見出し画像

おひさしぶでござんす

誰も見ていない、だからこれから毎日21時~22時の間は文章を書くようにしようと決めた。

突然ですが、私は生まれも育ちも東京です。東京の中でも、割と便利でおしゃれなところで生まれ育ちました。仕事も観光関係の仕事をしており、都内をえいやこらーと行ったり来たりしてました。実家を出て、一人暮らしをしてたときには、大きな川と大きなタワーが良く見えるところに住んで、仕事が深夜まで差し掛かったらタクシーで帰ったり、疲れた体で深夜のカラオケで大声だしてストレス発散してみたり、急に飲みに誘われても電車を乗り継ぎ久々の友人との他愛もない時間を過ごしたり。飲み屋で会った人とデートを重ねてみたり、ケンカして泣きながら帰ったり、すべての思い出は東京でした。

そんな私はいま、とても田舎に住んでいます。
どのくらい田舎かというと、最寄り駅は車で45分。
コンビニまで車で20分。周りは山。冬にはイノシシに庭を掘り返され、秋には鹿の鳴き声に驚き、夏には15センチくらいあるムカデに悩まされ、春にはご近所のタケノコ堀のお手伝い。
井戸水、もちろんプロパンガス!
買い物も2週間に1回、夫と1日がかりで街に出て買ってきます。
と、田舎自慢はこんな感じで、私はいま、とても田舎というか山奥に住んでます。

なんでこんな山奥に住んでいるのかは、また別の機会に書きます。

田舎に住みたいな、と昔から思ってました。
住んでみたら意外と悪くもないな、と思う日もあれば、なんだこのくそ田舎と毒づいてしまう日もあります。
けど、1週間のうち6日くらいは夫と猫としか過ごさないから自分がどんどんダメになってしまう気がします。

20代半ば、友人が『工場に転職しようと思ったんだ、けどやめた』と話を始めました。その友人は決して人付き合いが好きなタイプではないので、いっそのこと誰とも話さなくていい、そんな仕事に就きたいと考え工場の仕事の面接に行ってみたとのこと。
その時、友人は直感で「私がここに来るのはまだ早すぎた」と感じた。いくら今の仕事の人間関係に疲れてても、これ以上だれとも話したくなくても工場の仕事は、今の自分よりもっと”誰とも話したくない”という意思が強い人たちをみたとのこと。
まだ、早かった。
そう思い、この仕事はもう少しあとの自分に取っておこうと、採用メールにお返事をしたそう。

この時の友人のエピソードを自分に重ねて考えてしまう。
田舎過ぎる田舎に来るのは少し、早かったのかもしれないと。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?