ゲームプレイ週記#218「Hades」

下見

Switchで2が出るまでにセールになったら買おうと思っていたHADESだが、妻が持っていたので借りてやらせてもらうことにした。このレベルの有名作には触れておこうというくらいの気持ちで、特にクリアまでのモチベーションがあるわけではない。ダウンロード直後の起動では黒画面でしばらく待たされて心配になったが、以降のプレイではロードも気になるほどではなく快適に遊べている。

内容はDiabloのような見下ろし2Dアクションのローグライトで、弾幕をダッシュで掻い潜りながら数種の攻撃を撃ち込み敵を殲滅していくシンプルなゲームだ。死んでステータスを上げて潜り直すサイクルを前提としており、恒久的な強化にそこそこの重みがある。また、ストーリーも死に戻ることにより徐々に明かされる形となっている。このあたりはシレン6でも導入として取れ入れられていたところだ。

ザグレウスの家出

舞台こそダークファンタジーではあるが、テーマは家出をして本当の母に会いにいくというポップなドラマになっている。ギリシャ神話の知識を補うため、ゲームさんぽで世界設定の予習をした。ハデスに近しい人物はCOJの青のイメージがある。ちなみに本作で主要な選択肢となる報酬の、オリュンポスの神々から賜る「功徳」はハースストーンの「発見」から着想を得たらしい。功徳ってそういうものではないと思うのだが、boonを恩恵と訳さなかったのは用語として目立たせるためか。

操作感やゲームバランスだけでなく、ビジュアルや台詞といった外部要素がしっかりと作り込まれている点が売り上げに貢献しているだろうと感じられる。ヒュプノスは死に方にまで言及してくる。ただキャラデザについては、装飾は良いが顔が好みではない。アフロディテなんて美人かと思いきや頬骨のせいで老女にも見える。まあ神であるから感情移入しやすい見た目にする必要はないのだろうし、AIが描いたような独自性のないイラストよりはよほど味があって好ましい。

3面ボスまで

ステージは4面構成らしく、ワイリー城を進むような感じで地上まで上っていく。とりあえず、3面であるエリュシオンのボス、テセウスとアステリウスに対面するところまでは進んだ。割と動き続けていればなんとかなる場面が多く、ダッシュを常用することから足元にスピンブレードを残す刃の俊足は予想以上に働いてくれた。持っていなければ積極的にアレスに会ってもいいかもしれない。

武器は触ってみて面白そうだった弓をデフォルトで使っている。タイミングよく放すと強くなるチャージショットとワイドショットを使い分けられ、チャージのほうは射程内であれば自動でエイムを合わせてくれる。このアシスト機能は共通の技である魔弾にも同じくあるのだが、ディオニュソスから酒精の魔弾を貰い手投げ弾になった場合には狙ってくれないときがある気がする。ワンボタンで使えないと困るが、酒の性能そのものは高い。

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