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First day of winter

中華街を歩いたら、春節のランタンの飾り付けが始まっていた。立冬、このあたりから冬至までの空気が、とても好き。特別な時間の中にいるような気がするから。

メッセージの中での、スタンプにより、心が和むような時もあれば、そうじゃない時もあるのだということを感じた。正誤だけで言うならば、決して間違いじゃない。だけど、どう感じた?と問われたら、答えられない。喜怒哀楽のどれにも属さないし、かといって「無」でもなくて、心の柔らかくて脆い部分を、ギザギザの羽根になぞられるような。だから、もう今だけは、ここから逃亡したいと思った。元町のユニオンで、鏡に映る自分の姿を見たら、やっぱり今日も、季節に応じた装いどころか、キャッツ♥アイに出てくる女みたいで、よくもこんな悪趣味な格好で…とゲンナリした。だから、せめて今だけは、Charlie's Angels フルスロットルのような格好と、いうことにしようと決めた。あの時の、ルーシー・リューは、美しく格好よかった。Pulp Fictionの時の、ユマ・サーマンとどちらが良い?もちろん、ユマ・サーマン。

デートで映画を観に行くのは好きじゃない。ウォン・カーウァイの、花様年華を観に行ったことがある、英題の In the Mood for Loveの方が、しっくりとくる大人の切なく美しいラブストーリーに加えて、映像と、チャイナドレスのマギー・チャンの横顔が、とてつもなく美しい作品だったのに、映画館を出てすぐに、何食べたい?と言われて、私の大切な大切な余韻の時間を…と感じたけれど、お昼を過ぎていたし、決して間違いじゃなかった。なのになんとなく、この人とは違うんだろうなと感じたら、やっぱりそうだった。それ以降、相手は間違いじゃないから悪くないし、ただ私が、物事の「余韻」に対して、異常で過剰な程、面倒な一面を持っている人間なのだから、映画は1人で観に行くことにしている。

メッセージのその後、相手が、私の喜ぶことをしてくれたのも、わかった。それが、相手が私を想ってくれている気持ちだということも、充分すぎるほどわかった。だけど開かなかった。此処で駆け引きを…そのような、ありふれた子供っぽいことではないし、駆け引きは好きじゃない。

多分やっぱり、特別な時間なのだと思った。二度とないような、誰とでもすることではないような特別な時間なのだと、この人とは違うとは思わないような…


#日記 #エッセイ #映画 #LINE #余韻 #恋愛 #人間関係 #立冬 #写真

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HypnoTherapist.書かれていることは 潜在意識からの love letter かもしれないね 

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コメント2件

ちょいちょい横浜の地名を絡めつつ乙女心を縷々と、、、今夜のような記事が僕はスキですね。僕が若い頃住んでいた町だからかもしれませんが。
ちくわ会長さま こんばんは、いつも素敵なコメントを、ありがとうございます。横浜にお住まいだったのですね。。。この季節の横浜の空気は、とても特別な空気ですよね…
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