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書籍タイトルと帯文執筆者発表!

9月に株式会社まんがびとから出版予定の書籍タイトルと、帯文を書いてくださった方について書いていきます。
タイトル
「いまのあなたで大丈夫! 全盲ママが伝える繋がる子育ての魅力」
に決まりました。

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「全盲ママが伝える繋がる子育ての魅力」
は最初から候補になっていました。
でも、これだけでは物足りないと思い、考え・選んだものが
「いまのあなたで大丈夫!」です。
このタイトルがどういう意味なのか、ぜひ本文を読んでいただければと思います。

帯文を書いてくださったのは、株式会社ミライロの岸田ひろ実さんです。
年間180本以上の講演をされている岸田さん。
ご自身の車いすユーザーとしての生活、ダウン症の息子さんのこと、突然死されたご主人のこともノートで綴っていらっしゃいます。
作家の岸田奈美さんのお母さんでもあります。

岸田さん(以下ひろ実さん、娘さんを奈美さんと書きます)を知ったのは、奈美さんのこちらのエッセイでした。


こんなにも面白くて優しく、暖かい文章を書けるなんて、一気に奈美さんのファンになりました。
そこからひろ実さんのノートも読み始めました。


ご自身の障害、息子さんの子育てを通じて考えていることを読む度に、状況は違っても「工夫すること」を発信されていて、共感しながら記事を読むようになりました。
2月にミュージカル
「True Colors MUSICAL ファマリー「ホンク!?みにくいアヒルの子」
を家族三人と友人で観に行ったのですが、トークショーでモデレーターをされていたのがひろ実さんでした。
きれいな声のアナウンサーだなと思っていると
「モデレーターの岸田ひろ実です」
という声に驚きました。
文章を楽しみに読んでいた方と、思いがけずお会いできるなんて。
会が終わってすぐに夫も
「岸田ひろ実さんって、ママが好きやって言ってるあの岸田さんやろ。きれいな声のアナウンサーやなと思って聞いてたからびっくりした」
と言っていました。
登壇されること知ってたんと聞かれたので
「いやいや、知らんかった!」と
こんなところでお会いできるなんて嬉しいと話している私たちの会話を聞いていた娘が
「え!あの人が岸田奈美さん?ママが好きな人じゃないの!!」
と。
「違う違う、あの人は奈美さんのお母さん」
そうなんだ、という会話をしながら帰ったのが2月でした。

すぐに著書を読ませていただきました。

ノートやコラムでの発信のように「困ったことが出てきたとき、どんな風に工夫していくか」が書かれていました。
読み進めながら感じたことは、ひろ実さんが工夫していることや考えていることは、障害の有無に関係ないなと思いました。
これまでの人生、生きて来た道のりで、
自分と向き合って、悩んで考え抜いて、行動してきた経験が書かれていました。
ひろ実さんご自身の魅力が詰まった一冊。
私もこんな風に自分や周囲の人と向き合っていきたいと思いました。

人生の途中で障害を負ったときの絶望的なお気持ちは、普段仕事で関わっている中途失明の方たちと重ねて読みました。
母としての強い思いも綴られていました。
著書の中に出てくる神戸の街の様子も親近感を持ちながら読みました。
読み終わった後
「状況は違うけど、私もがんばろう」
と元気な気持ちになりました。

Twitterで感想を送らせてもらうと、すぐにお返事をいただくことができました。
著書を読み終わり、もっとお話を聞きたいという気持ちから、ひろ実さんの講演をYouTubeで見させていただき、いつか直接お会いしたいなと強く思うようになりました。

私の書籍の原稿が仕上がってきた段階で、帯文の話になりました。
岸田ひろ実さんにお願いしたいと一番に思い浮かびました。
これまでの私の経験を綴った著書に出てくるエピソードの数々を、ひろ実さんなら共感していただけるんじゃないかと思ったのです。

お願いしたい理由と、私の書籍の詳しい情報を入れて、ご相談のメールを送らせていただきました。
これほどドキドキした気持ちで誰かからのメールを待ったのは久しぶりです。
スマホの着信が鳴る度に
「岸田さん!!…違った」
を何度か繰り返し、嬉しいご連絡をいただきました。
喜んでお受けしますと書いてくださっていたのです。

こうして、私と編集者の浜田さん以外に初めて他の人の手に原稿が渡りました。
岸田さんならこの本で私が伝えたい思いを分かっていただけるはずだと思いつつ、相反する気持ちもありました。
がっかりされたらどうしよう…と。

帯文を書き終えましたと言うご連絡をいただき、書籍の感想も寄せてくださいました。
「優しく勇気をもらえる本ですね。いい本になりますよ!」
と書いてくださっていました。
いただいた帯文
「子育てに頑張りすぎるすべての親の、肩の力を抜いてくれる本です」
をかみしめながら、現行の最後の仕上げをしました。
こうやって出会って繋がってくださったこと、幸せな気持ちでいっぱいです。

最後になりましたが、著書の点訳・音訳も準備しています。
発売まで後少しです!

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