【詩】どしゃぶりの声
遠くから書かなきゃいけない
一番遠くから
螺旋の端の大渦の
泣いてるでしょ
そこだって
もう
雨が甘かったら
無かったことにできた?
立っていられた?
傘は
一人で
死にました
中芯部の笑顔には声が無い
吃音を獲得できたどしゃ降り
言ってみれば
ずっとストーブの後ろ側で
生きてきた
寒い飛沫
水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。