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昔のおはなし

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記事一覧

変わりゆく季節の繋ぎ目で

最近、夜が涼しい。 数ヵ月前は大好きな季節をあんなにも心待にして、わくわくして、あれをし…

愛優
5年前
4

時には昔の話をしよう。

こんなに簡単に国境を越えるようになったのはいつからだろう。 パスポートと航空券さえあれば…

愛優
5年前
5

戻ってきたと思える場所をもっともっと増やしたくて。

きっと人生で一番リピートしている国。マレーシア。 私がこんなにこの国をリピートしている理…

愛優
5年前
2

そうか。夕日を追いかけてここまできたんだ。

そう錯覚してしまいそうな夕暮れだった。 沈む先は地平線ではないけれども、 雲があって沈ん…

愛優
5年前
3

さよならはいつも、寂しさ9割、悲しさ1割。

"It's time to say goodbye." この言葉がこんなに寂しいと思ったのは初めてかもしれない。 5…

愛優
5年前

遠く離れた異国で出会った君へ。

あの1年でたくさんの人に出会ったけれど、君は少し特別だった。 流暢に英語を話し、 毎週末国…

愛優
5年前
3

夕日がとてもきれいだったから。

なんとなく。 ただ、なんとなく、することがなく、予定もなかったから空港に早く行っただけだった。 間違えても時間に遅れないように、カウンターから一番近いカフェに入って、コンセントのある席を勝ち取ると、写真をまとめたり、友達と連絡を取ったり、ゆっくりと時間を消費していた。 少し時間ができると行き交う人を眺め、また作業に戻る。そんな短いスパンを繰り返しているうちに、ふと、保安検査場の向こうからオレンジ色の光が漏れていることに気付いた。 「夕日だ」 気付いたときにはからだが動

いつもまっすぐな君へ。

初めて会ってからもうすぐ半年。 最初は一言も話してくれなくて それどころか、全然目も合わ…

愛優
5年前
3

あなたはあなたらしく。わたしはわたしらしく。

「なんとなく違う」 実はそう思っていた。 「みんなと違う」 それだけでなぜか苦しくなる自…

愛優
5年前
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クリスマスの夜に

昔からこの時期はなぜかわくわくした。 プレゼントも、ケーキも、きらきらと光るクリスマスツ…

愛優
5年前
2

2018年をふりかえるなんて、そんなたいしたものでもないけれども。

思えば一人での年越しははじめてかもしれない。 そんなことをぼんやりと考えながら、年越しそ…

愛優
5年前
2

小さなことの積み重ねが大事だと分かっていても、どうしても大きく一歩を踏み出そうと…

昔からこつこつと何かを続けることが苦手だった私。 高校受験だって、大学受験だって、付け焼…

愛優
5年前
3

旅に出る前はいつだってこどもの頃に戻ったみたいにわくわくするんだ

もしかしたら、旅そのものよりも、旅に出る前の方が好きかもしれない。 そう思うぐらいにわく…

愛優
5年前

ほんとうに、ほんとうにきれいだったんだ。

きっと、私の中で死ぬまでに見たい絶景ベスト5にランクインしていたギリシャのサントリーニ島。 ドイツへの留学が決まった瞬間から、絶対に留学中に行こうと決めていた場所だった。 思えばこのとき、私の旅へのスイッチが入った気がする。 目の前に広がる、写真でしか見れなかった世界。 ほんとうにこんな場所あるのかなと、どこか信じきれいない自分がいた。   島について、この景色を見た瞬間を、私は一生忘れない。 目前に広がる景色は、写真で見るよりも圧倒的な迫力で私に迫ってきた。