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自分を喜ばせる「情報のつくりおき」の作り方

とあるお仕事をお手伝いしていたとき、イベントのトークゲスト候補リストを出して欲しいとの依頼があり、自分としては、思いつくままにパパッと出しただけのメモ程度のリストを提案してみました。
イメージとしては、作り置きしてある常備菜をお皿に出すだけみたいな感覚です。

私の意図としては、まず相手の求めている方向性を確認後、本格的にリストを詰めていこうと思っていました。

でも、相手のリアクションは私の想像とは違い、リストの数や提案のスピード、またゲスト候補のジャンルの広さに驚かれてしまいました。
結果、そのメモ程度のリストから、メンバーののアイデアも加わり、参加者にも登壇者にも喜んでもらえるイベントを実現でき、インプットの多い、とても魅力的な時間をつくるお手伝いができました。

その時に、自分よりも若い世代の方から、「どうやったら、そんなにたくさんの情報を集められるんですか?」というようなことを聞かれました。
デジタルネイティブ世代からの言葉は、かなり意外でしたが、ちょっと嬉しくもありました。

普段のスキマ時間でのネット斜め読み活動が、知らないうちに頭の中で「情報のつくりおき」になっていました。
仕事とは全く関係ないと思っていた普段の何気ない、ただ好きでやっている行動から生まれた「情報のつくりおき」が人の役立ったり、誰かを喜ばせるなんて全く思っていなかったので、この出来事は私自身とても嬉しかったです。

そんなことを思い出しながら、新型コロナウィルス感染症が世界を飲み込み、混乱や不安があちこちで渦巻く今。私にできることは何か、考えてみました。


現在、様々なマスメディアはコロナの危険性や今起きている世界の惨状を伝えることに重きを置いています。
必要ではあるけれど、ネガティブな情報に日々囲まれてしまうと、私自身「コロナ疲れ」が出始めていました。

まるで3.11の時のような、先行きの見えない不安に消耗されていく感覚。
あの大震災の時、私は単身、東北地方で仕事をしていました。幸いなことに命や生活が脅かされるような被害はほとんどありませんでした。

しかし、しばらくの間、実家にも帰れず、友達にも会えないような中、余震が続く状況での生活は、大きな不安もありました。

しかし、基本元気な自分は、「元気でいることで世界を支えなくては。そのためにはいつも通りの日常を過ごすことが大事!」と思い、ある一定の必要な情報を得たら、ネガティブな情報が入らないようにシャットアウトし、自分が喜ぶ、楽しい情報を意識的に集めていたことを思い出しました。


そこで、自分会議の結果、出た答えは2つあります。

「ちょっと先の未来の楽しみをつくること」
「自分を喜ばせる情報の集め方をシェアする」

現在フリーランスである私は、何の補償もない中、自分で自分を守る方法として、できるだけ感染リスクを減らせるよう、在宅勤務を選んでいます。
ポジティブに捉えると、考える時間や調べる時間が、いつもより増えました。
おかげで、頭の中の断片的なたくさんのアイデアを企画書としてまとめつつ、様々な人たちの力を借り、スピードを上げて形にすることで、子どもにも大人にも届くような様々な形で還元していこうと思っています。


その一方で、私個人として、もしかしたら、誰かの役に立つかもしれない、自分が喜ぶ「情報のつくりおき」の作り方をこのnoteでシェアしてみます。

誰にどう届くのか。そもそも、そんな、需要があるのか。。。
全く分からないけれど・・・分かる人に分かれば、伝わる人には伝わったら、顔も知らないけど、どこかにいる誰かの力になれたらいいなと思い、書いてみました。
ご興味ある方は、最後まで読んでもらえると嬉しいです


その1:自分の「好き」を知る

なんでもいいんです。
自分の好きなこと、人、食べ物、場所、お店、洋服、音楽、漫画、映画・・・とにかく好きなモノを頭に思い浮かべます。

その後に頭の中の整理整頓もかねて、情報が見えるようにします。
ノートや手帳に書き出してもいいし、スマホやタブレットにメモしても良いです。ここもお好みで!

コツとしては、机に向かってやるぞ!ってなると逆に面倒に感じてしまうので、私のオススメは、移動時間やお湯が沸くまで、洗濯が終わるまでなどの日常のスキマ時間でパパッとやってしまいます。
好きなものを考える時間は、結構楽しいものですよ〜


その2:SNSでフォローする

情報収集する際、私のオススメSNSはTwitterです。ここから先は、Twitterを使った情報収集について紹介していきます。

まず、上記の「自分の好き」に関連したアカウントをフォローします。

フォローするアカウント選びのポイントですが・・・
例えば、自分の好きなものの対象が映画・音楽・漫画・小説・テレビ番組などの場合、作品やレーベルの公式アカウントと併せて、制作側(監督・プロデューサー・ディレクター・俳優・モデル・タレント・芸人・脚本家・作家・漫画家・アーティストなどなど)も一緒にフォローするのをオススメします。
作品などの基本情報以外に各個人の目線が入ったツイートやリツイートに触れられるので、興味の幅を広げるきっかけになる情報に出会う可能性が広がるからです。

TwitterのTL(タイムライン)上にはフォローした人のツイートのみが流れるので、某検索サイトなどの閲覧数や検索履歴によって提案されるネット記事を見に行くよりも、より自分好みの情報が見つかりやすくなります。(←あくまでも私個人の感覚ですので、あしからず。。)

また、お好みによりますが・・・公式Twitterのアプリよりも、Echofonというアプリは無駄な情報(オススメユーザーやら広告など)が少なく、シンプルなUXデザインで情報がとても見やすいのでオススメです。
Twitterは公式以外にも閲覧用の様々なアプリがあるので、自分のスマホ環境やデザインなどを軸にして自分好みを探すのも、情報収集のはじめの一歩としてはやりやすいかなーと思います。


その3:気になったものは、とりあえずお気に入り

ここまで準備できると、何もしていなくてもTwitterのTL上に毎日、自分好みの「情報の海」が現れます。

フォローするアカウントにもよりますが、Twitterはツイートの発信頻度が高いので、恐らく、どんな方のTL上にも毎日、あっという間に情報が溢れます。

TL全部を読もうとすると、かなり疲れますので、やめましょう。。。

あくまでも、自分を喜ばすための活動なので、毎日見る必要もありませんし、気が向いたらでも構いません。
それぞれの生活スタイルに合わせてできる範囲でTwitterを使ってみてください。

ここで大事なのは「斜め読み」です。
ポイントは、じっくり読まずになんとなく眺めるだけで大丈夫。
ささっとTLをスキマ時間で眺めつつ、気になったツイートをとりあえずお気に入りにします(Echofonだとハートマークをタップするだけ)。
先ほど紹介したEchofonは、お気に入りツイートが別のTLでまとめられるので、後でじっくり読むことが出来ます。



以上です!

あとはお気に入りの記事をじっくり読んだり、スキマ時間にTLを眺めるだけで、情報を集めることができ、ツイートをお気に入りにするだけで、自分だけの「情報のつくりおき」が完成します。

SNSの普及は今だに賛否両論ありますが、私にとっては大大大革命でした。
自分の好きなものがサクサク簡単に見つかる。しかも手のひらで。

実際、私はTwitterで情報収集をするようになってから、自分の好きな演劇やお笑いライブの当日券情報を見つけて諦めていた公演を偶然見ることができたり、変な動画や漫画に笑わせられたり、顔も知らない人の優しいエピソードツイートやリツイートにほっこりしたり、すぐには会えない距離にいる友人とメールや電話するほどにもない、くだらない話ができたり・・などなど。
自分にとって、より必要で重要な情報を集めることができています。

私にとって、Twitterを始める前に比べて自分を喜ばせる「楽しい情報」に出会う頻度が格段に上がりました。実際、QOL(Quality of life)も上がった気がします。
私は日常を楽しめるコツを、Twitterというプラットホームを通じて見つけることができました。


こんな状況だからこそ、日常を大事に丁寧に。
どこかにいる誰かが、ちょっと先の未来に楽しみを見つけるヒントになれば嬉しいです。



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