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内定ゼロで自殺準備した私が今生きている理由

こんにちは。
自称ダウナー系あゆむんです。

新卒が社会人になってから1か月ちょっと。
5月病も取り沙汰される時期になり、せっかく就職活動頑張ってついた仕事だけど行きたくないという人も多いんじゃないでしょうか。

今回は就職活動にちなんで、内定ゼロで自殺準備までした私が今も生きている理由をお話したいと思います。
内定が無くて自殺しかけても、人生なんとかなるもんだよというお話なのでぜひ読んでみてくださいね。

◆コロナ禍での就職活動しんどいよね。

文部科学省と厚生労働省の発表によると2021年3月卒の内定率は89.5%。
この内定率を単純に考えてみると、100人のうち約90人は内定を獲得していて、そのうち内定をとれなかったのは約10人という計算になります。

みなさんはこの数字を見てどう思いますか。
90人も内定を取れたら良い方でしょうか。
私はどうしても内定を取れなかった10人のことを考えざるを得ません。
かつて私もその内定がないうちの一人だったのですから。

コロナ禍で就職活動のありようもだいぶ変わってきていますよね。
リモート面接や会社説明会など直接会社に訪れる機会が少なくなりましたし、就活生の負担は以前よりは減っていることかと思います。
一方でせっかく内定をとっても、コロナによる経営不振で内定を取り消されてしまう人も出てきており、金銭的な理由で大学を中退する人も多く、さらに就職活動が厳しくなってしまった人もいます。
内定が取れなかった10人がいま説明したような状況下だったらと考えると、とても心苦しいです。

◆そうでなくても就職活動はしんどい。

そもそもこのような状況下でなくても、就職活動ってしんどいと思うことがたくさんあると思います。
私も就職活動の際には正直、気持ち悪いなと感じることが多く、しんどかったのを覚えています。

みんなが同じ黒のリクルートスーツを着て、同じような髪型をして集団で歩いていく光景は一種の異様な光景としか私の目には映りませんでした。
もともと楽な格好が好きだった私は、履きなれないヒールのついたパンプスやタイトスカートを着て、敏感肌なのに化粧をして就活を行っていました。
その頃は自分に合った化粧品なんて分からなかったので、肌荒れもすごかったです。
それでも頑張って毎日、毎日嫌いな服装をして就職活動をしていました。

結局100社以上エントリーシートを出して、面接にもいきましたが、どこにも内定がもらえないまま月日が過ぎていき、ほとんどの企業が就職活動を締め切った9月上旬。
完全に心が折れた私は「あ、自分ってダメなんだ。」って自殺の準備を始めました。

◆親友の言葉に救われて生きている今。

それからの私は自殺によって親にかかる迷惑を最小限にしようと思い、自分自身の遺品整理を始めました。

捨てるものや棺桶に入れて欲しいもの、死んだあとに連絡する友人の連絡先、ネットサービスのIDやパスワードをリストアップして、葬式のパンフレットの中で一番お金のかからないプランに付箋をし、葬式代を一緒に封筒に入れ、葬式の時に流して欲しいBGMや線香の香りまで決めていたりしていたんです。
死ぬ日は仕事が休みになる人が多く、喪服も着やすい気候を考え、2016年5月のゴールデンウィークだなと予定を立てていました。

その頃の私のSNSは毎日何回呟いたかわからないほど「死にたい」のオンパレードでした。
そんなつぶやきを陰から見ていた人物がいるなんて、この時は知る由もなかったんです。

そんな呟きと自殺準備をしながら、友人の誕生日を祝うため「プレゼントはなにがいい?」と友人にラインをした9月下旬。
「特になにも欲しいものはない。」という友人に「パジャマかアクセサリーがいいと思うんだけど・・・。あ、両方贈るね!」とラインした瞬間、「じゃぁ、来年お返しするから私と一緒の世界にいて欲しいな。」と言われたんです。

その子とは小学校4年生からの友人付き合いだったのですが、自己肯定感が低く友達だと思ってくれている人が何人いるんだろうと思っていた私にとって、この出来事にとってもびっくりしたのを覚えています。
また、その子が普段自分自身の気持ちを口にする子でなかったことも相まって、「親友だと思ってる。だから、一緒の世界にいたいな。」と重ねて言われた時には、「自分、もしかしてとんでもないことをやらかしてしまっているんじゃないか。」と妙に冷静になって、血の気が引いたことも覚えています。

生きてほしいでもなく、頑張ってでもなく、一緒の世界にいたい・・・。
周りにがんばれと言われ続けて、もはやズタボロになってしまった心にどんなにこの言葉が染みたことか。
そこからまとめていた荷物の荷ほどきを始め、元々大学教授に大学院に来いと言われていたこともあって大学院に進むことにしたんです。

◆どうせ死ぬならやりたいことをやろう。

文系大学院なんて物好きな人が行くところで、就職もしにくいと周りから思われていましたが、私は無事大学院での2年の修士課程を終え、某有名外資IT企業に就職することになります。
その後もなかなか波乱の人生になるのですが、それについてはまた今度の機会にお話しますね。

ここまで人生を振り返って思ったのは「内定無くても人生何とかなるもんだな」ということです。
世の中から「不謹慎だ。」と言われかねませんが、「死にたい」という気持ちは悪いことではないと思っています。
私の場合自殺をやめてからも「死にたい」と思うことは、たぶんそう思わない人に比べてたくさんあると思います。
語弊を恐れずにいいますと、「ダメなら死ぬ」という覚悟を一度した人は本当に強い。
だからこそ、「どうせ死ぬならもうちょっと生きてみるか。」と思って踏ん張れることもたくさんあると思うのです。

親友の言葉に救われていなかったら、もう何もかもだめだと思っていたでしょう。
でもやってみたら人生なんとかなるものなので、もう少しだけあなたも生きてみませんか。
スキル皆無の私でさえ人生どうにかなったので、あなたの人生もどうにかなるかもしれません。

もしこれを読んでくれている方で私のように人生どうにかなったよという方、逆に人生どうにもならないと思っている方がいたらぜひコメントくださいね。
一緒に人生どうにかなるように色々考えていきましょう。

貴方と一緒の世界にいたいあゆむんより

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