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毎日に役立つ!おうち療育手帳

発達障害のあるお子さんに家庭でどのようにアプローチすればよいかをお伝えしていきます。 療育も大切ですが、ママやパパにとっては育児そのもの。 だからこそ、日常生活の中に効果的な療育… もっと読む
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2020年5月の記事一覧

集団生活で大切な情報を聞き分ける

集団生活で大切な情報を聞き分ける

発達障害のお子さんのママさんたちが
担任の先生に言われていることがあります。

それは何かというと
「集団で話が聞けないようです」
ということ。

心当たりがあるママさんも
いらっしゃるかもしれませんね。

そして、私のような
学校教育に携わっている立場の方は
「集団で話が聞けない」という言葉を
保護者の方にお伝えした経験は
誰にでもあると思います。

この事実をお伝えした時、
保護者の方は「そう

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学校教育に振り回されるな!

学校教育に振り回されるな!

元教員の私が
こんなことを言うのは
みなさんにとってみれば
結構衝撃的かと思います(笑)

実のところ、
学校教育の存在の誤解があるからこそ
子育てに苦しんでいるママさんが増えたり、
お子さんが苦しくなってしまったり、
さらには、苦しいはずのママさんが
お子さんを苦しめてしまったりと、
話を聞けば聞くほど
血の涙が出てしまうような事実が
かなりあります。

それゆえ、
社会でも事件が起きていますよ

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子どもがSNSを利用する前に身につけるべきこと

子どもがSNSを利用する前に身につけるべきこと

ニュースサイトか何かで
「子どもがSNSを利用するのを
どうして大人が嫌がるのか」
というタイトルが流れてきました。

記事は読んでいないので、
どのようなことが書かれていたのかは
分からないのですが、
私なりに考えてみたんです。

確かに私もSNSを使っているし、
SNSの良さも知っている割には
我が子がSNSを大々的に
利用するとしたら
少し躊躇いがあります。

「ちょっと待って!」と
声をか

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発達障害神話

発達障害神話

「発達障害」について、
著名人がカミングアウトしたり、
歴史的偉人を話題に出されたりしますよね。

辛辣な物言いですが
そういう世の中の反応は
発達障害をポジティブに
捉え過ぎているのではないかって
そう思うんですよね。

確かに発達障害のお子さんの
感性や素直さや生真面目さは
とっても素晴らしいのです。

でも、それを活かし切れていないから、
または活かし切れる環境に
出会っていないから
生きる

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「こだわり」が「日常」だからこそ

「こだわり」が「日常」だからこそ

緊急事態宣言延長の記者会見で
フリーランスの男性が
知的障害や発達障害の大人やお子さんの
過ごし方について
ご質問なさっていらっしゃいました。

彼がお話ししてくださったこと。

ものすごく勇気が要ることだったと
私としては思います。

かたや、その話をしても
世間がどれくらい深刻な自体なのかを
理解する、というのは
まだまだ難しいのだろうと
会見を拝見していて思いました。

正直、残念な思いもし

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ダウン症の子どもにも応用行動分析

ダウン症の子どもにも応用行動分析

「応用行動分析=自閉症の療育」

こんな図式が世の中には
できあがっているかな?と
個人的には思います。

メディアで放送する時に
「ダウン症」よりも「自閉症」と
いう言葉の方が
注目度が高いから、という理由も
あるかもしれませんが、

応用行動分析自体が
自閉症の療育の研究に
活用されているからこそ
「応用行動分析=自閉症」という
認識で広まっているのでしょう。

ママさんにとっては
我が子が自

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待っていても情報は届かない

待っていても情報は届かない

新型コロナウィルスによる
緊急事態宣言の中、
世の中の様々なことが
明らかになってきたのではないかと
個人的には思います。

今よりもっと前から
声が届いていましたが
「自分で探さないと
良い療育に出会えない」という悩み。

療育も福祉のカテゴリですから申し上げますが、
福祉はこれまでもずっと
当事者が行動することで
サポートを受けることができていました。

つまり、情報を受け取るだけでは
ご自身

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10年後を見据えての発達障害の子育て

10年後を見据えての発達障害の子育て

以前もメルマガでご紹介しましたが、
10年後に「消える仕事」「なくなる仕事」を
オックスフォード大学が発表しました。

この記事が書かれたのが2014年ですので、
2020年の今年は、マラソンで言うと
中継地点のようなものです。

この記事はアメリカのデータを
元にして書かれていますが、
以下のマイナビさんの記事は
日本向けに書かれています。

この記事の見出しにもありますが
「感情のやり取りが発

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