マジョリティも、世間が求める女性像もいらない。私は私の感性を大切に生きたい。
物心ついた頃から、『みんなと同じ』を無意識に避けてきた。
そのことが、家庭の中では“反抗的”とか、“素直じゃない”とみなされて、扱いにくい子どもだったのだと思う。
従順で物腰の柔らかい姉に比べて、理不尽な圧力には反発したくなるし、人を頼ったりするのが苦手で自分でこなしてしまうところも、『女らしくない』と見られてきた。
けれど、
自分の直感や感性に従って選んできた道のりを後悔していないし、
私らしくいられている今が、強がりではなく、とても幸せに感じている😇
だから、子どもたちにも、自分の直感や感性を大切にして、思いのままに生きていって欲しいと思う。
『みんなとは違う』方に惹かれてしまう
子どもの頃、お人形遊びのお供は、
『シルバニアファミリー』ではなく、『3年2組のなかまたち』(←知ってる人いたら嬉しい😆✨)
習い事は、
『ピアノ』ではなく『エレクトーン』
商品選びも、
メインの売れ筋ではなく、端っこのキラリと光る逸品を手に取りたくなる。
(おかげで、お気に入りの商品がよく絶版に😭)
進路選択は、
地元の高校ではなく、市外の進学校を受験し、
国立の理系学部を卒業したけれど、
同級生は大企業の研究開発や分析系へ進む中、小さな出版社への就職を選んだ。
自分でも、天邪鬼だと呆れるくらいだけれど、
『私にしかわからない魅力を発見する喜び』
みたいなところがあるのかもしれない。
自分で何でもやってしまうことは、女らしくない?
機械いじりやDIY、車の運転も大好き✨
離婚して引っ越すときも、
業者に頼めなかった事情もあるけれど、家電以外はひたすら自分で家具を運び、
配線や新たな家具の組み立ても、自分でやってきた。
子どもたちとの旅行も、長距離構わず運転する。
そんな私を見て、父親は、
「お前には、男は必要ないのかもしれないな…」
と、寂しそうに呟いた。
もし、結婚というものが、
世間で言う“男らしさ”と“女らしさ”をそれぞれ補い合うためのものならば、
たしかに、私にとっては必要ない。
ただ、人と人とが、
お互いに高め合い、くだらないことで笑い合い、違いも楽しみながら尊重し合って生きていく、
そんな関係なら、きっと素敵なパートナーとなるのだろうと思う。
子どもたちが、自分の生き方に自信を持てる未来へ
普段、ゆっくりドラマを観る時間がなくて、ほとんど観ることはなくなったのだけれど、
今年の大河ドラマ『光る君へ』には、久しぶりにのめり込んでいる。
主人公のまひろ(紫式部)が、
学問好きなことを「男だったなら」と言われたり、“女性としての幸せ”を得られていないと心配されたり、
現代よりも身分の差が重視されていた時代に、上の立場の人に対しても、臆することなく自分の信念を貫くところに、
激しく共感するし、『私も、私のままでいいんだ』と勇気をもらえる。
男女平等や自由な生き方が、認められつつある今だけれど、まだまだ権力主義や偏見は身近にたくさん溢れている。
子どもたちには、伸び伸びと自信を持って、
自分の感性が示す方へ進んでいって欲しい。
そのために、私自身が、
自分の選んだ生き方を楽しんでいる姿を、見せていきたいと思う。
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