あじさい

たくさんの違うと同じが溢れる世の中で、ともに生きていくとはなんなのだろう。私は何ができ…

あじさい

たくさんの違うと同じが溢れる世の中で、ともに生きていくとはなんなのだろう。私は何ができるだろう。毎日のいろんな出会いを言葉にしながら考えたいと思っています。

最近の記事

緩やかな変化を願って

う〜ん…noteを書こうと1日を振り返っていると必ずと言っていいほど、いつの間にかその日の自分の行いや振る舞いの反省になっている。 自分の中で自己反省し、内的な反省で完結してしまいがちだったからこそ、もっともっと色んなものを感じとって、改めてじっくり考えてみたり、自分を含んだ場全体や構造を省察してみたりするきっかけにしたくてnoteを書き始めたはずなのに…自分の内側と外側(そもそもはっきりとした境界はないかもしれないけれど)を行き来しながら生きていくことを助けてくれるかなと

    • 新たな居場所づくり活動

      2年前アメリカにスタディーツアーに行った時に、日本でいう「居場所づくり」のような活動をしている団体にお世話になった。「私たちが大切にしてるのはwhat are you?ではなくて、who are you?なんだ!」という言葉がとても印象に残っている。 そして今日、この団体が、コロナウイルスによって活動が制限されるようになった週に一度行なっている、オンラインミーティングに参加させてもらった。ミーティングという名前だが、何かについて話し合うわけではない。それぞれ、みんなに聞いて

      • 書いたことへの責任

        日が少しずつ傾いていく夕方。自転車に乗って買い物に行った。今日はいつも通らない道を通ってみた。風が運んでくる、少し懐かしいような草の匂いを感じながら、田んぼの中を突っ切った。 ゆっくりとペダルを漕ぎ、そんな道を前に進む中、私の頭の中に浮かんでいたのは、このnoteに書いたことだった。 数日前にこのnoteに書いた「まぁ、いっか」という記事。この記事では、「完璧だった時に戻りたい」という友人の言葉から考えたことをまとめた。私の結論は、いつか誰かの心の中の内なる「まぁ、いっか

        • 難しいよ、よよよ。

          うー、悔しい。後悔…。どうしたらよかったかなという気持ちがぐるぐる回る。 今日は読書会をした。私がよく参加する読書会では、みんなである共通の本を読んで集い、前半は資料を用いて、担当者が内容に関するまとめを行い、後半はその本の内容や感想、疑問点などをディスカッションするという形を取っている。今回の読書会は、私が選んだ本で、私が提案して開催したものだった。 読書会が終わった後、梅干みたいな顔でずっと唸った。私が口を開きすぎたかもしれない。みんなに回すような司会がまったくできな

        緩やかな変化を願って

          大事な言葉たち

          この2年間、ほとんど英語を聞いていない。話していない。 そして手話も…。全く使わなくなった。 勉強していた時でさえ、努力不足でコミュニケーションを取ることができないもどかしさを感じていたのに、今は話す勇気がもうなくなっている。 単語が出てこない…話していることもついていけない…正直、分からなくなっている現実を認めたくなくて目を背けてきた。 でも、英語も手話も、これらの言語を使って一緒に話したい人がいる。大切な友人がいる。今友人と久しぶりに会ったら、どうしようもなく悲し

          大事な言葉たち

          脱力系テーマトーク

          勤務先の先生方と「脱力系テーマトーク」をした。校長先生の発案で開催されたこの企画は、ゲストにあるテーマについて話してもらい、その後自由にディスカッションをするという形で行われた。もちろんオンライン。21時開始。 この敢えてついている「脱力系」というのがとてもポイントなのだと思う。参加しなくてもよし、退出してもよし、途中で寝てしまってもよし。 こうした中で、各々が家という私的な空間で、21時という私的な時間に、完全に自由というわけではなく、あるテーマについて言葉を交わし、お

          脱力系テーマトーク

          まぁいっか

          「過去に戻りたいって思ったことある?」 高校時代の友人と電話をした。そして彼女にこう聞かれた。私は答えに迷うことはなかった。 「思わない」 彼女は、自分は「完璧だね」と言われた時代に戻りたいのだと言った。 私は過去を振り返ることがあまり好きではない。いつも楽しい思い出よりも反省してる思い出、後悔している場面が真っ先に浮かび上がってくるからだ。そしてそれは、周囲からの評価が高かった時ほど覚えている。 そう。今の私は、とっても適当で、気もまわらず、できないことで溢れてい

          まぁいっか

          おめでとう

          4月29日。妹の17歳の誕生日だ。 17年前の今日。私に8歳離れた妹ができた。お母さん大丈夫かな。 無事に生まれるかな。家で祖父母と待っていた私、全く寝られず、朝4時から祖父母と朝の散歩に出かけたのを覚えている。 あの小さかった妹が、17歳になり、今はこれからどうしようと進路の話をしてくれる。 自分の誕生日の時よりも何倍も、私は妹の誕生日を迎えるたびに時が経ったことを実感する。幼い頃の妹を思い出しながら、幼い頃の自分のその時々の気持ちがふっと蘇る。 この文章を書き始め

          おめでとう

          自転車で坂道を登りながら

          梅の実がなっていた。ほんのり赤みがかって。 つつじの花が咲いていた。鮮やかなピンク色して。 自転車で何度も通った道。確かにずっとそこにあったはずなのに。今日初めて、知った。ここにあったのだと。 見えているのに見えていないもの。 たくさんあるなと自転車をこいだ。

          自転車で坂道を登りながら

          この世界じゃない世界へ

          昨日今日のお休みで4本の映画を見た。 自粛で人と会えない生活に寂しさを感じている自分がいる一方で、とても落ち着いて、とても安心して毎日を過ごしている自分がいる。本、漫画、映画…休みの時はこの世界じゃない世界に飛び込んで楽しく過ごしている。 そう…実は、人と出会わない今を心地よいと感じている自分がいるのだ。自分でも驚くほどに…。怖いくらいに…。 これは逃避なのかな…。 もしかしたら、そうやってこの世界からなるべく切り離されて生きていたい自分がいることをどこかで強く感じて

          この世界じゃない世界へ

          色んな「私」

          zoomでのオンライン会を2つした。 1つは大好きな友人ともう1つは実践で出会った大切な人たちと。 どちらの時間も、話して、笑って、暖かく懐かしい気持ちになるものだった。 そんな中、どちらもとても親しい人たちとの会話であるのに、自分の振る舞いは違ってくるものなんだな〜とちょっと笑ってしまった。 zoomの画面にいる「私」を通して、客観的に「私」を見ていた自分がいた。見ていたというか見ざるを得なかった。 どちらもなんだか「私」じゃない気がして、でも、どちらもとっても「

          色んな「私」

          読書記録①

          今日読み終えた2冊の本「自閉症児・発達障害児の教育目標・教育評価」について少し記録を残しておこうと思う。学校でおすすめしてもらった本だ。 この本は、本来学校現場における評価とは、子ども、教師、保護者を励ますものとしてあるべきだが、寧ろ、実践の中で生まれている生き生きとしたものを失わせている現状にあるのではないかという問題意識により、教育目標、教育評価について問い返している本である。 この本で一貫して主張されていると考えられる子どもたちの願いは何であるか、子どもたちの見てい

          読書記録①

          YouTube の謎

          最近家にいる時間が多いからか、色んなYouTubeを見てみている。YouTubeの面白いところは、家で撮影していることが多いからか、内容がそうだからか分からないが、YouTuberの私的な領域と公に公開している領域が重なっているところだなぁと思っている。 でも、どうしても不思議なことがある。YouTuberは生活の中に第3者の目が入ってきても、苦しくはないのだろうか…と。もちろんチャンネルにも色んなタイプはあると思うのだけども。 例えば、彼女へのお誕生日サプライズというタ

          YouTube の謎

          お楽しみボックス

          今日は引っ越しの片付けで物を整理するために、お楽しみボックスを開けた。 お楽しみボックスとは、プレゼントとしてもらったけれど、既に他のものを使っていたり、使う機会がなかったりで、今すぐには使えないなと思ったものを入れている箱のことだ。 毎回この箱を開けると嬉しい気持ちになる。そして今日、6年前に近所の方からいただいた手作りのキーケースをとうとう開封した。 今まではお家の鍵だけで、キーホルダーでまとめる方が楽だったからそうしていたのだけども、通勤のお供(自転車)の鍵が加わ

          お楽しみボックス

          じっくりと、じっくりと

          久しぶりに曲を作った。といってもまだAメロだけ。いつもは思うがままにさーっとメロディーをつけてしまうのだけど、今回は中々進まなかった。きっと、最近音楽についてじっくり考えることが多いからだ。 サブで音楽の授業に入るのだが、もしかしたら来年から担当することになるかもしれないということもあり、最近音楽についての資料を読んだり、教材を聞いたり、音楽について考えることが多くなった。 私にとって音楽は「自分の支え」だ。 だから初めは、漠然と、音楽が子どもたちの生活の中に入り込んで

          じっくりと、じっくりと

          再スタート

          最近毎日ピアノを触るようになった。 小さな時から始めたピアノだったけど、指は思うように動かないし、楽譜を読むのも遅いし、全然上手になれないままだった。 でも、練習が好きで、ピアノを弾いている時の感覚が好きで、大学進学で実家を離れるまで続けた。 大学では合唱部で、たまにピアノ伴奏をさせてもらったり、モヤモヤしたときは自分の気持ちを外に思いっきり出すために弾きに行ったり…いつも大事な大事な存在だった。 …けれども、ここ4年ほど、まともに「練習」をしていなかった。弾けなくな

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