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『Take me to Heaven』歌詞全文&ライナーノーツ

どうも、編集担当のツラニミズです。
2020年12月1日にリリースされる2nd ALBUM『Re:Creating world』より10曲目『Take me to Heaven』の歌詞全文とライナーノーツをまとめました。

『Take me to Heaven』歌詞全文

いのちの最後の日 奏でる最後の歌
のことを考えてる 知らないうちに

息継ぐ空気みたいに いやむしろ呪いみたいに
歪な程、かけがえなくそこにある

そう、息が止まるその瞬間まで この音楽に溺れてたいの

“Take me” 音のない世界じゃこの体は きっと
“Eternity” ほんの少しだって生きちゃいられない だから oh oh

“Take me to heaven” 連れていって、あのメロディが 私を oh oh
“Eternity” まるで、永遠みたいな音色(おと)で呼ぶ方へ どうか
"Take me to heaven"

一人で夜を越す日 信じる相手もいない
どうしようもない暗い長い夜に

遺書みたいなプレイリスト 天国向けいつも
放り投げている 決して無くさぬように

わたしの最後の日 抱える最初の答え
はきっとまだ胸の中、心臓のように

息継ぐ空気みたいに いやむしろ呪いみたいに
歪な程、かけがえなくそこにある

もう何も他に望まないと誓って
一つだけ願いが叶うなら
もし息が止まるその日には
この音楽に埋もれたいの

“Take me” 音のない世界じゃこの体は きっと
“Eternity” ほんの少しだって生きちゃいられない だから oh oh

“Take me to heaven” 連れていって、あのメロディで 私を oh oh
“Eternity” たとえ、無限の孤独の只中だとしても
“Stairway to Heaven” それでいいの
“Take me to heaven”
それがいいの、 “Take me to heaven”

“Take me” 音のない世界じゃこの体は きっと
“Eternity” ほんの少しだって生きちゃいられない だから oh oh

“Take me to heaven” 連れていって、あのメロディで 私を、そこへ
“Stairway to Heaven” それでいいの
“Take me to heaven”
それがいいの、 “Take me to heaven”


D.watt/七条レタスライナーノーツ(作詞・作曲・編曲)


“Take me to Heaven” 作編曲、作詞(七条レタス名義にて)をさせて頂きました、D.wattと申します。

AZKiさんの音楽に初めて触れたのは現場、つまりライブでして、池袋の4thにご招待頂いたのがそれだったと記憶しています。

ちょうどUSAGI Productionに参加することになった時期で、その縁で頂いた機会でしたが、パフォーマンスは実に骨太で、応える現場の熱量もまた圧倒的。
当時ライバーの配信を中心に見ていた僕にとって、いわゆる ”Vsinger” という存在を初めて強く意識させられたのはこの時だったな、と今にしては思うところがあります。ツラニミズさんより楽曲提供のお話を頂くことになるのは、この少し後でした。

本作では作詞・作曲ともお任せ頂いたので、ちょっと作詞が先行する(一番好みの)パターンで始めさせて頂きました。
AZKiさん側から頂いたテーマは明確で、「音楽がないと死ぬ」というインパクトの強いキーワードを中心にした、ゆるいテンポのダンスナンバー、といったもの。

そこから、今までの曲や映像を遡るなどしてイメージを掘り下げ、自分の中でこの曲における「AZKi像」を作る、というのが最初のプロセスでした。
「いのち」など、鮮烈なメッセージ性が印象的なAZKi楽曲を解釈する中で組み上がったのは、精神的にちょっとアンバランスなくらい音楽を愛する少女、といった描像。

狂気とかマッドではないけれど、自分が天国に登った時に共にありたい音楽のことを毎日のように考え、歌い続ける… そういうやや病的なまでに生粋の音楽人、という感じでしょうか。
音楽に携わる人間として、自分もそうあれればなあ、みたいな気持ちもちょっと乗ってしまっているかもしれません。
実は読んで頂くまで方向性があっているか多少不安で、メロができる前、歌詞だけのラフを先にお送りもしたのですが、すんなり受け入れて頂いたことで相当安心したのを覚えています。

続くトラックの制作は、イメージのわかりやすい資料をご提供頂いたのもあり、スムーズに進みました。
乗せる歌メロは先の作詞と共に生まれたものをベースに、ご本人の歌唱が活きることを最優先にしつつ、息遣いや感情の動きが伝わるような流れへと注意深く推敲。

またダンスミュージックとしてのグルーヴに重点を置いてトラック全体を書き進め、構成も日本の一般的なポップスよりは、多少クラブ的なメリハリを意識したものに。

昨今クラブでのイベントも盛んなこの界隈、自分でもDJとして出演することが多いので、構成も含め、楽曲のフレーバーはまさに現場をイメージしながら作らせて頂きました。

MVでは昼から夜へと流れていく街の情景が印象的ですが、明け方のフロアにはちょうどいい曲想なんじゃないかと個人的には思っています。

Vsingerを取り巻く熱量の高いシーンにおいて、まさにトップランナーの一人であるAZKiさんへの楽曲提供は、正直プレッシャーもあったのですが…。
チームのみなさんが明確なビジョンを示して下さったのもあって、自分でも刺激的でいい制作ができたと思っていますし、開拓者のみなさんにも快く受け入れて頂き、本当に嬉しく思っています。
 
Vの音楽シーンはまだまだ若くて新しい世界ですし、最後の時まで、などとはあまり申したくないところではありますが、是非末長く愛聴して頂ければ、これ以上のことはありません。

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AZKiライナーノーツ


音楽無しでは生きていくことが出来ない、そんな想いを詰め込んだ印象的なクラブサウンドです。音はとても柔らかくて聞かせる感じだけど、とても感情的な歌詞です。そのギャップもとても良いなと思います。

レコーディングのときは柔らかい雰囲気は大事にしたいなと思っていて、そこまで感情込めて歌う感じにはしませんでした。音と寄り添えるような歌、というのも時に大事だと思います。AZKiの曲はよく感情になるというのも言われたりするんですが、その感情が優先されすぎて自我が出過ぎていて、いかにも自分も曲だ!というのもなんか違う気がするんです。曲想だったりテーマだったりにやっぱり沿って歌えるようになりたいです。

「そう、息が止まるその瞬間まで この音楽に溺れてたいの」「遺書みたいなプレイリスト」という歌詞がとても良いです。AZKiの人生もまさに様々な楽曲のプレイリストで出来ていて、それ自体が人生みたいなものなんだと思います。歌うことが大好きなだけでこの世界に来たけれど、歌っていく中でAZKiという人生が出来上がっていく、創造されていく、と思うと何だか面白いです。こうやって色んな作家の皆さまにつくりあげてもらっている世界にいることができて有り難いことです。ひとつひとつの曲を大事にこれからも歌っていきたいものです。

ツラニミズライナーノーツ


D.wattさんに楽曲を依頼することを決めたのは紡音れいさんの『DANCE is the answer』を初めて聞いた時でした。完璧に景色が浮かぶ楽曲で、こんなに刺さる歌詞と楽曲を自分たちも作ってもらいたい!と思ってご依頼したのを覚えています。

歌詞の世界感にもあるように、「音楽が無いと死ぬ」という生き方をしたいと思うようになったのは、この活動を始めてからだなぁと思っています。
音楽が好きな気持ちは昔から変わらないけれど、こうやって届けられる人がいて、届いた人から感想が届いてっていう世界、めちゃくちゃ素晴らしいと思っています。本当にいつもありがとうございます。

反面ビジネスでもあるのでセールスや動員に追いかけられることもあるし、そこにシビアにならないといけない中ではあるのですが、大前提音楽がやりたいから、やりたくないこともやる。という考え方が今の自分の軸になっています。

音楽が好きすぎている人は、どこかマジョリティから逸脱している空気感があると思っていて、今そういった素晴らしい人達と交わることができていることにとても感謝しています。だから、そういった人たちと息が止まる瞬間までなにかやり続けられればな...と思っています。

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2nd Full Album『Re:Creating world』
12/1(火)リリース決定!絶賛予約受付中
https://store.azki-official.com/product/25245

アルバム特設サイト
https://recreatingworld.azki-official.com/

AZKi 6th LiVE Re:Creating world
12/6 (日) 19:00 START 配信ライブ開催!
現在絶賛チケット販売中!
https://www.zan-live.com/live/detail/10039
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(ツラニミズ)

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