ドラゴンヘッドとドラゴンテイル
こんにちは✩.*˚
今回はドラゴンヘッドテイルについてです。
私の鑑定書でもよくドラゴンヘッドテイルについてお伝えするのですが、この感受点と他の天体のアスペクトやそこから起こる作用は無視できないものばかりです。
特に私にご依頼を下さる方のご相談内容は、このドラゴンヘッドテイルの作用が大きく影響していらっしゃる方も多いのです。
私自身の場合は、自分の出生図の蠍座にステリウムという天体の集合があるのですが、その集合の中にドラゴンテイルがあるので、個人的にもこの感受点の影響を感じやすく、注目する傾向もあります。
更には私のドラゴンヘッドテイルは、私の母のドラゴンヘッドテイルと入れ違う形で重なっています。
母からの影響がとても強く、そして学ぶことも多い人生を送っています。
導きも母から多く頂いています。
私の個人的な認識ではありますが、私は、自身がこの感受点から受ける影響がかなり強いので、ホロスコープを見て、ドラゴンヘッド、テイルが呼ぶ運命や出来事に対して敏感に感じ取る感覚を持っています。
ですので今回は私の解釈を織り交ぜながらお伝え出来ればと思っています。
💎ドラゴンヘッドテイルとは
ドラゴンヘッドとテイルというポイントは、実際の天体ではなく、計算で導き出される感受点です。
太陽の軌道である【黄道】と月の軌道である【白道】が交差するポイントの事で
北の交点をドラゴンヘッド
南の交点をドラゴンテイル
と呼んでいます。
ちなみにこの180度で対峙するドラゴンヘッドとテイルの軸をノードと呼びます。
(↓の図では公転軌道が黄道と書いてありますが、地球から見た太陽の通り道は、つまり地球が太陽の周りを周回するときの軌道面との交点と同じです。)
ノードは、ホロスコープの観点から見る前世や今世、その人の得意不得意、人とのご縁や人気、社会の流行や運命の修正時期、また突発的な出来事などという意味を持っています。
またドラゴンヘッドがエネルギーの入り口でドラゴンテイルがエネルギーの出口のような役割をしています。
比較的強い因縁や、運命のようなものを表現することが多いです。
このノードの近くで満月や新月が起こると、蝕が起こります。
満月が起こると月食が
新月が起こると日食が起こります。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの吉凶に関して
ドラゴンヘッドには、今世で受け取ることができる過去生での良い行いの成果や、人との良縁などの意味があり、対になるテイルには過去生で行っていきた事や繰り返してきた癖(カルマ)など、解消するべきポイント、借りを返すポイントと言われています。
ですので、ドラゴンヘッドが吉星、ドラゴンテイルが凶星のような扱いをすることがあります。
ですが私の鑑定では、この吉凶をそのまま用いることはありません。
占星術で言われる吉凶が、必ずしも全ての人の価値観に一致しないからという事と、凶星やハードアスペクトというものは、試練や精神の修行が必須になりますが、必ず本人の大きな糧になり人生を輝かせるものに変化するからです。
人生というのは、死ぬまで生きるのですから、どれだけこの世界を自分の人生で味わい楽しみ学び豊かにするかということが重要です。
吉凶に関して、単純に定義することは難しいと感じますし、人によって吉凶の概念が少し変わるのではないかなと感じています。
ちなみに、大元になっているインド占星術では両方を凶とみなしているようです。
ドラゴンヘッドは飽くなき欲求の方向性、ドラゴンテイルは精神性や純粋さを表すようです。
西洋占星術でドラゴンヘッドテイルが表すもの
ドラゴンヘッド
今世で目指していくべきポイント
苦手だが努力したほうがいいこと
ドラゴンテイル
前世から繰り返してきたその人の癖
前世から行ってきたので得意なこと
インド占星術ではまた違った意味を持つようですが、西洋占星術では上記のような意味になります。
私の出生図でのドラゴンヘッドテイルについて
ザックリとした意味でお伝えしましたが、どのような感じで影響があるかということを、私を例にしてお伝えいたします。
私のドラゴンヘッドテイルは、テイルが特徴的です。
♏蠍座の9度が私のドラゴンテイルなのですが、私の蠍座は3度から9度までに4個の天体と1個の感受点があります。
この1個の感受点というのがドラゴンテイルです。
3度にジュノー
4度に冥王星(ルーラー)
6度に月と水星
9度にドラゴンテイル
となっています。
ちなみに反対側のドラゴンヘッドは牡牛座9度
こちらは3度にリリスが寄り添っています。
ハウスはステリウム内の天体によってハウスはハウスシステムが変わると、8ハウスと9ハウスで変化しますが、ドラゴンヘッドテイルのハウスだけはコッホでもそのまま9ハウスに固定されています。
(それ以外はプラシーダスで8ハウス、コッホで9ハウスです。普段私はコッホを使っていますが、結局のところ、どちらのハウスシステムを使ってもその人らしさというのは出ます。
つまり蠍座ステリウムのハウスが9であれ8であれ、私は二つの場面でこの特徴が色濃く出ているということです。)
実際にノードを感じる体験
まずはドラゴンヘッド牡牛座ドラゴンテイル蠍座の、大まかな一般的な特徴なのですが、星座の性質から見ていくとわかりやすいです。
牡牛座は地のエレメントで、物質と五感の星座です。
自分が感じられるもの見られるものなど、現実の世界(物質界)の自分の感覚。
そして自分の才能であり、それを使って得られる自分の収入も意味します。
蠍座は水のエレメントで終わりと再生そして生と死の星座です。
自分が感じられる目の前の世界とは異なり、自分がこの肉体で直接触れたり見たりすることができない、非物質の感覚を意味します。
私のドラゴンヘッドは牡牛座
そしてドラゴンテイルは蠍座
簡単にいうと、ドラゴンヘッド牡牛座の意味はこの世界で必要とされる物質の扱い方やスキルを今世で学ぶということ。
たとえばお金の管理やお金を稼ぐこと、または才能を実際に形にして表現すること、あるいは五感を鍛えたり楽しむこと。
こういったことの成長に向かっていくと、この世界で良いとされる結果を手に入れることができるのです。
以前、神秘と占星術に関する研究をされている方にリーディングしていただいた時に「Ayuraさんはやっぱりもっと自分の描いた絵や作品を世に出していかないと」と言っていただいたことがあります。
(ちなみにこれはサビアン占星術での結果でした。)
ドラゴンヘッドが示すように、才能として持っている感覚を活かし生きるという事を、もっと積極的にした方がいいというアドバイスでした。
そして私は、私のノード軸をそのまま表現するような出来事を経験した事があります。
30歳の誕生日の事、主人に誕生日何したいかを聞かれて「ルーツにご挨拶したい」と伝えました。
祖父母のもとへ行きお墓参りがしたい、今まで自分を繋いでくれた人々に感謝したいと伝えて、日帰りでしたが地元の祖父母と富士山の方に居る祖母に会いに行きました。
これはとても8室の蠍座らしい出来事だったと思います。死後の人にも会いに行き、自分に受け継がれてきた血を辿る旅になりました。
そしてこのドラゴンテイルのある8ハウス蠍座を象徴するような、富士山や久能山への旅を終えてすぐの事です。
その当時描いていたアクリル画の個展を表参道のパンケーキカフェで開催できることが決定しました。
それは私にとって、初めての個展でした。
8ハウス蠍座の度の後に待っていたのは、2ハウス牡牛座が開花するような出来事でした。
友人たちも、私が描く絵の実物をこの時初めて見ましたし、実は当時私が表現をしている人だと知らない友人も居たのです。
ある女の子に「あゆちゃんてこんな風に考えているんだね、全然知らなくて勘違いしていたよ」と言われた言葉がとても印象的でした。
ここで私はドラゴンヘッドの【才能を世の中に表現する、実行する】という学びを一つ経験したのですが、一度経験すると、エネルギーの道が開通し、嬉しい反応も広がり、自分の周囲の人との関係がどんどん変化していきました。
そして更に不思議な変化と成長は続きました。
私はこれが一番不思議だったのですが、その個展が終了すると同時に子供を授かったのです。
この時丁度働いていたアパレルのお店が閉店すると同時に、仕事をやめることになっていたので、まるでそうなる事が決まっていたかのように、一気に運命の方向が変わったという感じでした。
私の場合は意図せずでしたが、この時はドラゴンヘッドの力を使って、運命の切り替えを行っていたようです。
(ちなみに、妊娠が発覚した時は、トランジットのドラゴンヘッドと木星が0度で、私のSAのセレスもその木星たちに0度でした。更には木星が太陽を通過する少しまえに出産をしています)
後に詳しく知るのですが、実はここで私の人生の本格的な役割がスタートしたのです。
この運命の切り替わりは、私が自らドラゴンテイルとドラゴンヘッドを経験した事により、下地が整い、人生の本ステージの入口が開いた出来事だったのです。
実感としてはドラゴンヘッドの力を使う時は、ドラゴンテイルを大事にしながら、それには頼ることなく、大きな勇気と行動力を発揮するのが大事という感覚です。
うまく力を使い出すことができると、人生のステージがひとつアップし、学びと充実が加速していくのです。
魂の声を聞くことや、自分の感じる役割をこなしていけることは、生きやすさを手に入れるために大事なことです。
ですからドラゴンヘッド、テイルという感受点をよむ事、知ることは大切なのです。
☆おまけ☆
もっと役割や運命について細かく見ていくと…
蠍座のドラゴンテイルは、肉体の機能としての五感で感じる以外の感覚が強いことや、不屈の精神を持つことなども表します。
今暮らしているこの物質の世界ではない世界の感覚がある、つまり第六感のようなものが強いため、それを使って生きることが当たり前になりがちでもあるのです。
こういったことが生まれつき得意なことですので、無意識のうちに感覚的頼りになりがちです。
生まれた時からなので、この特徴には自分では気づかないことも多いかもしれません。
自然と超得意なことがドラゴンテイルには出ます。
当たり前すぎて認識が難しく、だからこそとても得意なことでもあるのです。
人って自分の才能や特技に、気づけない生き物なのですよね…。
(ちなみに対極の牡牛座は感覚任せではなく、しっかりと手堅く前進します。)
私の場合はこの要素に加えて、ドラゴンテイルは蠍座ステリウムの影響を強く受けています。
月と水星と冥王星が近くにある(コンジャンクション)ので、正にこのアスペクトのままの人生を送っているといっても過言ではないかもしれません。
冥王星という星は、10天体の中でも一番外側にある星です。
ですから外部宇宙と太陽系とをつなぐポータルの役目をしているといわれています。
つまり、一つの世界、一つの次元の始まりであり終わりの場所です。
カバラでもダアトと呼ばれる次元を繋ぐポータルになっています。
そしてカバラで月のセフィロトはイエソドです。
ヤコブの梯子という、生命の木を繋いだ梯子では、上の次元(上の生命の木)のイエソドと下の次元(下の生命の木)のダアトは重なり繋がっているのです。
月と冥王星のコンジャンクションというのは、このダアトとイエソドが重なった状態であり、ヤコブの梯子の状態なのです。
(松村先生の本にある、エニアグラムの図に天体を当てはめた図で月と冥王星の関係はわかりやすく書かれています)
つまり外界や別次元からのエネルギーを取り込み排出するエネルギーを持っているということ。
私自身が次元の渡し役になっているということです。
これはつまり無意識的に直感とよばれる霊感や、エンパスという共感力が働くということです。
次元の違う場所から情報を感じて下ろすということを無意識のうちにしてしまうのです。
そして私の場合は水星があるので、その情報を受け取ると、無休で思考が働き続けるのです。
言葉では言い表せないことを延々と考え、処理し表現しようとするのです。
そしてここに前世という意味やエネルギーを排出する作用を持つドラゴンテイルもあるので、私が今している仕事は前世からやると決まっていたようなものということになります。
むしろ今までの人生で何度も何度もやってきたことといえるでしょう。
だからこそ、無意識のうちにやってしまうというところがあるのだと思います。
高次元、別次元、他者という自分や自分の居る世界とは別の世界と繋がり、情報や知識を獲て、伝えるのが今の私の役割です。
ちなみに私は前世でもよく占星術をしていたり、芸術家をしていたり、何度も占い師を経験して今この命を生きているのだそうです。
今の私はホロスコープを媒介し、感じ取り、ホロスコープの説明を活用しながらみなさんに情報をお届けしています。
これについても面白いお話がいくつかあるので、今度お伝えできればなと思います。
蠍座という、人体における摂取と排出の星座、そしてこの世界の生と死を意味する星座で、ルーラー(星座の支配星)である冥王星や、他の星たちと共にある私のドラゴンテイル。
このようなハッキリとした形で私の人生には強く影響しています。
まだまだこれはほんの一部でして、他にもまだまだノードに関するリーディングは尽きません。
人気に関することや、運命の切り替わりもノードが表現します。
私の場合は母との関係や、ノードにTスクエアになっている木星のお話など、もう少し実体験と作用についてお伝えしたかったのですが…やはり書き出すと文字数が膨大になる癖があるので、今回は一度こちらで終わりにいたします。
こんな感じで人生に色濃く出てくることもあるので、ドラゴンヘッドテイルについてという感受点の意味を知って頂けると嬉しいなと思いました。
また今度、書ききれなかった部分は別の記事でお伝えいたしますね☆
ではでは。
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