ゲームプレイ週記#225「Balatro」

Switch版が日本で販売再開

Balatroはローグライトなポーカーで、Switch版がそろそろ再販されるかと思いチェックしたら本当にされていたので買った。こういうゲームはSwitchでやりたい。日本を含む一部のリージョンで販売停止に追い込まれたのはポーカーというギャンブルに用いられるゲームがテーマになっているためのようで、これによりIARC汎用レーティングが3+から18+まで跳ね上がったらしい。

CEROに提出した審査資料に不備があったメルルのアトリエとは違い、IARCには事前に話を通していたというからメーカー側には同情しかない。そもそもBalatroは賭博をするゲームではないので、自己申告を否定するだけの根拠ある報告があったのかは疑わしい。日本では標準レーティングのCEROを取得して再販に漕ぎつけたようで、審査に加えてロットチェックの出し直しもありここまで時間がかかったのだろう。ついでかは知らないがパッケージ版も発売予定になった。

ゲーマーとギャンブル

ポーカーやスロットによるギャンブルに対しミニゲームとして大いに馴染みのある日本人ゲーマーとしては、ギャンブルゲームを規制する必要性には疑問が残る。昔から海外版の製作にあたっては内容の変更やオミットを余儀なくされてきたようだ。規制の判断には模倣のリスクが重視されるという話を聞いたことがあるが、プレイヤーを実際のギャンブル依存症に陥らせるほどの影響力がゲームにあるものだろうか。

少なくとも僕がギャンブルゲームに浸るのは良い雰囲気を作ってくれることが多いからで、リアルなギャンブルは当たりの高揚感を知りつつも長期的にやろうとは思わない。ギャンブル漫画を買うのも頭脳戦に惹かれるからだし、やっている投資もリスクヘッジでしかない。もっといえばゲームシステムに興味があるだけで、プレイヤー意識が薄い。子供の頃に熱中したメダルゲームも一通りやったら飽きてしまった。

まずはクリア

トランプでこんなソロゲーム作れたら楽しいと夢想したものを具現化したようなゲームだ。ブラウン管シェーダーによってビデオポーカーのような趣があり、深夜に延々と回したい気分にさせてくれる。装備によって手札に役割を付加するという点で、感覚はDicey Dungeonsに近いと思った。最初のランでは頑張って英語を読んでやっていたが、とっくに日本語に対応されていたことに気づく。アンティ6のThe Eyeで同じ役の連打を封じられて敗北した。

初勝利はフラッシュのビルドで、クリア後にはアンティ11のノルマに圧殺された。金は利子が付くから余りがちで、Slay the Spireでいうレリックのような永続効果をもたらすバウチャーは買う価値のあるものが少ないように見える。ジョーカーが並べ替えられることにもしばらく気づいていなかった。同じタイミングで発動する効果は左側から順に処理されていくので、乗算は加算よりも右側に置くことが望ましい。

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