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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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#学校教育

どうして感想文が書けないの?

どうして感想文が書けないの?

今は2月。

そろそろ新学年のことが
気にかかる時期になってきましたよね。

お子さんが小学生になって
ひらがななどの文字を学んでいくうちに
夏休みを迎えることになります。

実は、この夏休みの宿題に
みなさんとても苦労なさっています。

何に苦労なさるのか、というと
「読書感想文」や「絵日記」などの
「どう思ったのか」を書く
必要がある宿題です。

ただ、この「どう思ったか」という
「感想文」を

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発達障害のお子さんの言葉の増やし方

発達障害のお子さんの言葉の増やし方

発達障害の子育てを
熱心になさっているママさんたち。

ある程度の年齢から
この「言葉」についての
質問が増えてきます。

・・・ということは、
この「言葉の増やし方」について
みなさん、悩まれている、ということです。

悩みの種類は主に2種類あります。

一つ目は、言葉、つまり
語彙自体が少ないこと。

もう一つは
発語がほとんどなかったり
機能的な言葉を話すことが
劇的に少なかったりすることで

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学習に遅れのあるお子さんに身につけて欲しいこと

学習に遅れのあるお子さんに身につけて欲しいこと

通常の学級に在籍をしているけれど、
いわゆる「勉強についていけない」
お子さんがいらっしゃいます。

今の学校では
そういうお子さんのサポートが
最も欠けていると言われています。

どういうことかというと、
学習の遅れがあるお子さんには、
学習のサポートとして携わる
「サポーター」の役割を担う人物が
担任の先生だけになってしまっているのが
現状です。

もちろん、自治体によっては
学習の遅れがある

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不登校を選択する場合にやっておきたいこと

不登校を選択する場合にやっておきたいこと

病気や経済的な理由を除いて、
その年度に30日以上の欠席がある場合に
「不登校」という状況にある、と
学校現場では判断されています。

昔々は「登校拒否」という言葉で
片付けられていましたが、
時代の流れや社会情勢などで
言葉の表現も変わってきました。

「登校拒否」と「不登校」は
全く異なるものだと
思われる方々も世の中には
いらっしゃるかもしれませんが、
学校現場では「登校拒否」という言葉は

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学校の先生があまり気づかないこと

学校の先生があまり気づかないこと

日本の学校教育は
一斉指導が前提ですので、
お子さんの学力アップに努めつつも、
授業を進める、という
ある種プレッシャーを抱えながら
授業を進行させていきます。

私たちは学校教育を受ける側なので
こういうことは考えた経験が
ないかもしれませんが、よく考えると
両方をこなしていくのですから、
なかなか大変なことですよね💧

ここで気になる疑問が出てきます。

先ほど「授業を進める」と書きましたが

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学校教育で振り回していることに気づいて!

学校教育で振り回していることに気づいて!

学校はあなたを振り回しているつもりは
全くない、ということを
誤解のないようにお伝えをしてから
書き始めますね♪

基本的に、ではありますが、
先生たちはお子さんの教育に
とても熱心です。

そして、先生だって人間ですから
さまざまな個性をお持ちです。

四月の担任発表の際、
「担任、ハズレだった・・・」と
嘆いている保護者の方を
お見かけいたしますが、
そうガッカリしないでください。

教員は、

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理科の観察日記が書けない理由

理科の観察日記が書けない理由

学校の学習の中で
「ものを観察する」という学習があります。

大抵の場合、理科や生活科が
多いとは思うのですが、
写生を入れると図工もそうかもしれませんね。

通常学級の先生の中には、
「観察日記」や「観察記録」を書くのは
そう難しくない、と考えている人も
いらっしゃいます。

どうしてかというと、
観察したいものを見て、
それをそのまま絵に描いて
そして文字で説明を付け加える
だけで観察記録を書

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必要な学校教育を受けられない子どもたち

必要な学校教育を受けられない子どもたち

私たちは幼い頃から
メディアに触れて生きています。

その代表となるのがテレビ放送。

私の主人の話をすると、
彼がリビングに来た時、
テレビがついていないと
必ずテレビのリモコンを探して、
電源ボタンをポチッと押します。

そうすると
テレビがつくわけですが、
その番組を誰か見ているのかというと
誰も見ていないのです。

テレビをつけた当の本人だって、
椅子に座るとスマホに目を落としている、

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新規採用の先生が担任だったら?!

新規採用の先生が担任だったら?!

新年度になってから、
担任の先生が誰なのかが
明らかになりますよね。

発達障害のお子さんの
保護者の方にとっては
この「担任」がどういう人物なのかが
相当重要になります。

学校現場は、
かれこれ何年も前から
団塊の世代の先生たちが
定年退職をしたり、
私のように定年を迎えずとも
退職を決断する先生が増えたりしています。

そういえば、
今の学校教育現場では、
私と同じ世代の人が少ないです。

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特別支援学級/学校で学ぶ幸せ

特別支援学級/学校で学ぶ幸せ

小学校の入学、つまり、就学を
考える時期になった時、
発達に心配のあるお子さんの
保護者の皆さんは
「就学活動」というものを
1年以上かけて取り組んでいらっしゃいます。

熱心なママさんほど
たくさんの情報を集めようとして
精力的に活動なさっていらっしゃいます。

その努力、すごいことなんですよ!

さて。

発達障害のお子さんの就学は、
保護者の方にとって
心的ストレスも大きいのも
事実です。

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担任の先生に不安を感じたら

担任の先生に不安を感じたら

新年度になり、
今年一年お世話になる担任の先生も
決まったことだと思います。

学期はじめ、年度始めの保護者会も
そろそろ終わったことでしょう。

今後気になるのは、
個人面談や家庭訪問。

この場でお子さんのことを
たっぷりとお話をしたいところです。

ところで。

担任の先生、といっても
お子さんへの配慮やサポートが
十分期待できそうな方と
そうでない方とに
分かれると思われます。

保護者の

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「学校に行きたくない」と子どもが訴えてきたら。

「学校に行きたくない」と子どもが訴えてきたら。

私が子どもだった頃は、
「登校拒否」という言葉が
当たり前だったのですが、
今は「不登校」という言葉が
一般的になりました。

要するに、
「登校拒否」だと、本人だけが原因だ、
という言葉の印象があり、
それを周囲の環境から考えての
本人の事情、というように
捉えるようになった表れです。

言葉での表現は
また別の機会に譲ります。

今日は、この「不登校」について
学校教育に携わってきている
私の

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どうして作文が書けないのか

どうして作文が書けないのか

学齢期の発達障害のお子さんの
ママさんたちから寄せられる
ご質問の中で一番多いのが
この「作文」や「日記」など、
「文章を作る」ということに対しての
ご相談です。

小学1年生のはじめの頃は
文自体のボリュームも
少なくてすみますが、
学習が進めば進むほど
文または文章を書くスキルも
レベルアップしていくことを
求められます。

作文を教えることが上手な
ママさんたちは
特に困ることはないのかも

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学校と子育ての狭間の悩み

学校と子育ての狭間の悩み

小学校教諭をしていたときも、ですが、
今もなお「学校と子育ての狭間」で
思い悩む保護者の方と
お話しする機会をいただいております。

私は両方とも分かるので、
私自身は「通訳」として
みなさんにお伝えできること、
ご提案できることを
お話しさせていただいています。

発達に心配のあるお子さんで、
かつ、知的障害のないタイプや、
発達障害や知的障害グレーゾーンの
お子さんもママさんたちも
「学校教育

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