きっとあれは夢のような現実だった
「初めて」はいつだって新鮮に、そして色鮮やかにわたしにたくさんの衝撃を残してくれる。
これまで28年間生きてきて、たくさんの「初めて」を経験してきた。
そのなかでも忘れられないのが初めて海外へ行った経験だった。
当時のわたしは中学2年生。行先はオーストラリア。
外国語が聞こえる飛行機も、パスポートを持って緊張して並んだイミグレーションも、写真でしか見たことがなかった景色も、すべて新鮮で、本当に日本以外の国があるんだ、と、今となっては当たり前に感じていることを初めて実感した