無個性に悩む大学生が「最もプレーンなアイドル」に救われた話。
私は目立つ性格ではない。いたって普通を通り越してもはや無個性の域である……と自負している。そんな自分のコンプレックスを解消してくれた、あるアイドルとの出会いの話。
私自身の話私にはこれといった個性がない。とてもとても普通だ。みんなが一様でいることを求められた高校生までは良かったが、大学生になると自分の無個性さに嫌気が差すようになった。
サークル、バイト、ゼミ……どこでもキャラが立つ者に人は集まる。特にサークルは顕著だった。私はメディア系のサークルに所属していたが、キャラも