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いや、オンライン握手会って何やねん

今回の日刊かきあつめのテーマが「オンライン〇〇」なわけだが、私は「オンライン握手会」について話したいと思う。

というか、いきなりタイトルと同じこと言ってしまうのだが、オンライン握手会って何やねん


握手とは、読んで字のごとく「手を握り合う」ことだ。言い方をものすごく湾曲させると、オタクにとっては合法的にアイドルへ触れるそれはそれは尊いイベントなのである(本当、言い方な?)。

これをオンライン(インターネット)という画面越しでやる意味とは?「頭痛が痛い」と同じくらい言葉の矛盾を感じてしまっている筆者です。

なぜ始まった? オンライン握手会

そもそもこのオンライン握手会、事の発端は秋元康企画のアイドルのようだ。

直近で予定されているものでは、配信サービス「LINE LIVE」を通じ、参加券を持った顧客が推しと1対1で話せるんだとか。

コロナでイベントの自粛が相次ぐ中、延期となってしまった握手会を振替えるための施策らしい。一応、アイドルが画面に手を差し出して握手をするような儀式(?)もおこなわれるようである。


これ、ファンにとって頭が痛いのは(と勝手に推測するのは)、まだオフラインでの握手会が完全中止じゃないってところ。

コロナがまだまだおさまる気配はないものの、通常の握手会が開催される可能性もなきにしもあらずな今、ファンにとっては「このまま握手会の開催を待つべきか」「いっそのことオンラインイベントで消化してしまうべきか」と判断に迷う局面でもある。

同じアイドルオタクとして、ファンの方々の心中はお察しする。というかこういう時って、運営側が思い切ってオンラインに全振りすればいいのでは?と思う。

人にもよるがファンにとってみれば、手持ちのカード(参加券)をどちらに捧げるかは、自らの絶好の機会を棒に振るか否かの瀬戸際である(決して大げさではない)。

もういっそのこと「オンラインの握手会はありません!」と言ってもらった方がずいぶん楽だし、諦めもつく。わずかな希望を持たせるから、期待しちゃって判断がつかなくなるのである。

私だったら、「○○(グループ名)握手会」でTwitterで検索かけて、いろんなファンの意見を2~3日くらいリサーチしてから決めるだろうな。

まぁ、複数枚の参加券を持っていたら、とりあえず1枚をオンラインイベントで消化すればいいのかもね(笑)。

握手会とはまさに蟻地獄

さて、ちょっと握手会などのイベントについて語りたいのだが、私もK-POPファン歴約10年を経て、この手の接触系イベントにはいくつも参加してきた。

握手会、ハイタッチ会、サイン会、etc...(私は特にハイタッチ系のイベントが多かった)知らない人のために言っておくが、これらのイベントには強大な魔の力が働いている

Kポ(K-POPの略)界隈だけかもしれんが、その昔ハイタッチ会場にはその場でCDを購入できる物販ブースがあった。

通常、この手のイベントは事前にCDなりをお買い上げして参加券を手にし、当日にお触りイベントへ望む。

個別ハイタッチの場合、参加券はランダムなことが多いので、推しと必ず接触できるとは限らない。※グループ全員とハイタッチできる「全員ハイタッチ」の場合もあるが、ベルトコンベアのごとく流れ作業になる。

そこまで推していないメンバーが出た時は、知人かTwitter経由で参加券を交換してもらうか、もう腹をくくってそのメンバーとハイタッチするしかない。

特に自分の推しがグループの中で一番人気のメンバーだった場合、自引き(自分で引き当てるの意)で当てないと交換してもらえる確率はかなーり低い。いや、ほぼ無理だろう。

当日のギリギリまで交換できる人を血眼になって探すが、会場でも見つからないなんてこともざらにある。


ここで数行前に戻るが、そう、会場内のCDブースの出番である。

つまり、そこでCDを追加購入して参加券をゲットするわけだ。無論、これもランダムである。

「え?非効率じゃない?」と思うでしょ? あのね、非効率と知っていても財布を開くのがオタクです

なんなら「CDも買えてハイタッチもできるなんてめっちゃお得じゃない? むしろ安いよね?」っていう謎理論すら発動している。

このゴ〇ブリホイホイならぬオタクホイホイ(ファンのみんな怒らないで)があるおかげで、CD売上金額の上乗せは割とあるんじゃないかと思う。※補足しますが、もちろん事前にCDを買わず当日の飛び入り参加という人もいます。

でも、それをしても苦にならないくらい推しとの接触ってものすごいパワーをもらえる。至近距離であのキレイなお顔を見てぬくもりに触れたら、尊さが爆発してスターとったマリオくらい最強になれるから。元気200倍だから。

接触系イベントという名の蟻地獄に落ちたら最後、我に返るまでこの課金ゲームは終わらない(ちなみに私は1回のイベントにつきCDは3枚までと決めていました)。

とはいえ最近の若い子はけっこう合理的なので、Twitterガンガン使いながら効率よく交換して推しと握手してるのかもね。知らんけど。

やっぱりオンラインよりオフライン派

オフラインでの接触系イベントの良さを知っている者からすると、オンライン握手会ってなんやねんって話しなわけで(3回目)。

やっぱりオフラインのイベントを、オンラインに代替するのは無理がある。同等じゃないし、選ばせるの相当無理あるよ。ファンの気持ち察しようよ、運営。

コロナのせいで仕方のないこととは言え、今後このようなオンラインイベントばかりになってしまうのは嘆かわしいことだなぁと思う。


とかなんとかオンライン握手会は微妙みたいな流れで話展開してきたけど、もし推しのオンラインイベントが開催されたらたぶん迷わず参加する。

今持てるだけの資金を引っさげてな(そうです私がATMです)。

※これらのイベントに関する意見はオタクにより異なると思うので、こちらはあくまで私の意見ということで悪しからず。

編集:彩音

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