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見れば必ずヒントが見つかる!PRのカレンダー活用術

普段、何気なく目にしているカレンダー。実は、そこにはPRのヒントがたくさん隠れているんです。

この記事では、カレンダーを使ったPRのアイデアや、記念日を活用した具体的な事例をご紹介します。
来年の戦略に、カレンダーを取り入れてみませんか?

簡単な自己紹介✋

GMOペパボ株式会社で、ECサイト構築サービス「カラーミーショップ」のPRをしています。サービスを知ってもらったり、使ってもらうために、さまざまなPR施策を企画・実行しています。個人作家としてモノを作り展示会・販売をしていた経験もあります。
このnoteでは、自身の経験や知見を個人の見解で発信しています。
ECを運営している方、個人で事業をされている方、社会人、働く人、まだ働いてない人など、世界77億人の誰かの心に、なにか「プスっ」と刺せたら嬉しいと思って発信しています。

この記事はGMOペパボ EC Advent Calendar 2024の24日目のエントリーです。 昨日はいかちゃんが「2024年のお気に入りたち」を紹介しています!個人的にはエレガンス ラ プードル オートニュアンスとアサムラサキ にんにくごまだれが気になります✨
明日のテノニッキも楽しみです🎅


カレンダーとは

カレンダーって、何のためにあるんでしょうね。
私たちは毎日、当たり前のようにカレンダーを使っています。スマホにもカレンダーや時計がデフォルトで入っていて、予定を立てたり待ち合わせをしたりと、時間を意識しながら生活しています。

でも、そもそもカレンダーが無かったら?カレンダーや時計がない生活。次の会議が「そのうち」で、友達との約束は「だいたい午後」。こんな世界だと、きっと日常は混沌としてしまうでしょう。

カレンダーや時間は、生活や社会をスムーズに進めるために欠かせないものですよね。

カレンダーの起源は、紀元前18世紀の古代バビロニア時代にまで遡ります。当時、月の満ち欠けを基に1か月を定義する「太陰暦(たいいんれき)」が作られました。その後、太陽の運行を取り入れた「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)」、さらに現在の「グレゴリオ暦」へと発展してきました。日本では、明治5年(1872年)にグレゴリオ暦が採用され、現在も使用されています。

ちなみに「大安」や「友引」などその日の吉凶を示す六曜(ろくよう)の起源は、中国の古い占術「六壬(りくじん)」です。時刻や日の吉凶を占うために使われていた六壬が日本に伝わる過程で「六曜」へと形を変え、現在の形に落ち着いたと言われています。

「今日は何の日」とは?

突然ですが、今日は何の日かご存じですか?
そうです。今日はクリスマス・イヴ…と同時に、以下の記念日でもあります。

  • マライア・キャリーの名曲「恋人たちのクリスマス」の日(※)

  • ブルボン・プチの日

  • 地蔵の縁日

  • 愛宕の縁日

(※)マライア・キャリーの名曲「恋人たちのクリスマス」の日は2024年に新設された記念日で、「恋人たちのクリスマス」発売30周年を記念し日本記念日協会から11月1日に正式認定された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/031592413a6820bf99e79243aa35785e67a5b179

日本記念日協会?

「一般社団法人 日本記念日協会」をご存じですか?
記念日の認定や登録を行ってる任意団体で、 記念日に対する人々の理解と関心を高めるための活動をしています

1年366日、それぞれの日にさまざまな記念日があります。それは人々がカレンダーというものを生み出してからの歴史であり、文化のひとコマひとコマです。日本では、「ひな祭り」「七夕」など、伝統的な行事として定着しているものから、 「○○の日」「○○記念日」といった業界や企業がそのPR効果を目的に制定したものまで、1990年の時点でおよそ2800種類以上もの記念日がありました。
ところが、こうした記念日について総合的に扱う機関・団体がなく、情報が誤って伝えられたり、せっかく記念日を設けても広く一般に浸透しないなどのケースが少なくありませんでした。
そこで、1983年より、記念日についての研究、情報の収集、広報活動を行ってきた日本記念日委員会が、 記念日に対する人々の理解と関心を高めるために、1991年4月1日に「日本(にほん)記念日協会」として正式に発足、活動を開始しました。

引用元:一般社団法人 日本記念日協会
HPhttps://www.kinenbi.gr.jp/mypage/about

記念日の認定と登録

認定と登録をしてるということは、誰でも登録ができるのか気になりますよね。結論から言うと、できます!

一般社団法人 日本記念日協会(以下、当協会と表記します)では記念日文化の発展を願い、従来からある記念日はもちろん、新たに誕生した記念日、これから制定を目指している記念日などを認定登録する制度を設けています。業界団体、企業、個人の方々などで、自らの記念日を当協会に登録したいとお考えの場合は、記念日の名称・日付・由来・目的・活動などの必要事項を、所定の「記念日登録申請書」にご記入の上、オンライン(登録申請書受付フォーム)、郵便、宅配便にて当協会までお送りください。

引用元:一般社団法人 日本記念日協会HP
https://www.kinenbi.gr.jp/mypage/entry

登録は1件15万円(税別)です。年に2日だと25万円、年に3日だと30万円と、記念日登録が多いと1件あたりの登録料金は割安になります。
記念日として認定されると、記念日登録証が送られます。正式な記念日となるので、もちろんPRにも使用することができます。

「国際デー」とは?

では、国際デーはご存じですか?
国際デーは、世界が直面する問題や課題について知り、解決に向けて行動するきっかけとなる日です。また、問題が解決したり前進した際には、人類の成果として祝う日でもあります。この「国際デー」を制定するのは国連とその加盟国です。国連の加盟国は現在、193ヶ国。世界中のほぼすべての国が参加しています。つまり、国際デーが制定されるということは、世界中の国々、そして人々が同じ問題を意識するということです。

3月8日「国際女性デー」
国際女性デーは1904年にニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women's Day)」として制定されました。 女性の社会的、経済的、文化的、政治的な成果を称える日です。

6月1日「遊びの国際デー」

遊びの国際デーは、 国際連合総会により、あらゆる人々、特に子ども達が遊びの恩恵を受け、潜在能力を最大限に発揮できるよう、遊びの維持や促進を目指す目的で制定 されています。

「国際デー」一覧はこちらからご覧いただけます
https://www.unic.or.jp/activities/international_observances/days/

カレンダーからPR施策を考える

さて、カレンダーには、PRのヒントがたくさん隠れています。では、それらを具体的にどのようにPRに活かすのか?考えてみましょう。

例えばアパレルのECを運営しているとしましょう。
アパレルに関連する記念日を調べるとたくさんの記念日があることがわかります。下記に例を上げますね。

  • 1月6日:カラーの日

  • 2月9日:服の日

  • 2月10日:ニットの日

  • 3月12日:サイズの日

  • 7月4日:ファッションお直しの日

  • 11月11日:くつしたの日

それらの記念日に向け、例えば”1月6日の「カラーの日」に、いつものカラー展開に加え新色を限定枚数発売する”や、”11月11日の「くつしたの日」に10,000円以上購入いただいた方に限定ソックスプレゼント!"という販促キャンペーンを組むことができます。

物販をしていなければニュースにできない?
いえいえ、そうではありません。例えば以下はHRの記念日をしらべてみましょう。

  • 2月2日:人事の日

  • 3月14日:採用の日

  • 11月22日:人事戦略を考える日

その日前後に、複数社の人事担当者が集まり「ミスマッチを生まないための採用」をテーマに座談会を実施したり、就活生に向けたイベントを組む事もできます。

ちなみに、6月1日は「総務の日」、8月9日は「かばんの日」 、10月10日と11日は「デジタルの日」、10月18日は「ドライバーの日」など、さまざまな記念日があるのでぜひ調べてみてください。

カレンダーを活用したPR施策事例

アドベントカレンダー

この記事も「アドベントカレンダー」の一環ですが、IT企業やエンジニア、デザイナーなど職種間や会社間で、アドベント期間をブログでリレー形式につなぐのが季節行事のようになっています。

そもそも「アドベント」とは、ラテン語の「adventus(到来)」に由来し、クリスマスを待ち望む期間を指します。具体的には12月1日から25日までの期間です。この伝統的なアドベントが、インターネット時代に進化したのが「デジタルアドベントカレンダー」です。この文化は、2000年代初頭に技術系コミュニティで始まったと言われていて、専門知識やノウハウを共有する場として定着しました。

アドベントカレンダーがもたらすメリット

アドベントカレンダーはなぜ定着したのでしょうか。それは、多くの人が「やる価値がある」と感じ、毎年続けているからです。
では、アドベントカレンダーにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
いくつか考えてみました。

  1. トレンド共有
    アドベントカレンダーは、業界の最新情報やノウハウを発信する場として活用されています。例えば、IT業界では新しい技術やツールの使い方が日替わりで紹介され、業界全体のトレンドが自然に共有される仕組みが生まれています。

  2. コミュニティ活性化
    参加者同士が交流を深めることで、コミュニティ全体が活気づきます。記事へのコメントやシェアを通じて新たなつながりが生まれ、同じ興味を持つ人々とのネットワークが広がります。

  3. ブランド認知の向上
    企業が主催する場合、自社のサービスや理念を発信する絶好の機会となります。例えば、製品に関連したテーマでの投稿を集めることで、ブランドメッセージを自然に広めることが可能です。

    (私が書いているこの記事はGMOペパボのEC事業部に関わりのあるパートナーが書いています。アドベントカレンダーを辿っていただくと、カラーミーショップに携わるパートナーを知って頂けます✨)

アドベントカレンダーは、情報発信の場であるだけでなく、人と人や企業とユーザーをつなげる役割も果たしているのです。

まとめ

カレンダーは、PRの宝庫です✨
記念日や季節のイベントをうまく活用することで、新しいアイデアが生まれたり、ユーザーや企業間など、さまざまな接点を増やすきっかけになります。

ぜひ、来年のPR施策やSNS投稿のヒントとして、「〇〇の日」をチェックしてみてください!自社のサービスや業界に関連する記念日を見つけ、キャンペーンやイベントを企画することで、PRの幅がぐっと広がります。

カレンダーを味方につけて、新しいつながりやビジネスチャンスを生み出していきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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