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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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2021年3月の記事一覧

発達障害の子育てには学びが必要な理由。

発達障害の子育てには学びが必要な理由。

私は、発達障害、
特に自閉症スペクトラムのお子さんへの
サポートの仕方は、
ユニバーサルデザイン教育だと
思っております。

「教育」という言葉を使ったのは
私が元教員だから
その名残と言いますか、
「教育」という言葉を私が
使い慣れているからなので、
人によっては、ここが教育ではなくて
「子育て」「育児」「サポート」という
言葉になるでしょう。

そういうわけで、
ここでは「教育」という言葉を

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発達障害の育児に悩んだら、遠慮なく相談しよう。

発達障害の育児に悩んだら、遠慮なく相談しよう。

お子さんの発達に
心配を感じるなら、
ママ友ではなくて
専門機関に相談してください。

もちろん、
子どもの発達に詳しいママ友がいれば
「相談機関に行くべきか」というのは
相談しても良いのですが、
それ以外のことは
避けた方が良いです。

なぜなら、
どんなに子どもの発達の専門家でも
「ママ友」という立場では
言いづらいこともあるからです。

そして、あなた自身も
「〇〇ちゃんママの言うことだから

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発達に心配があるのは可哀想なことなの?

発達に心配があるのは可哀想なことなの?

ある日の午後。

私は学校の先生と
あるお子さんについて
お話をしていました。

お子さんが苦手なことや
それに対してのサポートの仕方、
それから、お子さんが好きなことや
得意なことなどをお伝えしていました。

そうしたら、
その先生はお子さんのことを
「可哀想だね」という一言で
片付けてしまいました。

私としては
すぐに怒りのような感情が
湧いてきてしまったのですが、
お話をしている環境や

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「学校に行きたくない」と子どもが訴えてきたら。

「学校に行きたくない」と子どもが訴えてきたら。

私が子どもだった頃は、
「登校拒否」という言葉が
当たり前だったのですが、
今は「不登校」という言葉が
一般的になりました。

要するに、
「登校拒否」だと、本人だけが原因だ、
という言葉の印象があり、
それを周囲の環境から考えての
本人の事情、というように
捉えるようになった表れです。

言葉での表現は
また別の機会に譲ります。

今日は、この「不登校」について
学校教育に携わってきている
私の

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作文を書けるようにするための方法

作文を書けるようにするための方法

発達障害のお子さんの中にも
作文や日記を書くのがとても苦手だと
いうお子さんがいらっしゃいます。

私たちは、学校教育で
文章を書くことを習ってきました。

しかしながら、
今の学校教育のように
丁寧に教わったかと言うと
そうでないような気がします。

今の学校教育では
小学2年生で文章の書き方を
丁寧に学ぶのですが、
それでも文章を書く力は
小学1年生から求められる力なのです。

さて、私たち親

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どうして作文が書けないのか

どうして作文が書けないのか

学齢期の発達障害のお子さんの
ママさんたちから寄せられる
ご質問の中で一番多いのが
この「作文」や「日記」など、
「文章を作る」ということに対しての
ご相談です。

小学1年生のはじめの頃は
文自体のボリュームも
少なくてすみますが、
学習が進めば進むほど
文または文章を書くスキルも
レベルアップしていくことを
求められます。

作文を教えることが上手な
ママさんたちは
特に困ることはないのかも

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発達障害のお子さんの学ぶ権利

発達障害のお子さんの学ぶ権利

「子どもにこそ本物を」

当時大学生だった私に
この言葉を教えてくださったのは
合唱部のボイストレーナーの
泉先生でした。

泉先生は、
どのような逆境であっても
その中で何ができるのかを
いつも考えていらして、
必ず名案を生み出せる才能を
お持ちの先生です。

お子さんもいらっしゃるので
私にとっては子育ての大先輩。

教育にも熱心でいらっしゃるので
当時の私にとっては
この言葉が
とても印象に

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どう教える?発達障害の性教育

どう教える?発達障害の性教育

私が学生だった頃、
大人の発達障害の人の性について
卒論で研究をしている
同級生がいました。

彼の発表も聞きたかったのですが、
私はゼミ合宿にも参加しないような
そんな自由奔放な性格なので
彼とお話をする機会を失いました。

今思えば、
もっと彼とコミュニケーションを
とっていればよかったなぁと。。。

完全に「後の祭り」です。

私は教育学部でしたし、
もちろんその彼も教育学部。

ゼミの先生

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