庭で調理した料理を、
ご近所へ配って届ける習慣もあり
慈善活動としても、この時期に
特に貧しい人々へ肉を分け与えることが推奨されています。

このイードは日本でいうお正月やお盆のようなもので、
親戚一同が集まり、良い一年をと挨拶を交わします。

今年はモスクで参加者の数を制限し、
コロナウイルスの蔓延を食い止めるために
多くの国で大規模な会衆が禁止されているようですが、
イスラム教の方にとってとても大切な祝祭日です。

まとめ

弊社では日本人、韓国人、ジョージア人、エジプト人
ナイジェリア人など・・・
さまざまな国のスタッフが働いています。

さまざまな国とビジネスをする場合、
文化や仕事に対する考え方が異なる点を
よく把握しておく必要があります。

育った国特有の習慣があるので、
日本人と同じ感覚でいると
海外でのビジネスは上手くいきません。

さいごに

弊社では不動産の購入から
登記手続き、賃貸管理まで一貫して
サポートをさせていただきます。

ご興味のある方は
お問い合わせ頂ければと思います。

下記URLより、
ジョージア、セルビア、ナイジェリアの
不動産紹介ページや
弊社公式ブログをご覧いただけます。

資産管理に関する様々な情報を
発信しているので、ぜひご覧下さい。