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CAPSTONE、軌道修正マヌーバ中にセーフモードへ移行(spacenews翻訳9/11)

CAPSTONEミッション

パリ発】NASAが資金提供している月へのキューブサットミッションは、軌道修正マヌーバ中に問題を起こし、セーフモードに入ったと9月10日に発表されました。

Cislunar Autonomous Positioning System Technology Operations and Navigation Experiment (CAPSTONE)宇宙船は9月8日に3回目の軌道修正マヌーバを行っていましたが、燃焼の後半に特定できない問題が発生したとNASAは短い声明で述べています。
この問題により、宇宙船は保護セーフモードに入りました。

NASAによると、CAPSTONEは9月8日の軌道修正マヌーバの終了間際に何らかのトラブルが発生し、セーフモードに移行しました。

「CAPSTONEミッションチームは、宇宙船の状態とステータスについて十分な知識を持っている」とNASAは声明で述べています。
「ミッションオペレーションチームは宇宙船と連絡を取り合い、ディープスペースネットワークからのサポートで解決に向けて取り組んでいます」

NASAは、衛星観測者がCAPSTONEに関連するDeep Space Networkで、カリフォルニア州ゴールドストーンにあるネットワークの施設のいくつかのアンテナが宇宙船と通信しようとする異常な活動に気付いた数時間後に声明を発表しました。
この動作は、7月にCAPSTONEが打ち上げられた直後、通信に問題が発生したときと同じように思われます。

CAPSTONEはNASAが資金提供するミッションで、ゲートウェイを含むアルテミス月探査キャンペーンに使用する予定の月周りのほぼ直交するハロー軌道での運用をテストするものです。
また、その軌道上で自律的に位置を決定する能力も試される予定です。CAPSTONEは、8月に開催された年次小型衛星会議で「Small Satellite Mission of the Year」賞を受賞しました。

CAPSTONEは、コロラド州に拠点を置くアドバンスト・スペース社が所有・運営しています。
「異常の解決は、ディープスペースネットワークのチームの例外的なサポートによって可能になった 」と、同社は独自の声明で述べました。
「ミッションオペレーションチームは、車両と連絡を取りながら、異常の解決に取り組んでいます」

アドバンスト・スペースは、宇宙船を製造したテラン・オービタルと共にCAPSTONEの運用を担当しました。
ロケットラボは、6月にCAPSTONEをエレクトロンロケットで打ち上げ、ルナ・フォトンキックステージで弾道的月遷移軌道に投入しています。
11月13日に月周回軌道に投入される予定です。
#CAPSTONE
#NASA
#アドバンスド・スペース

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