覚悟。 VSレヴァークーゼン戦
前回のブレッシャ戦 https://note.mu/azurijeho/n/n3adb1073614d
を予想以上の人たちが読んでくれてありがとうございます!
ホームで迎え撃つユベントスは、前節アトレティコ戦で2点リードから追いつかれていて、GL突破へ向けて勝ちたい。
対するロコモティブ・モスクワ相手に初戦を落としたレヴァークーゼンは、最低でも勝ち点を持って帰りたい一戦。
お互いの布陣
ユベントスが前節のSPAL戦から2人のメンバーを変えてきた。今日はイグアインとロナウドの2トップを支えるのはベルナルデスキ。現時点での最適案は4-3-1-2かなと、サッリも思ってるはず。
ピーターボス率いるレヴァークーゼンは、監督の頭を見たら分かるようにポゼッション狂。
あべんとすが言うには攻撃8:守備2のイケイケドンドンサッカーに期待の若手ハフェルツは要注意。
陣形の組み合わせ
ぱっと見ユベントスのビルドアップがキツそうな組み合わせ、レヴァークーゼンのSBへのプレッシャーとベルナルデスキへの対応が見どころ。
レヴァークーゼンのビルドアップとその対応
試合開始からレヴァークーゼン陣地で試合が進んだ。
レヴァークーゼンのビルドアップアップは可変式の3-2-4-1。左SBのウェンデルが中に絞り3CBの形になって、攻撃的な右SBのワイザーが一列上がって、ハフェルツ、アランギスがハーフスペースでボールを貰おうとする形。
後方の数的優位を利用して前進したいレヴァークーゼン相手にユベントスの対応は、相手の左右のCBがボールを持った時、プレスに行くのはケディラ、マトゥイディ。ボールサイドのCMにベルナルドデスキがプレスを行く形。それに応じて中央のピアニッチがスペースを埋める動き。
ベルナルデスキを起用した意図は、自陣から丁寧にビルドアップするチーム+しかし足元が怪しいGK相手に、ハイプレスをしようという作戦かもしれない。
それとポゼッション狂特有の意地でも蹴らないで回そうという、信条を利用したのかもしれない。
ユベントスのビルドアップとその対応
ユベントスはいつもの、2-3-2でのビルドアップ。
ピアニッチを中心に両CMが下がってきてダイヤモンドを形成する形。両CMのポジショニングで、空いているベルナルデスキへの一発のパスコースを作り出したり、SB-CB間の裏のスペースへ抜け出したり、2トップがサイドへ流れたりしていた。
対するレヴァークーゼンは、ハイラインハイプレスで相手CB以外にマンツーマンでのプレッシング。
ユベントスは無理に繋ごうとせず、プレッシャーキツイ場合は相手のハイラインの裏のスペースを蹴っていた。
試合が動いたのは前半16分、右サイドのクアドラードからシンプルに裏へのロングボールを、ターのクリアミスを見逃さずイグアインの一発。今季は武器のシュートの上手さに加えて、チームを助けるチャンスメイク、ボールキープの安定感。サッリ政権になって復活が期待されるピピータのゴール。
ボールを相手に保持されながら前半を1-0で折り返す。
ベルナルデスキの覚悟
筆者が読んでいるDaysという漫画がある。ここに出てくる平源一郎というキャラクターとベルナルデスキが重なる。
加入当初のベルナルデスキはレガテを得意とする選手だった、しかしコスタ、クアドラード、マンジュキッチ、ディバラなど競争相手が多かった。
ベルナルデスキはフィジカル、ハードワークを強化して生き残ろうとした。
昨年のアトレティコ戦を代表するようにオープンスペースでの走力を生かしたドリブル、明らかにキレは落ちたが倒れない強さ、ファンデベークみたいな献身的な守備から最前線で裏抜け出来る運動量。
待望の61分の追加点のシーンをあげると、自陣のビルドアップからケディラの動き出しから下がってきたベルナルデスキへのパスコースが空き、そのまま振り向いてボールを運び、ゴール前まで走り込みイグアインのクロスからロナウドのスルーを自分で決めて2-0にした。
その後大活躍のベルナルデスキ、イグアインに替えてディバラ、ラムジーを投入。
88分にディバラのスルーパスから外しまくったロナウドが試合を決めるゴールで3-0。
エピローグ
無事ホームで相手の枠内シュートを0に抑え完勝。新戦力のデリフトとラムジーが早くもフィットしたのと、ここに来て覚醒し始めたカピターノボヌッチ。
次戦はここまで全勝のコンテ率いるインテルとのイタリアデルビー。
サッリ政権では4バックと3センターをベースに、狭いスペースではラムジー×ディバラ、オープンな展開ではベルナルデスキなど臨機応変に戦えるか楽しみ。
次回はイタリアデルビーかもしれません。最後まで読んで頂きありがとうございます。
Fino Alla Fine
Forza Juve!!!
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