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教員代行サービス

夏休みになると
ワイドショーではこぞって
宿題代行サービスをネガティヴに
紹介します。

ココナラも代行サービスは
禁止になりましたよね。
(私と同じ元教員が宿題代行サービスを
ウリにしていたのには少々驚きでした💧)


コロナ禍で学校が休校になり、
さらなる延長が決まり、
子どもたちは学校から
たくさんの未学習の課題を
出されました。

「未学習」なので、
誰が教えるの?って感じですし、
高学年や中学生に至っては
教科書を見ながらの独学に
なりがちだと思います。

日本の学校がウリにしている
一斉指導が崩れても
教科書がしっかりしているので
未学習の単元でも
自学自習ができてしまうのです。

この辺りは、
教科書を作成している各出版社の
努力の素晴らしさが窺い知れますよね。


しかしながら、
どうしても自学自習が難しい課題や
そもそもお子さん自体が自学自習が
ものすごく苦手なケースもあります。

そうなると、
大人のサポートが必要です。

さすがに「宿題代行サービス」は
利用しづらい世の中になってしまったので、
「大人のサポート≒母親」みたいな図式が
成立してしまいがちです。

物理的にもメンタル的にも
ママの負担は相当なものです💧

でも、誰にも褒めてもらえない切なさが
子育てにはつきものなんですよね…。

褒められたいわけではないのですが、
「よくがんばっているよね」という
声は必要だと思うのです。


しかしながら、
ママの努力でも難しいケースが
ありますよね。

そうなった時、
真面目で勉強熱心なご家庭ほど、
オンライン家庭教師を利用して
学校から出された課題を
なんとか終わらせようと努力なさる
のです。


この事実を目の当たりにした時、
ふっと思ったことがあります。

これって、学校にとって、宿題代行サービスより危機的状況だよね。
オンライン家庭教師が学校の教員を代行をしているのと同じだよね。

しかも、学校の教え方と家庭教師、
つまり受験勉強、まはたそれに近い
教え方は似て非なるもの。

家庭教師の方が
効率的な教え方をするのです。

お子さんにとってみれば、
家庭教師の教え方の方が
断然分かりやすいって
思えちゃうんですよね〜。

どうしてかというと、
受験に通用するような教え方を
家庭教師はしますし、
その道のプロだからです。


学校の先生は、
この現状をご存知なのでしょうか?

公立学校の授業料は無料ですが、
オンライン家庭教師は有料です。

家庭に金銭的負担をも課してまで
未学習の分野の課題をこなすことが
子どもたちに必要なのでしょうか?


オンライン家庭教師を利用したお子さんも
そうでないお子さんも
もう気がついていると思うんですよね。

学校に行かなくたって大丈夫。
学校にこだわらなくても大丈夫。

ということに。。。


気がつくのは
決して悪いことではありません。

私としては
とても良いことだって思います。

子どもたちが「学校がなくても大丈夫」と
気がついて最も困るのは
学校ですよね??

・・・いや、そうであってほしいです。

それくらいの危機感を
どれくらいの公立学校の教員が
もっているのでしょうか。


もし、危機感を持っていたら、
子どもたちのために
教員の方から働きかけるはずです。

しかも、自慢の一斉をやめて、
一人ひとりにアプローチしているはずです。


残念ながら、
私の子どもたちが通う小学校では
登校日もなければ
担任から子どもたちへの働きかけも
一切ありません。



学校って、子どもたちの教育を受ける権利を
十分に守っている場所なのでしょうか。

元教員の私も疑問視している今日この頃です。



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