【3章完結SS】小説『葬送のレクイエム──亡霊剣士と魂送りの少女』

深月（みづき）

2024年1月5日 12:22

小説『葬送のレクイエム』3章振り返り……会？✨

【メル(少女)】「ねぇ、アスター。作者がピクリとも動かない」

【アスター(剣士)】「……。返事ガナイ。タダノ屍ノヨウダ」

【メル(少女)】「何それ？」

【アスター(剣士)】「気にするな。こういうときのまじないだそうだ。……それにしても、本当にピクリともしないな」

【メル(少女)】「作者死んじゃった……魂送たまおくりする？」

【アスター(剣士)】「おまえ、できるのか？」

【メル(少女)】「うっ……」

【アスター(剣士)】「……」

【？？】「そういうことなら、我ら謡い手シスターズにお任せを！」

【メル(少女)】「あ、レタさん、エイニャさん！」

【レタ&エイニャ(謡い手)】「我らの歌と踊りで、迷えるあなたの魂を完全サポート！　彼岸への旅路を安心・安全にプロデュース！　今なら、大人気☆忘却レテの河ラフティングと聖女アウグスタ様謁見えっけんツアーもついてきます！　さらに、24時間以内にお申し込みいただきますと──」

【アスター(剣士)】「……って、テレフォンショッピングかよっ」

【メル(少女)】「(……っ！アスターがどんどん異世界語にくわしくなってる……！)」

【アスター(剣士)】「……むぅ。まぁ、いい。それなら、さっさと作者の魂を彼岸に葬送おくって──」

【作者】「…………。……ま～だ～生～き～て～る～……」

【メル(少女)】「きゃーっ！作者が動いた！亡者化した！」

【アスター(剣士)】「……くそっ。魂送りが間に合わなかったか……！それなら、俺の剣で──」

【作者】「勝手に殺すなー！」

#葬送のレクイエム

#3章連載ありがとう

#小説書き上げてただいま燃え尽き中🤣（※カクヨム様連載当時）

✨✨小説『葬送のレクイエム──亡霊剣士と魂送りの少女』あらすじ✨✨

　亡者に侵食され滅びに向かう世界で──
　奴隷の少女メルは、荒野の真ん中に取り残されて亡者に襲われていたところを、旅の剣士アスターに助けられる。

　亡者は剣で倒せない。
　とどめを刺すには、弱ったところを魂送りと呼ばれる歌と踊りで、亡者と化したさまよえる魂を葬送する必要があった。
　魂送りをしてアスターの旅についていくことを願うメルだけど、アスターにはある悲しい秘密があって……？

　──これは奴隷の少女と、孤独な剣士が「帰る場所」を見つけていく物語。