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3年目の担任の先生

長女がこの春、中学3年生になりました。
何度もnoteにエピソードを紹介した長女。
書き始めた頃は小学校6年生でした。
早いもので、、
あっという間で、、とも言えますが、
濃い、長い、充実した4年間です。

受験生です。
初めての受験。

夏休みを迎え、受験の天王山なんて言われる季節ですが
同時に中学校最後の夏を、受験対策とともにどうにか楽しもうと
いろいろ考えているようです。


さて、タイトルにあるように
今回はまたまた【担任の先生】のお話をします。

長女の担任の先生、教師3年目、社会人3年目の、
若い男性教師です。
26歳?だったかな?
長女が中学一年生の時、長女の学年に初任としていらっしゃいました。

その先生が、本年度は担任の先生です。
まずは長女は『J先生が担任だったー!』と、
喜んで帰ってきました。
いや、わが長女は基本的に嫌いな先生という存在がないので、
どの先生でも嬉しそうに帰ってきます。

そんな、長女の担任の先生のお話。


*  *


学年の先生ではあるし、教科の先生ですので、
そして長女の学年3年目なので、存在はもちろん
何度か顔は合わせていました。

まず、4月になると最初の頃に学級懇談会があります。
そこで、担任の先生と保護者が懇談するのですが、
今年も例年通りありましたので、出席いたしました。

その時の、担任の先生のごあいさつの中に
『3年目ですが』
『受験という大きくて大切な年に不安かもしれませんが』
『3年目だけど大丈夫?と心配になるかもしれませんが』
『受験生をもったことがないの頼りないかもですが』
『はじめてなのにソロでご心配だと思いますが』
※長女の中学は基本、担任は2名です。


というようなワードがちらほら。

ああ、、
そういった心配をされていらっしゃるんだなぁと
お話を伺いながら思いました。

何っっっにもそんなこと思わないのに、
何か言われたのかしら?
とすら、思いました。

3年目かぁ、、

3年目、、、、、

、、、、、。


うん??
私の知り合い (?) にも3年目の先生、、、いたような、、

ああ!!!
いた!!!!

T.pu先生だ!


私がnoteを始めて少しの頃に出逢って、
以降仲良くしてくださっているpu先生。
この方も3年目の教師です。
pu先生は小学校の先生ですが、J先生と同じく、大学を卒業して3年目。

ちょっと話がそれますが、
pu先生の記事を是非読んでみてください。
ものすごい読書量と、情報収集の勢い、
思考の量とスピード、仕事に対する真剣な思い、
ふんだんに溢れています。
そのくせ、押しつけがましさや啓発的な内容はなく、
むくむくと成長されていくご本人を赤裸々に表現されているところが、
大変面白いです。


お話、戻します。

『若手』 『ベテラン』
という分け方をあえてするならば、J先生は若手の先生。
確かに、保護者の中には
若手の先生でちょっと受験生なのに心配だわ、
とか
3年生はできればベテラン先生がよかったわ、
などの声、聞きました。

聞きましたとも。

あえてここは、ちょっとここは、、noteだから、
本音を言わせてもらうと、
そういった、保護者の軽いようで重い先生への評価、
何をえらそうに、、、、、とおもうわけですよ。

まずはその人を見ましょうよと。

ほぼ40代であろう保護者を前にして、
落ち着いた表情と声で、時折冗談を交えつつ、
しっかりとしたお話をされる、26歳。

私が26歳の頃は一般企業に勤めており、
社畜のように働いておりましたが、、

こんな状況で、あんな風に、26の頃の私は
10も20も違う保護者達を前に喋れたかしらと、
そんなことも思いながら聴いていました。


全員の自己紹介やら、今後の予定や質疑応答が終わり、
終了した後、先生は私の方に駆け寄って下さり、
『ちょっとよろしいですか!?』と言って、
長女の話をしてくれました。
いや、悪い話ではなく、いい話です。
長女は早い時間に学校へ行くんです。
誰もいない廊下、誰もいない教室、その雰囲気が好きで、
8:15までに行けばいいところ、
7:45には教室に着いているようです。

で、その長女がいそいそとお掃除をしているとか、
他の教室のカギを開けてくれているとか、、
その長女さんの行動が僕は好きです、と。

『なんていうんですかね、掃除をしててえらいとか、
そういうのではなく、誰かのために、という姿勢なんですよね』
『見てたり話したりしていたらそれが伝わって、、
お母さんにお会いしたら、絶対言おうと思ってたんです!』

と仰ってくださいました。

純粋に嬉しかったし、その伝え方、それが、
本心から伝えてくださってることがわかり、
そんな風に子供たちのことを観察してくださっている、
その丁寧さに頭が下がる思いでした。

そんな風に見てくださって、ありがとうございます。
そうお答えしました。
『ありがとうございますは、こっちのセリフです!』
って笑っておられました。


*  *


そして初夏。
今度は、個人懇談会がありました。

今回、我が家は最終日の一番最後。
15分程度の時間と伺っていましたが、
気づけば50分もお話していました。

私はこの時、絶対に先生にお伝えしたかったことがあって、
それは先述した『3年目なんで、、』と言いながら、
申し訳なさそうにしていたあの学級懇談会のこと。

先生はああ仰っていましたが、
私や娘としては、そんな風に微塵も思っておらず、
むしろ”3年目の先生にしかできないこと”が絶対にあるし、
10年ちょっと前の高校受験をまだぎりぎりカラーで記憶されていることも
あるのではないですか?と、
お話したところ、先生はご自身の高校受験エピソードや、
中学3年生の頃の思い出を語ってくださいました。

どんな先生だって、
いやどんな大人だって、中学生のあの時とは地続きなわけで、
歩んできたことで得た知恵や工夫を、
次世代に伝えることでリレーしていく、そんなイメージで、
子供たちに丁寧に接したいものですよね、とちょっと意気投合しました。

若手だからと、尻込みしないでほしいし、
何年もやってるからって、偉そうにするのもちょっと違和感。

それぞれの『今』で、最適、最善を考えて子供たちを包括してくれたらと、
私は改めて思いました。

受験のシステム的なところは、経験のある先生に伺えば済むこと。
J先生は、学級通信を拝読しても、
長女からの話を聞いていても、
直接お話させていただいても、
丁寧さ、熱い心、いい意味での若さフレッシュさ、
そして賢さがよくわかります。

子供たちが大好きで、
幸せを願ってくれていることがすごく伝わる先生。

自分の気持ちを表現して伝えてくれるから、
分かりやすくて、話しやすくて、
味方だって言ってくれて、大好きだと長女も言います。


1学期が終わったばかりですが、
4か月の間に、定期テストをはじめ、
修学旅行や校外学習など、大小の行事で大忙しでした。

思春期真っ只中、拗らせ世代の中学3年生ですが、
笑顔と活気に満ちた元気なクラスを作り上げ、
一生懸命こなしてくれる担任のJ先生。
1学期ありがとうございました◎


*  *


私はよく、子供たちの先生について記事を書きます。
忘れないようにするための備忘録という側面もありますが、
こんな風に、一保護者として感謝しているんですという気持ちを
『学校の先生』のお目に触れることができたら、
そんな気持ちもあります。


それにしても、
受験生って大変ですね。
それこそ私の高校受験は四半世紀以上前ですので、、
こんなんだったかなぁと長女を眺めながら思います。

私ができることは、体調管理や衛生管理、愚痴聞きくらいなので、、
本年度は自身の体調管理もして、床下から全力で支えたいと思います。

とりあえず、コイバナで盛り上がるのが最近の息抜きで、
聞いていてものすごく楽しいです♡

受験生のおうちのみなさん、
受験生の担任のみなさん、
そして受験生のみなさん、
良き、熱い、後悔のない夏を。


最後までお読みいただきありがとうございました♡

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