【感想編】データをもとに事実を正しくみる習慣を身につけよう

こんにちは、あゆみーるです。

さっそく感想を書いていきましょう(^^)/

実は、なんとも、この本を読破するのに時間がかかりましたよ。えぇ。この本を書店ではじめて見たときの印象をそのままお伝えしますね。

分厚い!表紙シンプル!売るきあるのかおんどりゃー!!!

そもそも、データ数が多いので出典も含めると394ページにものぼります。ぎょえーーー!

まんまと、著者の思惑通りに考えている私に、占い師のようなメンタリストのようなパワーを感じました。

その一部を紹介します。

この本の冒頭で「あなたは、世界に対してこんな勘違いをしていませんか?」と三択式で13の質問を投げかけてくるのですが、私は「よっしゃそのアンケートゲームに付き合ってあげますよ♡うふ」なんて軽い気持ちで答えるわけですよ。

早速解答するのですが(^^)/

2問しか正解しませんでした。すると次のページで著者が「あなたの正解率は33%以下でしょう?ホラ、チンパンジー以下じゃないですか!」と煽ってくるわけです。まったくもってそのとおりで「おっしゃるとおりです。先生。私は今日から弟子になります。教えて下さい。先生!!!!」と弟子入りした状態で本書を最後まで読走します。

データをもとに事実を正しくみる習慣を身につけるためには、人間の10の本能を知り、その対策を講じます。分断本能・ネガティブ本能・直線本能・恐怖本能・過大視本能・パターン化本能・宿命本能・単純化本能・犯人探し本能・焦り本能というこれらの思い込みに打ち勝ち、ファクトフルネスを実践しよう!というのがこの本の主な内容です。

たとえば、ネガティブ本能に着目し、人はポジティブなニュースよりネガティブなニュースに反応しやすいようだと書かれています。1日2ドル(およそ220円)以下で生活する人々のことを極度の貧困と表現すると、1800年代は世界人口のなんと85%もの人々が極度の貧困状態だったのに対し、2017年現在ではなんと9%にまで減少しています!

このデータをみて筆者は「飢餓という苦しみの根源が消え去るのも時間の問題だ。これはすごい!ぜひ、世界中の人々を招待して盛大なパーティをひらこうじゃないか!」と表現すしますが誰も盛り上がろうとしないし、それどころかニュースではまだまだ極度の貧困に苦しむ人々が映し出されている現状があるらしいのです。(らしいのですというのは、私はあまりテレビを見ないので現状のテレビ番組がそういう状況を放送しているのかわからないのです)

他人の不幸は蜜の味なのかただの甘味料なのか、私にはわかりませんが、ネガティブなニュースのほうが人々の不安を煽り番組の視聴率が上がりそうだなと・・・ゲフンっゲフン(失礼!)

まとめると、世界ではポジティブな変化がゆるやかにおこっているというのです。昨日と今日を比べていきなり世界が平和になりました!世界が豊かになりました!というわけではなく、あくまで徐々によい方向へ移行しているので、データをみないとわかりにくい変化なのだそうです。

ふむ、ゆるやかな変化はニュースにしてもインパクトが弱そうなことは、テレビを見ない私でもなんとなく感じるぞ!

●著者の人生がつまっている

この本を読み終わって感じたのは、著者の情熱とそして家族の絆です。ハンス・ロスリングさんはとても素敵な奥さんと娘さん(息子さんだったかな?)とともに過ごし、世界中を飛び回り人々を救い、かずかずのデータと向き合ってきた人生の集大成を1冊の本にまとめられたということです。

この本にはハンス・ロスリングさんという一人の男性の人生がつまっています。そして、ものすごいエネルギーと数字に後押しされた説得力があります。

もし、書店で、以前の私のように「うっわ!分厚くて表紙もパッとしない本だな」「なんとかフルネスってたくさんあって、んー、なんだかよくわからない」と食わず嫌いしている方がいらっしゃったら、ぜひ、ぜひお手にとっていただきたいです。

ぜひこの本で知識のアップデートを!ではまた(^^)/



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