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見習いたい物事の捉え方

「生きてる限り、失敗するのは当たり前。」

常日頃からそう思っている私ですが。先日、盛大にやらかしてしまい落ち込む出来事がありました。

ことの発端は、とある平日の朝。いつものように洗濯物を洗濯機に放り込み、洗剤を入れてスイッチオン。洗濯を回してる間に諸々の家事をこなし。洗濯物を干そうと洗濯槽からピンク色のタオルを手に取ったところでピタリ、と動きが止まりました。

「…ピンク色?」

我が家にピンク色のタオルなんてあったっけ?いや、なかったはず。え?どういう事?

軽くパニックになる私の脳内。けれど、原因はすぐに判明しました。買ったばかりの色物衣類を下洗いもせず、そのまま他の洗濯物と一緒に洗濯機で回してしまったのです。よりにもよって濃色の、赤と黒のチェック模様があしらわれた、新品衣類。その色が、他の洗濯物に移ってしまったのです。

洗濯物の色移り

こんな事が起きないよう、毎回新品の服を洗う時は十分に気をつけていたのに。何故、普通に洗濯してしまったのか…。何故、よりによって濃色の新品衣類でミスをしてしまったのか…。

ダメ元で洗い直して、ある程度はリカバリーできたものの。白地の物に関しては完璧アウト。うっすらピンク色に染まってしまいました。幸い、お気に入りの服が被害に遭ったわけではないのですが。旦那さんが仕事で使う白地のタオルとTシャツが見事な薄ピンクに。

「これはマズイ…。」

そう思うものの、全ては後の祭り。一度染まってしまったものは、どうしようもありませんでした。絶体絶命。隠すわけにもいかないので、怒られるのを覚悟で白状することに。

仕事から帰った旦那さんを捕まえて、事の次第を説明。仕上げに薄ピンクに染まったタオルとTシャツを差し出して、ひたすら謝罪。驚き顔でまじまじと、見事な薄ピンクになったそれらを見つめる旦那さん。そして一言。

「見事に色づいたね。」

…これはどっちの反応だ?怒ってる?それとも呆れてる?どっち?

そんなことを考えていた私の耳に飛び込んできた次の言葉は、私を心底驚かせるものでした。

「色づいていいじゃん。タオルはいい感じに色づいてるから、職場でも一目で俺のって分かるし。さすがにTシャツはアレだけど、部屋着にすれば問題なし。むしろ被害がこれだけで済んでラッキーじゃない?」

目から鱗、とはこういう事でしょうか。確かに見事に染まってるけど、まさかそんな風に捉えてもらえるなんて。もし私が逆の立場なら。さすがに怒鳴ったりはしないけど、ちょっと機嫌を損ねるような場面だし、何なら一言くらい小言を投げてしまうかもしれない。

私は今回のハプニングに対して、マイナスの面しか見えていませんでした。ハプニングの原因を作った側なので、反省して当然ではあるのですが。でも彼はマイナスどころかプラスの面を探し出し、そこにスポットを当てることでハプニングを良い方向に捉えたのです。これは私にはできない物事の捉え方だな、とつくづく感じました。

同じ物事でも、捉え方によってプラスにもマイナスにもなる。

頭ではそう分かっていても、実践するのは難しいものです。私もかれこれ数年はこの捉え方をできるよう奮闘しているのですが、なかなか身についてくれません。

意識すれば何とかプラスに捉えられるようにはなってきましたが、無意識にマイナス面にばかり目がいってしまう癖は未だ健在。自然とプラスに物事を捉えられる思考回路には程遠そうです。

でも、一度きりの人生。どうせならプラスの面に気がついて、そこに焦点を当てられる生き方をしていきたい。

人生100年時代。まだまだ長い人生という名の道のりを、明るく楽しく生き抜くために。これからも物事をプラスに捉える練習を、継続して続けていきたいと思います。


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