「自分との約束」を守ろう

土井あゆみです。こんにちは。

今回は久しぶりにわたしの書籍『思い描いた理想をすべて手に入れる生き方』の内容の一部をシェアさせて頂きます。

前回の記事の続きです。

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「頑張っていきたい気持ちはあるんです！でも、自信がなくて…」

日々私のもとには様々な悩みを抱えた方がいらっしゃいます。
その中でよく耳にするのが、「自信がない」という言葉です。
もし、「自信がない」という理由で、目の前にあるチャンスを掴まなかったり、新しいチャレンジを諦めてしまっているのだとしたら本当にもったいない！と思います。
なぜなら、自信はこれからのあなたの行動次第でいくらでも身につけられるからです。

私がまだ駆け出しの頃、恩師はこんな話をしてくださいました。

「太陽が明日の朝東の空から昇ることに、あなたは1億円かけられる？」と恩師は尋ねました。

なんでこんな当たり前のことを聞くんだろうと思い、少し戸惑いながら
「…はい、かけられます。」と私は答えました。
生まれたときから今日までずっと、太陽が東の空から昇らない日はなかったからです。

「じゃあ、あなた自身が経営者として結果をつくることに1億円かけられる？」と恩師はさらに尋ねました。

「・・・。」
私は答えることができませんでした。

「毎日太陽が必ず東の空から昇るのは、必ずそうなることがすでに決まっているってことだよね。それと同じくらい、自分は絶対に経営者として結果をつくれると言い切れるかどうかがとても大事だよ。自信とは、自分を信じる力のこと。そして、自分を信じる力は、自分との約束を守り続けることで今からでも身につけることができるんだよ。」と恩師は教えてくださいました。

「今日から毎日これをやろう」と自分と約束した経験、みなさんにもあると思います。その自分との約束を、昨日もやった、今日もやった、明日もやった、を繰り返すことで、「私はできる」という自信が自分の中に少しずつ蓄えられていきます。

逆に、「今日から毎日これをやろう」と自分と約束したことに対して、昨日もできなかった、今日もできなかった、を繰り返していくと、「私には無理かもしれない」と自分を信じられなくなってしまうのです。

「私はできる」と「私には無理」、
みなさんはどちらの自分になりたいですか？
…もちろん、「私はできる」ですよね！

「私はできる」という自信を蓄えていく時にポイントとなるのは、自分との約束の内容が大それたことである必要はなく、ささいなことでいいので、毎日決めたことをやり続けることが大切なのです。

例えば、毎日決めた時間に起きよう、欠かさず日記を書こう、10ページ本を読もう、筋トレを30分やろう、毎日ちゃんとメイクを落として寝よう（笑）など、自分のために日々やったほうがいいなと思っている、ささいなことから始めてみましょう。それをまずは3日、その次は3週間と、近い目標設定で続けてみるのです。そうして3か月くらい経つころには、継続は力なり、という古くからある言葉の意味を体感するはずです。

自分と約束したことを継続しようとした時に教わったのは、意思は弱い、でも仕組みは強い、ということでした。

「よし！これをやろう！」という思いや決意だけでは弱いのです。もちろん、人によってやる気や意思の強弱の程度の違いはありますが、もし人類みな意思ひとつですべて抜かりなく実践できるのだとしたら、世の中すべての人が既に欲しい結果を手にしていることでしょう。ですから、自分のやる気や意思とは関係なく、強制的にやらざるを得ない状況を作り出す仕組みを先に設定するといいよと教わりました。例えば私は、筋トレやボディメイクに集中したいときは、気持ちが上がっているときに必ず次のレッスンを予約する、誰かと一緒にする約束をして行かざるを得ない状況をつくるなどしています。

と言いつつ、私も最初のころは「あー忘れちゃった！」「時間に遅れちゃった」など、なかなか完璧にはできませんでした。その際、必要以上に凹むことはありません。完璧にやることが目的なのではなく、できたことに目を向けて小さな成功体験を積み重ねることがとても大切です。

先ほど述べたお悩み相談で「自信がないからできない」という言葉を聞くたびに、私は「自信がないからこそやるんだよ！」とお答えしています。

いま自信がないからといって、それを足を止める理由にしていては何も始まりません。

今日のこの一日から、毎日自分との小さな約束を守り続けて、あなたの頭の中を「私はできる」という確信で埋め尽くしてしまいましょう！

ポイント：「自信」とは「自分との約束」を守り続けてにじみ出てくるもの