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休校延期【日々のツイトレ】

※2020.3.9monのTwitterトレンドワードより


日々、新型コロナウイルス感染症関連のニュースが更新されていきます。

不安が渦巻く世の中で、日々を過ごすのは大人も子供も同じです。

横浜市では、3月3日~3月13日までの臨時休校を実施していました。しかし、まだしばらく落ち着きそうにないと判断し、3月24日までの臨時休校延長を決定しました。3月25日だけは学校に出てきて通知表や宿題だけは渡すぞということのようです。


ネガティブになりがちな時間をどう過ごすかは、日本では東日本大震災で多くの人が経験しました。今回は、インフラはある程度残しつつ地域が全国に広げられた状態での試練です。

一定期間ごとにストレステストが行われているのでは?などという陰謀論やSF的展開も頭を過ります。


NHK教育で放送されている『100分de名著』という名著を紹介する番組があります。3月はアーサー・C・クラークの特集が組まれ、3月9日の第2回は『幼年期の終り』というSF小説が題材でした。

アーサー・C・クラークというと、SFが好きな人なら必須といえる小説家ですが、教科書などに出てくるわけではないので、普段活字に触れない人は知らないかもしれません。

SF小説において、多くの名作を世に送り出しているアーサー・C・クラークですが、SFならではの視点があり、予言めいた解釈をする研究者も多くいます。

今まさに描かれているような世界に進みつつあるのかな、なんてことを思っていました。


この『100分de名著』という番組は、誰もが知る名作を読んだ気にさせてくれる、いわばあらすじ紹介番組です。

もちろん、あらすじを単に紹介しているわけではなく、小説のバックボーンや見解なども研究者の視点からわかりやすい解説があります。

名著と呼ばれるような本は、タイトルは知っているけど読んだことがないとか、古典すぎて手が出せないなど、意外と手を伸ばしにくいのではないでしょうか。

教科書で一部しか読んだことないけど、全体はこういう構成だったんだ!なんていう発見があったりもします。

読んでみたけど、途中で挫折……なんてこともよくある話です。「こんなん何がおもしろいん!?」と投げ出した作品も多々あります。しかし、数を撃たないと好きな作品には巡り会えません。

書店のポップではありませんが、番組で紹介される本で、自分に合っていて面白そうというような本に出会えるかもしれません。

もちろん、番組を見て読んだ気になるだけでもいいんじゃないでしょうか。


大人もそうですが、子供たちには、できればこの機会に多くの本を読んでほしいと思います。

もちろん、図書館に行くのはこのご時勢ですので問題がありそうですし、多くの図書館が閉館していると思います。

家に本がなくても、電子書籍で多くの本が読める時代なので、それらを活用しない手はありません。


もし活字が苦手なら、マンガでもいいと思います。マンガだって文章と絵を組み合わせた物語です。文章を汲み取ることなど、必ず得る物があると思います。

最近では、マンガですら読み方がわからない子供がいるそうです。アニメ、原作マンガ、原作小説、これらを行き来しながら少しずつ慣らして、興味のある物から少しずつステップアップさせていくと、活字も読むようになります。アニメを見た後で、原作のマンガや小説を読むことでキャラクター補完を映像や音声でできるので、かなり読み進めやすくなると思います。

やってることは『100分de名著』を見て、書籍を読んでみることと変わりありません。

上手く子供たちの興味を引きながら、文章を読むことが苦ではないようにできれば、これからの勉強への取り組み方も変わってくるのではないかと思います。


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