あゆ
2018年実施した/2019年やりたい五感ワークショップ
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2018年実施した/2019年やりたい五感ワークショップ

あゆ

ワークショップデザイン Advent Calendar 2018の15日目として、今年企画・実施した五感ワークショップについてまとめつつ、来年の野望をまとめてみます。

五感ワークショップとか勝手に言ってるだけですが

青山学院大学社会情報学部ワークショップデザイナー育成プログラムの定義によれば、

コミュニケーションを基盤とした知識や技能を活用する参加体験型活動プログラム

というわけで、「体験型」という時点である程度五感を使った活動になることは織り込み済のようなものです。
ただ、自分がこれまで企画してきた場は「インスピレーショントーク→対話」という言語コミュニケーションによる体験が中心だったため、非言語コミュニケーションを意識的に活用した場づくりを取り入れようと「五感を活用したワークショップ挑戦します!」と言うノリです。
元々関心はあったのですが、まさに対話のやりとりで「地域」について考える場の中で参加者から「結局皆で体験するのが早いよね!」「言葉じゃないんだよ」という言葉が出たことで、自分の場の中でまずやってみようと思うに至りました。
元々舞台装置として場がどのように感じられているかということには関心があり、アイデアソンの場でテント張ってみたり(スノーピークビジネスソリューションズ様にご協力いただきました)、会場探しにはこだわってspacemarketをめっちゃ見たりしていたのですが、プログラムデザイン自体に「感じる」ということを意識してみようと考えたのです。
言語コミュニケーションによる場の設計では主に「聴覚」(言語を聴く行為によって)と「視覚」(対話相手を視る行為によって)で問いを感じてもらうわけですが、そこに「嗅覚」「味覚」「触覚」で問いを感じてもらえたら、より深い気づきにたどり着くのではないか。
そう考えたら試さずにはいられないですね。

尺八とコラボで聴覚を強調したワークショップ

春には「古民家で尺八を聴きながら感じたことを対話してみる」という実験を行いました。
ここでは、尺八の演奏を聴いて感じたことを絵で表現してみる、というワークで聴覚視覚を使って芸術への感想という言語化しづらいものを共有するコミュニケーションを行いました。その非言語共有を経て、言語コミュニケーションに至る段階的な設計が問いを深めるのでは、という仮説の元の実験でした。(実験記録はリンク先ご参考)

野外調理とコラボで五感フルにつかたワークショップ

秋に行ったのが、野外でチームでパエリアづくりを楽しむ工程を経て対話につながるという企画です。
調理すること、食べること、それを経ることで本当に五感をすべて使う内容になりました。また、屋外イベントということで季節の感覚も楽しんでいただきました。

触覚 ← 食材を触って選んで、洗って、切って
嗅覚 ← 食材の香り、調理後のパエリアの香り、秋の水辺の香り
味覚 ← 食材の試食、調理後のパエリア実食
聴覚 ← 調理の音(油が跳ねる音、炒める音・・・など)
視覚 ← 食材から段階的にパエリアになっていく様子、秋の水辺の景観

五感をフルに使ってチャネルが開いている状態では、問いが浸透しやすいのではないか。対話が促進するのではないか。という仮説の元の実験でした。(実験記録はリンク先ご参考)

やってみて

それぞれの場にファシリテーターとして立っていて、参加者の中に言語コミュニケーションだけで構成しているときとは異なる感覚が生まれているようには感じられました。
一方で、対話によるコミュニケーションにかける時間は少なくなる分、深めきれていないなというある意味フラストレーションのようなものも感じていたのも事実。
ばっさり二つのワークショップに分割すべきなのか、発散と収束のバランスを設計することで調節できるものなのかはまだ判断しかねるところです。

2019年やりたいワークショップ

今年の経験を拡張する形で、いくつかの実験をやってみたいと思っています。

<真剣に科学してみたい系>
・言語コミュニケーションonlyの場合と非言語コミュニケーションを交える場合とで参加者に与える感覚の違い(脳波計とか使って計測してみたい。。。)

<コラボりたい系>

・情景描写ピアニストの演奏との対話で考える地域の音の生かし方ブレスト


・泊まれる芝畑トマシバで芝を感じながらのアイデア出しワークショップ

・・・などなど。
あと和の食材を再解釈した系のプロダクトを嗜みながら残したい味を考えるとか、香合わせとか普段あまり意識しない感覚を使ってみるのも試してみたいですね。
勿論、それらの仕組みが目的ではないので、問いに対してそれらが使えそうであればやってみたいということですが、問いにつながるチャネルの選択肢として、ある程度汎用的なツールにできる気もしています。
来年のアドベントカレンダーでは、定番パッケージができました!みたいに言えたら楽しいな。


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あゆ
PM女子(ProjectManagement)であり、プロジェクトファシリテーター システム開発からAIシステムPoC、コミュニティづくり、地域活性などすべてのプロジェクトに関わりつつ、旅とカフェとお酒と人と楽しむ 本拠地:https://ramurenkayne.com/