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土井あゆみです。こんにちは。

現在、ヴィーガン検定Proの資格に加え、インド・スリランカ発祥の“アーユルヴェーダ”についても、Proの講師の方から学んでいます。
現代を生きる私たちの生活にも活かせる部分が多いものだと感じていますので、数回にわたり、学びを共有していければと思っています。


栄養+消化の力で考える

アーユルヴェーダと西洋医学において、大きく異なるアプローチのひとつに、食事の栄養に関する考えがあります。
西洋医学では、食べ物が持つ栄養素についてを述べますが、アーユルヴェーダにおいては、食べ物の栄養ではなく、自分に合っているかどうかという点が重要になります。

栄養価が高いとしても、自分自身の消化の力が弱まってしまっていると、体の負担になってしまうということです。
消化しきれないものが溜まっていくと、流れが滞り、新しい細胞が生み出しづらくなり、不調をきたします。逆に、消化力が十分に発揮され、老廃物がしっかりと排出されていくことが健康につながっているのです。

また、この「消化力」が、強い精神にもつながるとされています。
感情の変化で必要以上にたくさん食べたくなってしまったり、食欲がなくなる経験をしたことがある方もいらっしゃると思いますが、感情を消化する力も大切です。

感情が消化できないことがストレスになり、ストレスはあらゆる臓器の機能を下げてしまいます。
人間の体はそれぞれ個人によって、生まれつき弱い部分があります。ストレスの結果、そういった弱い部分に未消化物がたまり、冷たくなり、不調をきたしてしまうのだそうです。

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毒素をためない生活をしよう

根本から解決をしていくために重要なのが、毒素をためない生活をすることです。

消化の力は、火を燃やし続けることに例えられます。
規則的に継続されることが重要で、不規則になってしまうと火が消え、もう1度つけ直すまでに時間がかかってしまいます。

それと同じように、毒素がたまっていってしまうと、元に戻すのに時間がかかるので、毒素がたまり始めたらすぐに行動を起こすことが大事なのです。

日常生活の中で多かれ少なかれストレスを感じると思うのですが、人や環境そのものがストレスなのではありません。
実は、起きた出来事に対する「自分の感情」がストレスを与えています。

世の中に壁や障害がなくなることはなく、それをどう捉えるのかで、自分の感情が変わります。
感情も「どう消化するのか」で、自分に大きく影響しています。
消化しきれていないから、誰かに当たりたくなってしまったり、感情的になって思ってもいないことを口に出してしまったりと、さまざまな影響を受けてしまうのです。

そのため、物事の捉え方を変え、毒素がたまり始めたらすぐに対策することが重要です。

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バランスを整える食事のとり方

食事のとり方も大切な要素の1つです。

食事に対して、感謝しながら大切に食べること、そして腹八分目にしておき、よく噛み、1〜2割は水分で満たしておくことで、消化力をより高めていくことができます。
また、1日の中で消化力が高いのはお昼の1〜2時ごろ。朝・晩は力が弱めなので、消化しやすいものをとるようにすると良いそうです。

食べ物の持つ力は、味によって分かれるとも言われています。

オーグメンティング(甘味・酸味・塩味のあるもの、米などの自然の甘みも含む)は、身体の血となり肉となる栄養です。

エクストラクティング(辛味・苦味・渋味のあるもの)は、クレンジング・排出作用があります。
ただし、過度にとりすぎてもあまりよくないので、オーグメンティング・エクストラクティングはそれぞれ同じくらいの量を摂ると良いそうです。

しっかりとこうした意識を持って食事をしていくと、純粋な栄養のための食事になっていきます。

栄養以外を目的とする食事は、意識的ではなく、何かしらの執着や依存であるといわれています。
ついつい、とやってしまっている行動が、毒素を溜め込むことになっているかもしれないので、注意が必要ですね。

また一方で、「栄養でいうとあまりよくないんだけどな……。」という面がありつつも、一緒に食事をする人との時間を楽しみたい場合もあると思います。そういう時は、「心の栄養をいただく時間にしよう」と思って食べると良いそうです。

目の前の食事を大切に、意識的に自ら選択していくことが大切ですね。

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