無題

ここに残ったもの
手にとって 見る
透明だ

1978年の田んぼ
私の横 風が通り過ぎ
おばあちゃんのことを少し思い出す

街は騒がしいから
宇宙へのロケットに飛び乗った
途中で燃料が無くなって
ビニール袋みたいに落ちてった

熱さ 冷たさ 全部愛そうよ
謝って無かったことになるなら
人間は生まれてこなかった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?