祖母への手紙(4)
こんばんは。
脚の手術後、祖母はリハビリを嫌がりました。
ホーム内でも歩行器を使っていましたが
腕の筋力もどんどん落ちていき、
自分の体を支えられず歩行器でも
何度か転倒していたそうです。
亡くなる前年のお盆に一時帰宅しましたが、
その時は自力で立つことも歩くこともできず、
両親に抱えられながら玄関への階段を
上がってきました。
久し振りに見た祖母の顔。
ホーム入居前の強気な祖母の面影は無く、
一気に老けた気がしました。
仏壇に手を合わせるだけの短時間でした。
両親からは認知症がだいぶ進んでいると
聞いていましたが、私や妻の顔を見れば
当時を思い出して暴れたりしないか
とても不安だったのを覚えています。
もうその時点で入居前に揉めたことも
私のことも忘れていたのかも知れません。
仏間で顔を合わせた時も、
帰り際に父と私が体を支えて階段を降りた時も、
祖母は私に何も言いませんでした。
今では何となくですが、元々細身だった祖母が
痩せ細ったように感じました。
それが亡くなる前の最後の帰宅でした。
続きはまた日を改めて。
明日も感謝の心を忘れずに。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。