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結局人って「場所」や「環境」でしか変われないのかもしれない ~2020年振り返り~

あっという間に2020年が終わろうとしています。

今年は本当に予想外なことがたくさん起きた1年でした。

去年の10月にエージェントから採用パートナーという仕事へ、1400人から11人の「ど」がつくほどのベンチャーへ。時が経つのは本当に一瞬で、特に今年は四季を感じる間もあまりなかった気がします。

厳密にいうと転職して1年2ヶ月ですが、2020年の終わりと同時に振り返ってみることにしました✏️
(頭と心の中にあることをぶわーっと書いただけなので、かなり乱文です)

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2019/10 

どうしてもベンチャー・スタートアップ企業の採用に入り込みたい。
という理由から今の会社へ転職を決意しました。
エージェント時代はいわゆる両面と呼ばれるスタイルで企業・候補者ともに採用・転職支援ができる幸せな環境ではありましたが、どうしても今後のキャリアを鑑みた時に「もやもや」感を拭いきれませんでした。

2019/11 - 2020/02 

そんなこんなで入社してすぐに4ヶ月。光の速さで過ぎ去ったので書き留めておかなくちゃ、とまとめてみました。

(これは今でもネタにされるのですが、毎日始発〜終電、休みなんてない いつの時代?と言わんばかりの変な覚悟を持って入社してしまったのである意味入社ギャップはありましたね。)

良くも悪くもこの時は「転職してすぐ価値発揮しなくちゃ」という気持ちと「でもまだ教えてもらえる環境だし分からないものは全部吸収しよう」と教えてもらえば良いやというスタンスがかなり強かった気がします。そんな私はまだまだ採用パートナーとは言えない状態で色々な人のお力を借りながら(それは今も)なんとか採用支援に取り組んでいました。

それでも場所を変えたことで発見したことは多く、何より仕事をする中でやっぱり採用パートナーというこの関わり方が個人的には好きだと気付くことが出来ました。両面のエージェントから転職をして、候補者さんの転職の支援、いわゆるto Cに入り込むことは若干難しくなったのは寂しさではありましたが、入社した会社がベンチャーだったので「やりたい」という気持ちをいつでもサービス化することが出来ました。個人的にはその感覚が新鮮でストレスフリーでした。

そんな中で「なんでそんなベンチャーに入ったの」「キャリアがもったいない」と言われることもありました。悲しかったのは事実ですが、自分で納得し選んだ道だったので「そんなの本当にどうでもよい」というように切り替える他なかったですし、そんな言葉をもらうたびに「正解にしていく他ないな」と自分で自分を奮い立たせるしかありませんでした。


2020/03 - 2020/06

3月から6月はまさに、「転換期」。皆さんにとってもそうだったのではないでしょうか?なんと言ってもコロナの影響を受けざるを得なかった時期。

視点を1つも2つもあげてほしい
代表にはほぼ毎日のように言われました。

3月4月は採用ストップになる企業が1番多く、会社として解約企業も数社ありました。危機感との隣り合わせなのが毎朝のMTGの空気からも伝わりました。HRは世の中的にも特に厳しいという声を聞くことも多かったのは事実です。不安しかありませんでしたが、何か行動することで不安をぬぐい切れる時が来ると思うしかなかったです。

リモートになり、組織・クライアントに対して何かいいことを1つ実施し共有するといった、1good1day という施策を始めました。少しずつではありましたが、各自当事者意識を持って自分にできることを行うことで組織が良い方向へ進んでいる感覚がありました。

この時すごく感じたのは、リモートワークにより「働き方」は自由になったけれど、働く場所や時間を自由にしただけは生産性が上がらないということ。正解のないリモート下では社内・社外に対して「在り方」が特に問われた気がします。

2020/07 - 2020/09

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noteでの採用ノウハウの発信や人事を志望する方向けのアカデミー実施など3月-6月の踏ん張りもあってか、市場が徐々に戻ってきました。
ほっと一息つきたいところでしたが、、と同時に数名退職してしまいました。これまで退職者は見てきましたし、人の転職を支援していたので慣れているつもりでした。個人的には転職すること自体はagreeでその人自身が幸せなのであれば祝福しています。ただ、あの転換期に一緒に乗り切ったメンバーが離れていってしまうのはやっぱり心に穴が空いた感覚で少なからず、何があれば良かったのか・自分として出来たこと何かなかったのかなと考えてしまいました。

ちょうどこの頃から、担当企業から採用の相談だけではなく、組織周りの相談もいただくようになり、自社の組織づくりにもっともっと関わりたいと思うようになりました。

色々な人とお話しさせていただき最初は「小さいことから」と、目の前の仕事で仕組みにした方が良いものは全部仕組みにしました。誰が見ても分かりやすく使える仕組みを作ることって意外と難しく、仕組みを作った後に本当に使われているのか検証しては作り直しての繰り返しの2ヶ月でした。


2020/10 - 2020/12

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そんなこんなで自社採用を強化することになり、関わることになりました。改めて採用要件を見直し、各面接官がどんなポイントをみているのか、自社の魅力はどこかを設計するとともに、自社にしか出来ない採用とは何なのかを模索しました。

個人的には、面接だって候補者と企業間が対等であるべきじゃない?と面接のスタイルへ違和感を持っていたので、面接官のことも事前に知ってもらえるようなコンテンツを作ったり、自身が面接の際に聞きそびれてしまったなという内容をまとめたりと情報提供を行ってみました。

勿論上手くいかないことの方が多く、あーでもない、こうでもないと模索しながらではありましたが、結果的に来年度3名の仲間を迎え入れることができてとても楽しみですし、提案してすぐ実行できる環境が何よりもベンチャーの醍醐味だなと振り返ると思います。


まとめ

この1年本当に色々なことが起こりました。そして色々なことにも挑戦させてもらえたと思います。未完全な組織だからこそ、まだまだできることはありますし未完全な採用領域に関われているからこそまだまだできることはあります。
エージェントから転職してきたときに叶えたかった、採用のノウハウを知ることはもちろんのこと叶えられています。逆に、採用パートナーの立場になったからこそ「まだまだ足りないな」と感じることもあります。もっともっとスタートアップ・ベンチャー企業が「採用力」を伸ばせるような仕組みをつくりたいですし、そのためのサポートがしたい とこの仕事をしていて初めて気付けました。

それだけではなくて「誰が見ても分かり易く使いやすい仕組みにすること」「インプットしたことを積極的にアウトプットすること」「不満はいくらでも改善できること」などの仕事だけではない大切なことを学べたのも個人的には有意義で、これはもしかすると、「場所」を変えなければここまで経験は出来ていなかったかもしれないなとたまに思います。

単に場所を変えるということだけでなくても習慣を変えたり、意識を変えたり、一緒にいる人を変えるだけで変わることだってあります。だからこそ自分にとって「正しい場所」がどこなのか常に見極めながら自らの環境を少し変えてみる勇気や行動を起こしていきたいなと思えた1年でした。




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