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年取ると、かなり癖が強くなるようで、自分の老後がちょっと心配。

ここのところ実感するのは、年齢と共に、どうやら癖が強くなるらしい事だ。

認知症というのは人によって色んな現れかたをするらしく、この対処方法が正解!というのはどうやらないらしい。義母90歳が、これはちょっとおかしいのでは?となり、やはり認知症だと診断されたのは半年前。振り返ってみれば、以前からの本人の性格がどんどん濃厚になって、千鳥のノブが言うところの「癖がつえぇんじゃ!」という状態になった。本人の性格で今までその傾向があったので、家族としては、相変わらず心配性だな〜とか、細かいなぁ〜等と思いつつ、それが認知症と診断される段階な事に気づきにくかった。とはいえ、はい認知症です。と診断された後も、相変わらず癖が強く、より濃厚になっているな。としか、思えない事も多い。例を挙げるとキリがない。

義母の場合は、「丁寧でいつも身奇麗にしていて、近所付き合いも如才ないタイプ。」だったのが、「やけに神経質で、こだわりが強すぎ、妙にプライドが高いのでカッコつけて引きこもる。」みたいな感じに、くせが強くなっている。

私自身の祖母もかなり気が強いタイプだったけど、最後の頃は、よく饅頭を買ってきてくれ。と介護していた叔母達に頼んでいたらしく、お葬式の際には、叔母達は饅頭入れてあげよう!と棺桶に出来たてのお饅頭や餡パンを入れてあげていた。最終的に、「食いしん坊」が色濃くでたパターンだ。

祖父は、「ありがとう、ありがとう。」と、会いに行く度に手を合わせていた。商売をしていて、とても責任感の強いしっかりした人だったけど、元々の性質は真面目で穏やかな人だったんだと思う。

母は若く亡くなったが、父は80歳で健在。若い頃は、昭和のお父さんにありがちで割と頑固だったが、今は相当柔らかくなった。祖父にしても父にしても、男の人のほうが丸くなるのかな?まあ、街には暴走老人も溢れている事だし、色んな癖ツヨパターンがあるのかも知れない。

最終的には素の自分がでるのかと思うと、自分はどうなる事やら…とちょっと心配になる。お饅頭を棺桶に入れてもらう事になる可能性も高い。

まあ、どんなに癖ツヨじーさんばーさんになろうとも、その個性を認めつつ、あまりそれに振り回され過ぎても、こちらが参ってしまうので、一線引きながら対処するというのは、お年寄りに限らず、あらゆる人間関係の基本なのかも知れないと思うのだった。