「原辰徳監督、2024年まで契約延長」の謎

皆様、酷暑の中如何お過ごしでしょうか?

2023年7月22日に、原辰徳・読売ジャイアンツ(以下、巨人or巨人軍)1軍監督(以下、原監督もしくはAHRA)が65歳のお誕生日を迎えました。

現役時代”若大将”という愛称で親しまれてきた原監督もここまで齢を重ねた事に、ワタクシも時の流れを感じました。
それと同時に、ワタクシは戸惑いを感じました。

「AHRAが65歳を迎えるの来年じゃなかったの?」
「AHRAが還暦(60歳)迎えたの、2019年じゃなかったっけ?」

ワタクシはその時まで勘違いをしていたのです。
「2019年にAHRAが還暦を迎えた」
と。


2019年シーズン終了後、原監督が3度目のお勤めを迎える事になり、その時の契約年数は3年でした。
そして、任期満了を迎えようとしていた2021年9月頃に、球団から原監督に対し更に3年の任期延長を要請し、原監督もその要請に快諾して、2024年シーズンの終了まで監督職を続ける事となりました。

「2019年にAHRAが還暦を迎えた」と勘違いし続けていたワタクシは、当時「2024年まで契約延長」の報を知って、その理由について以下の推測に至りました。

「自らが65歳の時にチームの監督を退任した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(以下、ミスター)が、原監督にも65歳を迎える2024年までチームの監督を続けさせたいという一心で、2024年までの任期延長を決めた」

のだと。


しかし、実際に原監督が還暦を迎えたのは2018年で、延長した任期が満了を迎える2024年シーズン終了時の原監督の年齢は66歳になります。

要するに、私の上記の推測は見事大ハズレだったのです。

では何故「2024年まで契約延長」だったのか?

改めて「2024年まで契約延長」となった理由についてですが、多分後任監督問題が関係していると思うのですよ。

現時点での後任候補は以下の2人。
・阿部慎之助(以下、慎之助)1軍ヘッド兼バッテリーコーチ
・高橋由伸(以下、由伸)前1軍監督

慎之助は2019年に現役引退すると、翌2020年から2年間、巨人の2軍監督を務め、2021年の2軍戦全日程終了に伴い1軍首脳陣入りを果たし、現在まで原監督の下で1軍監督になるべく修行を積んでいます。

一方の由伸は、2015年シーズン終了後に巨人の1軍監督に就任(それに伴い現役引退)したものの、3年間の任期中は2位、4位、3位と不本意な成績で、2018年のセ・リーグCSfinalステージ敗退を以て退任してから約5年間、野球解説者として活躍しています。

慎之助を監督にするのであれば、原監督が慎之助に1軍監督としてのいろはを叩き込むのに2020、2021年の2年間では足りず、更に3年追加する必要があったのでしょう。

由伸を監督にするのであれば、王さん(王貞治氏)が巨人の1軍監督を辞めてから福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の1軍監督になるまで約6年を要したので、同様に約6年間の準備期間を由伸に与えた可能性もあったのでしょう。

ただ、両者ともに巨人の1軍監督を務め上げるのには難点を抱えている様で、どちらになるかは未だ不透明。

原監督が今季(2023年シーズン)限りの可能性も

ただ、飽くまでこじつけではあるのですが、来年は球団創設90周年のメモリアルイヤーであり、「20”24”年」でもあるわけで、「20”24”年」のチームを率いるに相応しい監督を、読売グループは据えたいのかもしれません。

加えて、昨年チームはBクラス(リーグ4位)に終わり、今年もBクラス(リーグ4位以下)となれば、「2年連続Bクラスの監督」という”球団史上初の汚名”を背負った原監督が契約通りに2024年まで続投する事を周囲(ファン含む)が許さないでしょう。
2018年、既に続投が既定路線となって、新コーチ招聘に動いていた阪神タイガース・金本知憲1軍監督(当時)が、9月に大型連敗して順位を落とし続けた(最終的にはリーグ6位にまで順位を落とした)結果、ファンからの辞任要求の声によって辞任するはめになった様に。

ただ、ミスターが1980年に若手の積極起用しながらリーグ3位に滑り込んだにも関わらずその年に解任された様に、原監督も今年運良くAクラス(リーグ3位以上)に滑り込んだとしても今季限りという可能性も無きにしも非ず。

最後に

第1期政権2年
第2期政権10年
第3期政権5~6年

合計17~18年もの間、同一球団の1軍監督を務めるという、球史において稀有な存在となった原監督。

長く(監督を)やり過ぎた事による弊害もあったでしょうが、21世紀の読売ジャイアンツを語る上で決して無視できない存在になったのは確実でしょう。

現役時代”若大将”と呼ばれた若造だったあの原辰徳が・・・・・。


おっとw
忘れ物があったわw

2023年8月1日の巨人対ヤクルト戦(東京ドーム)で0対1の完封負けを喫し、原監督は通算1000敗を達成した。

通算1000敗達成は原監督で史上11人目であり、同一球団での1000敗達成は故・鶴岡一人氏(南海)に次いで2人目。

原監督と鶴岡御大。

個人的には共通する所の多い御二方であると思っておりますが、鶴岡御大についてはネット上での伝聞のみでしか知りません。
それ故に、近所の図書館等で鶴岡御大に関する著書を読んで、鶴岡御大について出来るだけ正しい情報を得たいと思ってます。

以上、長文乱文失礼致しました。

個人的なアナウンス

2023年8月8日に本記事を執筆開始し、今週1週間(8月8~13日)のチーム(巨人)の動向を見ながら執筆し続けました。

そして今週6試合の結果は2勝4敗、しかも首位の阪神タイガースとの3連戦(東京ドーム)で3連敗を喫し、自力優勝の可能性が消滅した事もあり、今シーズンのリーグ優勝は絶望的となりました。

またクライマックスシリーズの出場権を得られるAクラス(3位以上)入りの可能性は辛うじて残されているものの、チームの苦しい状況は今も変わらず。

そんな苦しいチーム状況ながらも、8月13日の試合終了時点で残り試合数が40試合もある事から、本日8月13日の時点で本記事を公開する事として、チーム状況に応じて本記事を更新(文章を追加)していくという対応を取る事にしました。

以上、本記事の長文乱文はこれからも続いていくかもしれませんので、よろしくお願い致します。

【2023年8月31日追記】

8月までの全日程を終え、チームは117試合58勝58敗1分、3位とは2ゲーム差の4位に位置しております。

対阪神(1位)5勝14敗1分(借金9)
対広島(2位)8勝16敗0分(借金8)
対横浜(3位)11勝7敗0分(貯金4)
対ヤクルト(5位)12勝7敗0分(貯金5)
対中日(6位)11勝7敗0分(貯金4)
交流戦11勝7敗0分(貯金4)

首位阪神および2位広島に対しこれだけ大きく負け越しているのは屈辱以外の何物でもありません。

加えて、「同一監督による2年連続Bクラス」球団史上初の屈辱であり、先述の様に、来シーズンまで契約を残していても今シーズン限りで辞任(or解任)という可能性もありますし、もし奇跡的にAクラス(リーグ3位以上)に滑り込んだとしても1980年のミスターの様に今季限りでチームを去る事になるかもしれません。

2023年シーズンも残り26試合。

果たして原監督は当初の契約通りに2024年シーズンまでの任期を全う出来るのか?
それとも人気を1年残してその責務を全う出来ずに追われるのか?

原監督は残り26試合をどう戦うのであろうか?

【2023年9月18日追記】

9月14日に阪神の優勝を見届け、9月18日までの日程を終了した時点で残り10試合となり、3位とは2.5ゲーム差の4位に位置しております。

3位横浜との直接対決を4試合残しはしているものの、ここまでの戦いぶりから2.5ゲーム差をひっくり返せるとは思えず、そのまま2年連続Bクラス(4位)が確実でしょう。

繰り返しになりますが、「同一監督による2年連続Bクラス」球団史上初の屈辱であり、いくら2024年シーズンまで契約を残しているとは言え、ファンからの信を失っている監督が来季もチームを率いるのは宜しくはないでしょう。

と申されましても、Bクラスが1回だけならまだしも2年連続、それも同一監督がやらかしたとなると・・・・・。

ただ・・・・・

個人的には2024年シーズンまでの契約途中に辞める事は「責任放棄」でしかないと思うので、AHRAには契約通りに2024年シーズンまでやり切ってもらいたいと思っておりますよ。

くれぐれもAHRAをトカゲの尻尾切りしてファンのご機嫌を取って幕引きをして自己保身に走らないでね山口壽一に今村司に大塚淳弘?




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