UIUX、ゲーム、グラフィック、コミュニケーション領域でお仕事しているデザイナー。 サ…

UIUX、ゲーム、グラフィック、コミュニケーション領域でお仕事しているデザイナー。 サウナとデザインが好きです

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爆速でAIアシスタント(β)をリリースするために、デザイナーがしたことのすベて

今日、noteの新機能として「AIアシスタント(β)」をリリースしました! このプロジェクトでわたしはデザイナーを担当したのですが、開発チームとしては4,5人ほど、発足から…

鮎
1年前
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noteに入って2年経ったデザイナーの話

noteに入社して、はや2年が経ちました。入社してからやっていることは日々目まぐるしく変化しています。 変化しすぎて「最近何してるの?」と聞かれた時答えにくくなって…

鮎
6日前
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Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@に参加して「観察」を考えた話

年明けにこちらの募集に応募して、2024年1月19日から3月28日までの間こちらのコミュニティに参加しました。Park@はまだ始まりたてのコミュニティで、わたしたちで2期目だそ…

鮎
2週間前
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コンビニを観察して、「らしさ」について考えてみた

ここ直近2ヶ月間ほど、Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@の第2期に参加していました。 Park@では「観察」についてゲストの皆さんからお話を伺ったり、コミュニテ…

鮎
3週間前
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AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

今回のテーマは、「どのようにブランドを守りながら、UXライティングでAIを活用しているのか。」というところです。 note社では、社内のさまざまな領域でAIを活用していま…

鮎
4週間前
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CANON 6Dがちょうどよくておすすめな話

最近、7年ほど使ったメインカメラ、Canon6Dから新しいカメラに新調しました。大学生の頃、中古B級品で6万ちょっとくらいで買ったカメラです。 当時の私にとっては大金で、…

鮎
1か月前
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noteデザインチームのみんなが買ってよかったもの2023

年末ですね!私はこの時期増える、「買ってよかったもの」的コンテンツ、中でもクリエイティブ職の皆さんのこだわり溢れたプロダクト選びを拝見するのが好きです。 そこで…

鮎
4か月前
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心を健康に保つためのご自愛リスト

今は元気なのでいろんなことをモリモリ考えられますが、落ち込んだ時新しいことを考えるのは私にとっては難しいことです。 そこで「元気な時に復帰方法をメモしておいて、…

鮎
5か月前
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ジョセフ・アルバースの授業展、Material, or展、TAKEO PAPER SHOW2023に行って「素材」を考えた話

私は美術館や展示を見るのが好きなのですが、たまーに同時期に見た展示の感想が重なり、より思考が深まることがあります。今回はこの三つの展示でそれが起こり、個人的に興…

鮎
5か月前
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デザイン史マニアがヨーロッパ近代デザインの史跡を巡ってきた旅行記

先日、大学生の頃からずっと行きたかったヨーロッパに旅行してきました。ヨーロッパには、私の大好きなデザイン史において重要な史跡や、デザインミュージアムがあります。…

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鮎
6か月前
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テート美術館展 光 に行ったらデザイン史への理解も深まった話

テート美術館展に行ってきました!最初に言いますがとてもとてもおすすめです。美術・デザイン史の流れが「光」という視覚に欠かせないテーマでとてもわかりやすくまとめら…

鮎
9か月前
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怖くないAIを作りたい。 心理的ハードルを乗り越えるデザインプロセス

この記事では、noteAIアシスタント(β)の開発において心がけた、「怖さを乗り越える機能開発」についてまとめています。 AIはなぜ怖いのか?まず、「AIの怖さ」というとこ…

鮎
9か月前
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デザイナーがITパスポートを受けたら結構勉強になった話

先日、話題のITパスポート試験を受けまして、無事合格しました! 2023年7月現在、ITパスポートというのはこのような形で話題になっています。 こちらは賛否両論あるようで…

鮎
9か月前
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noteにいる専属イラストレーターさんの話

少し前のことになりますが、同僚にこんな記事で紹介していただきました。 いつか私もじつぞんさんの推進力をどこかでお伝えしたいです。どんなこと言われても「やったろう…

鮎
9か月前
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「わからないことがわからない」時の個人的突破法 (UI Crunch for student 登壇資料)

こちらは、2023年6月26日、UIcrunchに登壇した際の内容です。 私が社会人になって感じた一番の壁は、とにかく「決まっていないことが多い」ということでした。 これは以…

鮎
10か月前
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月15冊本を読むための心掛けリスト

私の家では、「本なら何冊でも買ってくれる」という手厚めの福利厚生のような制度がありました。引越しも本との近さが考慮された様で、図書館が徒歩3分ほどのところにあり…

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鮎
1年前
55
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爆速でAIアシスタント(β)をリリースするために、デザイナーがしたことのすベて

今日、noteの新機能として「AIアシスタント(β)」をリリースしました! このプロジェクトでわたしはデザイナーを担当したのですが、開発チームとしては4,5人ほど、発足から3週間、開発開始から2週間でリリースするという爆速プロジェクトで学びも多かったので、リリースのためにやったことをまとめてみます。 提案するまで(1週目)最初はまだAI機能を組み込むことが決まっていない時にお話をいただいて走りだしました。この頃はリリースの目処ももう少し先に立てていて、まずは「AI機能をno

noteに入って2年経ったデザイナーの話

noteに入社して、はや2年が経ちました。入社してからやっていることは日々目まぐるしく変化しています。 変化しすぎて「最近何してるの?」と聞かれた時答えにくくなってきたので、2年間何をしていたのかざっと書き出してみました。最近退職されたさわさんの記事をリスペクトしつつ… 色々なことをやらせてもらえて、毎期刺激的で面白いです。 プロダクトデザインここが私の主業務になります。noteのデザイナーは基本的にチームに一人で配属されるので、最初の3ヶ月間のオンボ期間?の後は基本的に

Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@に参加して「観察」を考えた話

年明けにこちらの募集に応募して、2024年1月19日から3月28日までの間こちらのコミュニティに参加しました。Park@はまだ始まりたてのコミュニティで、わたしたちで2期目だそうです。 短い間でしたが、様々な業種、バックグラウンドの方々と議論でき、またゲストの皆さんの実践している三者三様の視点の「観察」について講義を聞いたり、グループワークや個人ワークで実践していくことができました。 せっかくなので学んだことをメモしておこうと思います。 三人のゲストの方の講義から学んだ

コンビニを観察して、「らしさ」について考えてみた

ここ直近2ヶ月間ほど、Takram発のU30デザイナーコミュニティ、Park@の第2期に参加していました。 Park@では「観察」についてゲストの皆さんからお話を伺ったり、コミュニティのみんなと観察を行うことができとても有意義で贅沢な時間でした。 今回は、その最終課題として行ったものを記事として公開したいと思います。 なぜコンビニ?Park@2期の初回、私たちはまだよく観察について考えたことがないまま、班ごとに分かれ、「コンビニ」「銀行」「駅」について観察を行いました。私

AIとブランドを作る。UXライティングにAIを活用する方法

今回のテーマは、「どのようにブランドを守りながら、UXライティングでAIを活用しているのか。」というところです。 note社では、社内のさまざまな領域でAIを活用しています。 これらAIを活用していますが、AIで全自動で作成してはおらず人とAIが協業しながらやっています。 色々この辺り試している中で、個人的に考えているAIとうまく協力するポイントである「できることを分類しておく」ということと「ブランドを守る」の2点について今回はまとめたいと思います。 1 分類して使い

CANON 6Dがちょうどよくておすすめな話

最近、7年ほど使ったメインカメラ、Canon6Dから新しいカメラに新調しました。大学生の頃、中古B級品で6万ちょっとくらいで買ったカメラです。 当時の私にとっては大金で、元を取ろうとカメラで仕事を始めるきっかけになったり、日常生活でもたくさんの写真を撮ってきました。 6Dは扱いやすく手軽なフルサイズ入門機で、画素数2020万の非常に良いカメラです。他社のミラーレス高級機に乗り換えた時期もありましたが、3分の1ほどの値段のこちらに結局戻ってきました。 そしてなんとこのカメラ

noteデザインチームのみんなが買ってよかったもの2023

年末ですね!私はこの時期増える、「買ってよかったもの」的コンテンツ、中でもクリエイティブ職の皆さんのこだわり溢れたプロダクト選びを拝見するのが好きです。 そこで今年も、弊社のデザインチームの皆さんの買ってよかったものを聞いて買ってよかったもの記事を書いてみました!去年に引き続き、こだわりの買ってよかったものが集まっています。 デスク周りまずはデスク周りです。みんなデスクワーク職なのもあり、買ってよかった商品が一番多く集まりました。中でもデスク周り関係のアイテムを多く出して

心を健康に保つためのご自愛リスト

今は元気なのでいろんなことをモリモリ考えられますが、落ち込んだ時新しいことを考えるのは私にとっては難しいことです。 そこで「元気な時に復帰方法をメモしておいて、必要になったらとりあえず実行する」ことにしています。 今回はレベル別に私の回復方法のメモをご紹介したいと思います。 Lv0. 忙しくても感じない、フロー状態の時こういう時、仕事は進みますが大抵あとから反動が来たり燃え尽きてしまったりします。このような時は仕事のペースを持続可能なペースにしつつ、ご自愛を心がけます。

ジョセフ・アルバースの授業展、Material, or展、TAKEO PAPER SHOW2023に行って「素材」を考えた話

私は美術館や展示を見るのが好きなのですが、たまーに同時期に見た展示の感想が重なり、より思考が深まることがあります。今回はこの三つの展示でそれが起こり、個人的に興味深かったのでメモとして残しておきたいと思います。 またこの3つの展示はすでに終了したものですのでネタバレなどはないはずですが、気になる方は閲覧をお控えください。 ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室バウハウス初期の生徒であり、後に教鞭をとったジョセフ・アルバースの生涯をなぞりながら、アルバースが何を教えた

デザイン史マニアがヨーロッパ近代デザインの史跡を巡ってきた旅行記

先日、大学生の頃からずっと行きたかったヨーロッパに旅行してきました。ヨーロッパには、私の大好きなデザイン史において重要な史跡や、デザインミュージアムがあります。 最高の旅だったのでぜひご紹介したいのですが、私の1万字超えの興奮をよりお楽しみいただけるようデザイン史の語り、もとい布教から始めさせてください。 はじめに:デザイン史は人類の欲求の歴史デザインの歴史の起源とはなんでしょう?例えば縄文時代の衣服や石器はプロダクトデザインと言えるでしょうか。デザイン史の始まりは産業革

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テート美術館展 光 に行ったらデザイン史への理解も深まった話

テート美術館展に行ってきました!最初に言いますがとてもとてもおすすめです。美術・デザイン史の流れが「光」という視覚に欠かせないテーマでとてもわかりやすくまとめられています。 アートを見に行ったつもりでしたが、思いの外デザインへの言及も多く学びが多かったので感想をまとめておきます。 また、引用した画像は全て展示公式ホームページで公開されているものです。 人の探究心すごい本展はテート美術館の作品の中から、光というテーマで作品を集めたものになります。おおまかに光をどう捉えたか、

怖くないAIを作りたい。 心理的ハードルを乗り越えるデザインプロセス

この記事では、noteAIアシスタント(β)の開発において心がけた、「怖さを乗り越える機能開発」についてまとめています。 AIはなぜ怖いのか?まず、「AIの怖さ」というところを考えてみます。 同業者のITあたりの皆さんはもしかしたら、怖いと感じない方も多いのかもしれません。 ですが、私たちがAIの導入を検討し始めた2022年末、ちょっと世間では、AIに関するトラブルや反発も多い時期でした。 これは開発のために当時集めた世間の声ですが、画像生成系AIが出てきて自分の創作の意

デザイナーがITパスポートを受けたら結構勉強になった話

先日、話題のITパスポート試験を受けまして、無事合格しました! 2023年7月現在、ITパスポートというのはこのような形で話題になっています。 こちらは賛否両論あるようですが、「ITパスポートなんてとって意味あるの?」といった疑問の声も少なからずあるようです。 私も受ける前は「まあ私ってばIT業界でデザイナーとして働いてるし?すんなり受かるでしょう〜」と鷹を括っていました。しかし結果、意外と難しくて点数としてはギリギリでしたし、ITを本職にしている私としては割と勉強になり

noteにいる専属イラストレーターさんの話

少し前のことになりますが、同僚にこんな記事で紹介していただきました。 いつか私もじつぞんさんの推進力をどこかでお伝えしたいです。どんなこと言われても「やったろうぜ!!」となるすごいPMで、そろそろまたやったりたくなっています。 が、違う方を指名するのがバトンなので、今回はnoteで専属でイラストレーターをしてくださっている、キムさんをご紹介したいと思います。 キムさんは社員として、noteでいつも素敵なイラストを描いてくださっています。 noteAIアシスタントのイラス

「わからないことがわからない」時の個人的突破法 (UI Crunch for student 登壇資料)

こちらは、2023年6月26日、UIcrunchに登壇した際の内容です。 私が社会人になって感じた一番の壁は、とにかく「決まっていないことが多い」ということでした。 これは以前実際にあった話で、先ほどのAIアシスタント機能の始まった時の話です。PMの方と「noteにAIの体験が乗ったら良さそうじゃないですか!」と話していて、私が「いいですね!やりたいですね!」と言います。 これでデザインが一旦スタートします。決まっていないことが多いですよね。 リリースするかも決まってい

月15冊本を読むための心掛けリスト

私の家では、「本なら何冊でも買ってくれる」という手厚めの福利厚生のような制度がありました。引越しも本との近さが考慮された様で、図書館が徒歩3分ほどのところにあり、本を読みやすい環境だったと思います。 しかし、そのような環境にあっても子供時代、私は読書家にはなれませんでした。本読むのって集中力もいりますし、頭も使うので億劫になりがちなんですよね。 それでもなんとなく本を読んだ方が良さそうという焦燥感で20年弱かけて読書量を増やし、今では月に15冊以上読むようになったので、そ

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