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ギャグやコントっぽいもの。ユーモア系の作品集

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ギャグやコント系の作品を収録。大胆不敵な自己中心派キシミン! 彼中心に今日も宇宙はきしんでる!?クスっとしてなぜだか元気になる日常ショートショートなど。
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2017年8月の記事一覧

不倫バンクから流れ出すホルスタインサウンドで心の秘部まで濡れて恋と愛の為替レートの見通しがまるでつかない。おっぱいとおちんちんの投資マニュアルはどこですか。お尻の長期トレンドはすでに上向きに転換した。きみは何をノタマッテイルノカネ? モルダーあなた疲れてるのよ。
……

カレーラーメンのスープが麺によくからむのは、根がヤンキーだからなのかもしれない。ちぢれパーマをかけた麺たちも気性が荒いゆえ、見境なく売られた喧嘩は買っていく。かくて争いのさなか、我々は漁夫の利を得ることになるいただきます。。

殺人的な殺人で、猛暑があれしちゃってるんだけど。太陽が人を殺す。太陽に「なんで人を殺すのか?」って訊いたら「太陽が眩しかったから」だってさ。

『今日の“か”』

『今日の“か”』

人生は浮いているか

祖師ヶ谷は熟れているか

イギリスは濡れているか

幸せは飛んでいるか

シナモンは噛みついたか

涙は笑っているか

餃子に骨はあるか

朝陽は沈んでないか

真理は迷ってないか

音楽は黙ってないか

信号は歩いてないか

宇宙は咲いているか

顎尻は割れている

トンカツはモーと鳴くか

君は今日を笑えたか?

「新人賞を獲るために』的なハウツー本の中で、こういう文章を書いてくるようではけして新人賞は獲れませんという例が出ていたんじゃが。『毎回応募される方で、どんな作品でも必ず「ユリエのつんと尖った乳房に」というフレーズを入れてくる。こういう工夫がないのはいけません』あれはわしのことか?

九段下に住んでる女がいうには問題は文章の腰がひけているかいないかなんだという。自信の無さが少しでも匂ったら駄目なんだと。バッターボックスの端に立って常にビクビクしている。それでは真に当てられない。内心自分で分かっているせいで、よりペダンティックにもなる。それが九段下スパイラルだ。

動き出すお寿司艦隊
雪だるまを物置に閉じ込めた
次の一手で確実に発狂できるが、そうしなかったのはなぜか
なぜでもだ
股の間から黄身がたれる
夜明けの珍味
パンダの串焼き
複眼的に味わうお祭りのあとの鼻緒を嗅いで
ミシンで塗った恋心ほつれて紫陽花
脳みそココナッツ
よみがえりパンダ

社畜の勢いで快進撃!
進撃のきょちん!刮目しちゃらめえー!

次回、『もはやお尻ヌードル』

『ラストカラアゲドン2017』

竜田揚げダンサー『ウェイウェイ万華鏡』

モーニングアドベンチャー『死ぬまで寝てる』

『ペダンティックなスノビズムに鼻白む九段下の女』

駄菓子屋の前でずーっと待っていたら、なにかくれたよ。なにくれた?

目覚まし時計があま噛みしてくる朝。起きないと徐々に強く噛んでくる

今朝がた北方領土について真面目に考え込んだせいか、駐輪場に自転車を置いていく地球人たちの瞳がみんな銀色に輝いてみえた――そこまで書いて、田中はやけに静かな家の気配に気がついた。
「今日はユリエさんと二人で留守番だったか……」
ふいに猛烈な渇きを覚え、田中は台所へ向かった。

死んだ息子の妻ユリエさんが居間でわしの下着を畳んでおる。わしの下着を。丁寧に。うなじが妙に生白い。今日はユリエさんとわししかおらん。朝御飯は脂の乗った秋刀魚だった。毎朝ご飯をおかわりする際、茶碗越しにわざと手に触れる喜び。おお……ユリエさんが畳んでおる。わしの下着を畳んでおる……