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ありのままってなんだ/空間

弱いから生きにくい。強いから生きやすい。弱いってなんだ、強いってなんだ。ありのまま生きよう。ありのままってなんだ。

ずっと自分で唱えてきたことを、見直しています。

わたしには居場所がなかった。それは自ら居場所探しから逃げていたことにほかならない。どこにも居場所はないと思っていたことは、「自分が特別だ」と認識できる空間を探し求めていたことにほかならない。なんて傲慢。

ありのままでいると、嫌われました。わがままなやつ、自己中なやつ、そんなことを思われていたことを後から知って、それからはなるべく角が立たないように、団体からはみでないように、振る舞いました。懐かしいな。だから今でも3人以上になると話せなくなります。傲慢なやつだと思われたくなくて、さらにコミュ障で、話せなくなります。それが苦しくて、たまに逃げ出したくなります。好きな空間ばかりだからそんなことしないけどね。

わたしは空間作りをしたいんだった。この空間を求めている人がだれも疎外感を感じないような、「おかえり」「ただいま」を言えるような、そんな空間を作りたいんだった。それによって何が得たいんだろう。きっとわたしが満たされていたいんだ。誰よりも「おかえり」「ただいま」を求めていて、誰よりも話を聞いてほしくて、誰よりも存在を認めてほしい人間だから。そんな空間を求めているんだ、わたしが。そんな動機じゃだめですか。

ありのままで生きていいんだよ、なんて唱えてきたけれど、それってなにより難しくないか、とも思います。ありのままで生きて嫌われてきた、ありのままで生きて社会人失格だと言われた社会不適合者、そんなわたしがありのままで生きたとしたら。自分を偽ることでしか社会性を獲得できなかったわたしがありのままで生きたとしたら。考えるだけで苦しいです。

過去を忘れてしまう、苦手だと思ってた人の苦手な原因がわたしにあったことに気づいてしまう、その瞬間に空っぽであるわたしを知る。この空虚な感情をどうにかしておくれよ。


わたしは強くなんてないよ、ありのままで生きられないよ、それがわたしです。

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