人の幸せのおはなし。〜ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」感想〜

こんばんは!やむです。(名前を変えすぎですが、これで固定していこうかと思っています)

さて、久しぶりの記事はドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の感想と私の思いを書いていこうかなぁ、と思います。
※最終話までのネタバレを含みます!

火曜9時、フジテレビで放送された2021年の春ドラマ。私、テレビはあんまりまじめに見ないんですが見逃し配信は必ず見てるので、そこで「#まめ夫」というドラマがあることを知りました。

脚本は坂元裕二さん。私の大好きな脚本家さんです。
坂元さんが脚本を手がけたドラマは大体ハマってしまいます。ちなみに私は「スイッチ」というドラマがお気に入りです。Netflixで視聴できるので、ぜひ!

話が逸れてしまいました。
まめ夫に話を戻して…

◯ バツがつく、とは

上のリンクのイントロダクションにもある通り、このドラマの主人公である大豆田とわ子は、離婚を3回経験しているという、少し特別な経験の持ち主。
でも今の時代は、離婚経験がある人って結構多いですよね。身の回りの大人はほぼ“バツ”がついています。
きっとそれって、結婚という誓いの形が柔軟になってきたからなんでしょうね。良いことなのか悪いことなのかは、その人にしか分からないことです。その人の人生が、結婚と離婚を経験したことによって、少しでもいいものになったのなら結果オーライだし。
だから作中でかごめちゃんが言ってた「離婚は自分の人生に嘘をつかなかったっていう証拠なんだから」っていうセリフは、すごく的を射ていると思います。
良し悪し、ってことじゃないんですよね。


◯ 人の幸せを願うことに理由は要らない

離婚後も三人の夫たちは、とわ子の幸せを願っています。そして何より、彼らはとわ子のことが大好き。まあ、その幸せを願う感情の中に少しでも「自分ともう一度やり直せないか!」なんて感情もあるかもしれませんが、最終的に彼らは「大豆田とわ子が最高である」という解を導き出しました。それはつまり、人の幸せを願うことに特別な感情なんていらないってことなんだと思うんです。愛してるから幸せでいて欲しいとか、逆に離婚という過去のせいで人の幸せが願えなくなるとか、そんなことはない気がするんです。
ただ、あなたが幸せでいてくれれば。
こういうことって、別れた人以外にも、遠く離れた友人にも届けられることだと思ってます。全部同じ。

そして、ドラマ最終話のとわ子のセリフ。

「私の好きは、その人が笑っていてくれること。」
大豆田とわ子と三人の元夫・10話より

男女が並ぶと、恋なのか友情なのかって聞かれたとき、おそらく恋の方を連想する方の方が多いと思うんです。
この、恋でもなく友情ともちょっと違う気持ちは、ただ単純に「あなたが笑っていればそれでいいや」という想いのことで。

これは私がかなり前に書いた記事なのですが、やはり友情などを超えた先に「この人たちには笑っててほしいよ」という思いがどこかにあるんです。それは男の子も女の子も、年齢も関係なくみんなそうであってほしいと思うんです。
単純な理由でいい。難しいことを言う必要なんてないんだなあ、と思いました。

ドラマってすごいですね。人が言いたいことを、全部言ってくれて、それを素敵な俳優さんたちが演じてくれる。こういった高等な仕事が、私のような庶民でも見れるような時代に生まれてよかったです。


と、まあかなりざっくりした感想でしたが、私が言いたかったことはこの二つでした。言えて良かったです。
大豆田とわ子は最高だし、かごめちゃんや唄ちゃん、元夫たちだって最高なんじゃないかな。あれほど人に幸せを願われている大豆田とわ子って、やっぱり“スゴい人”なのかもしれませんね。
彼らが紡ぐすべての言葉に胸を動かされました。

このドラマを見ていると、失くしていた感情が浮き上がってくる瞬間が必ずあると思うので、とってもとってもおススメします。

なんか可愛い写真だったので、貼っただけです

次は何書こうかな!
読んでくださりありがとうございました。おやすみなさい。

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