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Liiのスタッフのみんなに伝えたいこと

Liiのみんなへ、改めてLiiがどんな会社なのか、私がトップとしてどんなことを考えてるのかを伝えたいと思ったので、書きます。

組織が40名を超えて3ヵ月経ちますね。
会社としては、拠点数も増え、利用してくれるお客さんも増え、スタッフの求人応募も続々といただいて概ね好調と言えます。これは、お客さんにしっかりと日々Liiとしての価値を提供してくれるスタッフのおかげです。

みなさん、毎日ありがとうございます。

関東、関西、中部あわせて9拠点。
2年弱でこれだけの数をOPENしてきました。会社としては順調そのものですが、やはり初期投資の大きな店舗ビジネスのため、血を吐きそうな思いを何度もしました。改めて、私なんでこんなに大変なことをやってるんだっけ?と思って整理するのが、本noteです。
正直言って、長いです。でも、時間をとって読んでほしいです。

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私はもともと、起業願望とか社長になりたいと思ったことは全くありません。今でも社長というポジションに執着も全くなく、肩書きには興味がないところは変わっていません。「自分のやりたいと思ったことを、形にして世に広める」おそらく、これだけが私の根底にある原動力です。キレイゴトに聞こえるかもしれませんが、ある意味「利己的」です。でも「私のやりたいことは、きっと多くの人を幸せにできる」と信じているので、この利己的かもしれない「やりたいこと」をやり続けるのです。

人生をオモロく!幸福度の高い世界をツクル

私のやりたいことは、これです。私に関わってくれた人、Liiに関わってくれた人を幸せにしたいんです。たぶん、私はもう自分が十分幸せだから、次は自分の手で人を幸せにしたいというステージにいったまでだと思います。
さて、どうやってLiiに関わる人を幸せにしようか。何をしたら幸せを感じてもらえるだろうか。やり方は全くわからない。

そこで「守破離」です。大志を抱いて偉業を成し遂げてきた先人たちの考えを知りたいと思うわけです。

事業をおこなうには組織が必要となる。一人でできる仕事には限りがある。事をなすには組織がなければならない。
(出典:ピーター・ドラッカー)

私は起業当初からCOOの高橋と一緒にやっていたので、ある意味すごくミニマルな組織はすでにできていたかもしれません。最初はそれはそれは苦労しました。お金にならない時期もありました。そんな期間を経て、「企業とは?経営とは?事業とは?」を考えるのです。

少し引用を多用します。が、私が大事にしている考え方がここに詰まっています。

「企業をはじめとするあらゆる組織が社会の機関である。組織が存在するのは、組織それ自体のためではない。社会的な目的を実現し、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たすためである。組織は目的ではなく手段である。したがって問題は、その組織は何かではない。その組織は何をなすべきか、あげるべき成果は何かである。」

「持続性ないし継続性も事業には欠かせぬ要素である。いかによき事業であってもほんの一時的なものでは意味がない。継続してこそ社会的な役割をはたすことができるのである。そのためには自走できる仕組みとしての収益が必要となる。」

「人を幸せにし、社会をよりよいものにするには、組織がよい仕事をしなければならない。財・サービスを提供して物的な豊かさをもたらさなければならない。人を生き生きと働かせ、人の心に豊かさをもたらさなければならない。」(出典:『マネジメント』)

「三方(さんぽう)よし」とという近江商人の経営哲学を聞いたことがある人も多いかもしれません。概ね、同じことを言ってると解釈しています。

売り手よし/買い手よし/社会よし


企業(会社)は「人の集合体」です。
つまりLiiは、今Liiに所属する43名ほどのスタッフによって作り上げられている「集合体」です。そして、私たちLiiがやるべきことはいたってシンプルで「売り手よし/買い手よし/社会よし」の3つなのです。

▼Liiの「売り手よし」
私は、働くスタッフが幸せでないと、お客さんは幸せにできないと思っています。これは日頃からかなり熱量高く伝えているつもりです。そして意識して働いてくれているスタッフもまた多いと思っています。「自分の幸せ」を考えるスタッフが増えたことは一歩前進です。次の課題は「仲間の幸せ」を考えられるスタッフをもっと増やすことです。自分自身が「売り手」であると同時に、働く仲間も同じ「売り手」です。チームみんなで、お客さんの成果(価値)を生んでいくのです。だからチームメイトへの思いやりが必要なんです。ここで「我が我が」になってはいけない。

逆に「仲間のことを気にしすぎて自分の仕事が手につかない」という人もいます。それも「売り手よし」に反しています。自分が「売り手よし」の状況になれていないにも関わらず人のことを気にするのは本末転倒です。

自分が自立して、チームメイトが困ってたら助けられる、みんながいい状態で働けることが「売り手よし」です。

▼Liiの「買い手よし」
当社は「運動で子どもたちを幸せにする」という価値を提供しています。サービスポリシーは「T.O.S」。運動を、Liiで過ごす時間を「楽しい!おもしろい!すき!ワクワク!」感じてもらうことが私たちのサービスです。

もう少しブレイクダウンしましょう。
幸福度の高い世界をツクルというミッションの「幸福」について、運動習慣のある人とそうでない人の幸福度に差があるというデータがあります。(ソース忘れましたが、また見つけたら貼ります)

運動が好きで、運動習慣のある大人になっていくことで幸せになれる人が多くなる、と信じているのです。

で、「誰に」運動を提供するんだっけ?というところ。

そもそも、日本の戦後からの同一教育の色が、特に「体育」には根強く残っています。運動が嫌いな人は「小学校の体育で嫌な思い、恥ずかしい思いをした」という後天的なネガティブ体験をしている人が多いことは有名です。
だったら、私たちが小学校に入るまでの間に、運動が大好きな状態にしたい。運動で1つでも「これ得意!」と言えるものを作ってあげたい。運動って楽しいんだよということを知ってほしい。

ここから、サービスの対象を「未就学の子ども」に設定しました。

その中でもとりわけ運動が苦手、嫌いになりやすい傾向が多いのが「発育発達に遅れのある子ども」や「集団行動が苦手な子ども」だということがわかりました。そうして、マンツーマンで発達障害のお子さまを対象にするサービスへと軸が定まっていきました。

さて次に「療育」という観点です。
私たちは「療育」を「将来の自立と社会参加」「困りごとの解決」ととらえています。運動を通して、これらにアプローチをしていきます。

「T(楽しい).O(おもしろい).S(すき)!(ワクワク)」が当社のサービスポリシーです。運動を楽しい、おもしろい、すきと感じてもらい、運動を通してたくさんの挑戦、成功体験を積み、自信に変えていくというのがLiiの療育(サービス)です。

で、よくスタッフがぶち当たる壁が「楽しい」って、楽しかったら何でもいの?ってやつです。みんなの思う「楽しい」ってなんだろう。どんなときに楽しいって感じるだろう。

Liiでは「できないかもしれないけど挑戦する」や「できなかったことができるようになる」とか「知らなかったことを知る」が「楽しい」だと思っています。だから、子どもたちにこれをたくさん経験してもらうのです。しかもその過程すらも「楽しく、オモロくやる」のがLiiなんです。

スパルタで練習したり、鬼コーチが何度もいやいや練習をさせたり、厳しい声かけをしたりするのではなく、「気づいたらできてた!」「できたからもう1回やってみたい!」という状態を作るのがプロとしてのLiiのコーチなのです。

よくあるじゃない?
保育園からなかなか帰りたがらない子どもに対して、
「●●くん、お母さん困ってるよ。早く靴はいて帰ろう!」っていう先生と「(全然違う人の靴を持って)●●くんの靴ってこれかな?」って言って「違う僕のはこれだよー!」って走って玄関まで来るような声かけをする先生。これの後者のイメージ。そこで、すっと玄関にこれた子どもに「かっこいね。さすがだね。」ってたくさん褒めてあげる。これを運動を通してやる。別に「運動バリバリやってる風」でなくてもいいし、「療育してます!風」でなくてもいい。ABAや理学療法、作業療法、なんちゃらメソッドも、知識を持って組み込めるスタッフはさらによいと思うし、それができるスタッフを増やしたいとは思う。でも、それもあくまで手段。はたから見たら遊んでるだけに見えるかもしれないけど、それでもいい。

子どもたちに「運動での挑戦体験・成功体験」をたくさん提供して、自信をつけて、未来に幸せな大人になってほしいな、という思いで毎日やるんです。それがLiiの「買い手よし」です。

▼Liiの社会よし
福祉や保育の商習慣だったり、業界文化の「選択肢」を作ることが私たちの社会に対する使命です。「福祉や保育で働きたい」という人を増やすことが私たちの使命です。そのための手段として、今私たちが取り組んでいるのが
●理念ドリブンな経営
いかなる場合も最上位の概念は「ミッション」であって、そこに向かって誠実に会社を経営すること。ホワイトに経営していくためにコンプライアンスの遵守も重要で、それが当社のLBC(Lii border check)
●リソースマネジメント
デジタル化して「時間をかけなくていいことはとにかく効率よくやること」「その人じゃないとわからない」という事象をなくす属人化しない仕組み、1つの業務にかける時間を設定して「時間」という有限のリソースを使いこなせるようになること。
●ビジネスマインドやビジネススキルの向上
分析やデータに基づいて建設的に改善を繰り返していくこと。いきあたりばったりや思いつきでなく、確度の高い改善をしていくこと。社内外問わず、ファンを増やせるような行動言動ができること。

です。発展している他の業界が当たり前にやっていることを、福祉や保育の世界では見て見ぬふりをしすぎている。需要が多く、なんとなくやってもお客さんがきてくれることにあぐらをかいている。きちんと会社としての体制くをアップデートすることを置き去りにしている会社があまりにも多い。これでは、若い人が未来を感じない。この業界を選ばない。
私たちがおじいちゃんおばあちゃんになる頃に、福祉で働きたい人いなくなるよ、って思う。

私自身も、正直まだまだ足りていません。ごめん!
Liiが良くなることやミッションの達成につながることなら、人からの指摘も指導も素直に受け入れて即改善したいと思ってる。
このnoteを書こうと思ったのも「自分が思ってるLiiのサービスが、会社と一致してるかわからない」と正直に話してくれたスタッフのおかげです。ありがとう。

Liiのスタッフも、福祉や保育の中途採用のメンバーが圧倒的に多く、知らず知らずのうちにこの業界の「アタリマエ」の価値観で動いていると思います。役職や年齢関係なく、買い手(顧客)や売り手(自分と仲間)のために素直に改善する人たちで溢れる会社にしましょう。そしてこれがマネされて広まっていけば、社会がよくなります。

最後に、私は「日本でLiiを知らない人はいない」会社にするつもりです。Liiが「福祉の新しい働く価値観」や「働き方」を作る先駆者でありたいんです。Liiで働きたいから福祉や保育を志すような人が増える会社にしたいんです。

そして今いるメンバーはみんな、そのLiiを作る人たちです。その集合体が「株式会社リィ」です。一朝一夕でできるものでないことは重々承知しています。でも一朝一夕の積み重ねがなければ未来はありません。

スタッフとお客さんと社会に対して誠実にやりたいと思っています。みんなが誇れる会社を作りたいと思っています。

みんな、私についてきて!
もっとおもろい会社にするから。というか一緒にしよう!

よろしくね!


おしまい!


廣瀬あゆみ



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