大阪杯 【0-0-1-21/22】勝率0.0% 複勝率4.3% このデータ信用しますか?

さんこんにちは。
いきなりですが、【0-0-1-21/22】 勝率0.0% 複勝率4.3% このデータ信用しますか?

普通に考えれば全く期待値が無いので、このデータに当てはまる馬は"消し"、または買っても"相手候補に少々"と言った所でしょう。

では、このデータは何のデータなんだい?
という事ですが、これは大阪杯がG1昇格後過去6年間の『関東馬』の
成績になっています。

その過去6年間の大阪杯に出走した関東馬一覧を見てみましょう。

・過去6年間大阪杯に出走した関東馬一覧。

昨年は単勝1.5倍の圧倒的な支持を得たエフフォーリアが9着。一昨年は、古馬短距離女王グランアレグリアと朝日杯以来のG1制覇に期待がかかったサリオスの超の付く実力馬も馬券外に沈んでいる辺りを考えると、このデータに該当する馬を買うのは躊躇してしまいますね。

次に、この22頭の勝ち馬とのタイム差を見てみましょう。


赤太字は0.5秒以内の負け


馬券内に好走した馬は、20年③着ダノンキングリー1頭のみですが、勝ち馬と0.5秒以内の惜しい競馬をした馬は、6頭。昨年④着ヒシイグアスは③着アリーヴォと19年⑥着ブラストワンピースは③着ワグネリアンと17年⑥着サトノクラウンは③着ヤマカツエースとそれぞれ0.2秒差とあと少しの差で③着まであったという惜しいタイム差で着順程は負けて無いのがわかります。

なので、一概に関東馬だから消し、相手に入れる位でいいだろう。という軽い考えはちょっと危険では無いでしょうか?

それでもまだまだ、関東馬に対する疑いというのは晴れないと思うのでさらに掘り下げていきましょう。
次に見てほしいのは、間隔。

黒太字は間隔10週以上

22頭中、12頭が中9週以上、9頭が10週以上の間隔を空けている馬でした。
特に昨年は天皇賞秋→有馬記念を連勝し、有馬記念から3ヶ月の休み明けでエフフォーリアが1番人気⑨着。一昨年はマイルCS勝ち馬グランアレグリアが2番人気④着、同レース⑤着サリオスが3番人気⑤着と前走G1好走馬の人気馬が馬券外に沈んでいます。
逆に先程の着差程負けていなかった、20年③着ダノンキングリーや20年⑥着ジナンボー、18年⑤ミッキースワロー、17年⑥着サトノクラウンは"大阪杯の前に何かしらのレースを1度使ってからの臨戦過程"というローテになっており、ただ単に関東馬だから好走しないのではなく、関東馬で年明け初戦だから好走できなかったのではないでしょうか?

それを証明するデータがこちら、

黒太字は関東馬

過去前走から中10週以上だった馬は、【2-1-2-16/21】内、東西別で見ると、

・関西馬 【2-1-2-7/12】
・関東馬 【0-0-0-9/9】

中10週以上の間隔でも馬券内に好走していたのは全て関西馬で関東馬は1頭も好走できていません。
このデータから関東馬で中10週以上の間隔が空いた馬は割引きが必要だという事がお分かりいただけたかと思います。

なので、関東馬でも年明け初戦ではない馬、要するに前哨戦などを年明けに使って来た馬は、着差ほど負けていないので軽視は禁物。逆に大阪杯が年明け初戦になる馬は軽視と考えた方が良いでしょう。

最後に今年の関東馬の取捨選択は?

アラタ(除外対象) 、ヒシイグアス、ラーグルフはそれぞれ年明けに金鯱賞、中山記念を使っており軽視は禁物。ノーズブリッジも前走AJCCで中9週で18年⑤ミッキースワローと同じローテという事でここも一応の馬券圏内には入れておきたい。
そして、スターズオンアースは前走が秋華賞で約6ヶ月の休み明けでぶっつけ本番なのでここは軽視してもいいでしょう。

という事で、パッと見のデータ【0-0-1-21/22】を鵜呑みにするのは危険。今年はこのデータをクラッシュさせてくれる関東馬に注目です!

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