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すもも も 桃も 桃のうち

フランスは8月に入り、次々とお店が閉まり、本格的なヴァカンスモードに入りました。
お店が閉まる…といっても、1週間とかではなく、ほとんどが8月いっぱい休むようです。

シンプルに7/31日から8/29日までお休みとのこと。

こちらは何か、格言のようなものを残して、7/31日から8/22日までお休みみたいです。
バカンスとは、特にやる事はないけど、一日中何かをすることが出来る…?何だかよく分かりませんが、かっこいい風に、働かない宣言です。

パリ行きの電車も、8月まで運休。
日本でいうなら、横浜→東京間が、1ヶ月運休するといった類いです。こちらは、代替路線はありませんが。これも、8月だから仕方ない、らしい。

挙げ句の果てに、今日は出掛けようとしたら、家の前の道路で工事が始まってました…
もちろん、通行できません。
駐車場は幸い、少し離れたところだったのでよかったですが、これも8月だから…

って、なんなのよーこの国は!!!
と、滞在も終盤に近づいていますが、まだまだ驚きの連続です。

買い物に行っても、店員さんもやる気ゼロです。むしろ、日本人と知り、
「あぁ、あの休みを取らない平たい顔民族ね…」
と、憐れみのトーンで接されます。
ある人は、
「オーラーラ!!!あなた達は一体、なぜ生きているの?!」
と、哲学的な質問をいきなりぶち込んできました。
本当に、彼らはバカンスのために生きている、という事を今さら実感しています。

さて、8月に入り、売っている果物にも少し変化が出てきました。
桃の仲間がたくさんいます。

こちらは、ペッシュ プラ。平たい桃です。
中は、日本の白桃で、美味しいです。

左はいわゆる、桃。
中は黄色で、白桃より酸味があります。
右は、ネクタリン。
桃の仲間です。つるっとしています。
種が取りやすくて、中は黄色か、オレンジ。
こちらも酸味があります。
そのまま食べるより、ヨーグルトに入れたり、ジャムにします。

ミラベルです。
西洋すももと呼ばれています。フランスの初秋のフルーツ代表で、そろそろ出始めます。
上品な甘さで美味しい!

今年初挑戦の、レーヌクロード。
8月頃から市場に出回るそう。見た目は梅です。
酸味よりも、甘味が強く、いくつでも食べられる美味しい果実です。
フランスではこの季節の定番です。

街は閑散として夏休み本番ですが、市場の果物売り場は秋に向かっています。
バカンス中の店主たちが帰ってくる頃には、すっかり季節が変わっているのかな…

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