震える妖怪島
胎動する闇夜の神森
ざわめく千年魔樹たちが一斉に地を這う
艶かしい風に黒々とした卵の群れが目覚め
夥しい手足を突き出し始める
やがて厳かな地鳴りとともに浮上する巨島
封印されし夜明けは漆黒を残し
世界の果てに沈んだ
列島に刻まれる逢魔が時
真なる虚無がここに現界した
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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。